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OSTRICH FEATHER BOA

お前の意見は求めん。

sweet sweet sweet flap wings123/1

2015-12-31 19:45:11 | Weblog

今年も終わるので少しだけ書こうかと。
ここ2年くらい、ずっと自分がどうしたいのかを考えていました。年齢が良い年齢を迎える中で何がしたいのかをずっと探していて、その道をどうするかのためにあることをしていました。でも答えがそこにあって、僕はずっと自信がなかったんですね。厳密には逃げていたんだと思います。その逃げる習慣がそれがいつの間にか染み付いているんですよ。結果何にも自信が灯せない男になってしまった。
遠回りして僕は答えがダメだった時とそのことにずっと2年くらい時間を使っていました。でも、それをやっている時は全力で仕事終わりに学校行ったりとかしてたんですけど、実ることはなかった。8月の話ですよね。ただ、周りの人が休暇どうしようとか、恋人とどうしようとか満喫している中で、必死に自分自身に向き合っていたのは事実です。なんで俺ばっかりがとずっと思ってたし、それが結局実ることが無かったとしても、僕は全力で全てを賭してそして全力で負けた。まあ3次試験まであって、最終でダメだったんですが。過程の中で、「努力は人を裏切らない」って言葉、少しだけ分かる気がしました。「挫折」なんてものを経験したのも初めてでした。で、その結果が失敗でも、全力を賭したものは得れるものがあるということが今年一番学んだ大切なことだった気がします。
そして実は転職したんですね。契約社員みたいな仕事をしていたんですけど、まあ任期の更新の話も来てたんですけど、正社員として働ける部分や、給料の部分、それから身分を安定させるという現実的な視点から、早めに移った方が正解だろうと考えた次第です。う奇妙な人事異動で上司が異動したり、新しく新人がきたり、逆に僕がいなくなったりと色々なことが起こる中で、さらにその答えは結局その宿命みたいなものから逃れられないんだなと、しないと納得できないんだなということを無意識に実感しました。だから、怖くて怖くてしょうがいないけど、少しだけを歩を進めることにしました。
8月くらいからバンドを始めています。コピーバンドなんですけど、皆上手い人ばかりで、緊張しているんですけど、とにかく来月ライブがあるので、そこに向けて意識を高めています。表現の世界に、自分も身を賭してみようと思います。社会的に求められる立場の中にいて、その中でトップに立ちたいという願望がある自分と、深層心理から持ち続けている答えを、逃げるのではなく両方とも受け入れる。そのための準備を今年色々やってました。
10月~11月にかけてExcel訓練を行い、12月からはパーソナルトレーナーとマンツーマンでトレーニングを開始しました。足腰から凝り固まった筋肉をほぐすとともに姿勢矯正と筋力を的確につけるためです。マシンでやってたんですけど、あまりに筋力がつかないので相談したところ、そもそも適切な体型をキープしないと全体に適切な筋肉をつけることはできないとのことで、基礎の基礎からやってるようなものです。なので、最初自分の余りの柔軟性のなさに驚きました。でも、足腰の限界を追求している感じがあるので、やっててきついんですけど、体が軽くなる感覚があって楽しいです。
それでも前に進めることができたのは、出会ってきた人たちの優しさやその繋がりの中で自分のことを一瞬でも応援してくれる人の有難味を節々に感じたからです。なので、僕の中での座右の銘は、「一期一会」を持っています。相手に求めることは半ばあきらめている現実はあるんですが、それでも自分は意識を持ち続けようという意味でもあります。

ライブの感想...色々行ったんですけど前半はAngeloに1,6月しか行ってなくて。sukekiyoとacid androidのツーマンで刺激的な世界を堪能して、7月と11月にMO SOME、indigo la end、まさかの活動休止のSadie、8月はDECAYSのライブのために大阪へ行き生声を聴き、9月には2年ぶりにINORAN、4,5年ぶりにKING BROTHERSとボットンズを見てロックンロールに魅せられて、lynchとムックのツーマンで初ムックに参戦し、DIRのために広島まで行ってain'tを初鑑賞。初めての会場に行ったあとは最後のライブとなったZepp福岡で鑑賞。まさかのDie MCを聞けるなどのサプライズを挟み込んで、翌日には疲れた体で超満員のGLIM SPANKYのライブでさらに疲れた。10月はemmureeとH.F.Pの濃厚なツーマンで10年ぶりにaieとkazuを見て感激し、lynchのために福岡と熊本まで行き、地方に行くために休日を取るのは勿体ないと考えはじめ、chouchou merged syrupsの4バンドライブでは地元の熱いバンドを数多く体験し、sukekiyo大阪2daysで2日目朝9時にカプセルホテルをチェックアウトしたものの開演時間まで全くすることがなく大阪城まで行った後、昼3時頃に梅田で媚空を鑑賞し、そのまま開演までbook offで時間を潰してました。一旦遠征に行くのはやめようと決意しました。お金もかかるし、そこまで行くほど好きじゃないんだなということを実感しました。bonnie pinkのライブは楽しめましたがたぶんもう行くことはないでしょう。そして12月のAngeloで年内ラストを迎えました。対バンライブは今年は多くて、本当に色々なバンドを知ることが出来て良かったけど、やっぱり自分の好きなジャンルってあるんだなって実感もしました。
R.I.P レミー。極悪レミーであなたに触れて、僕はロックンロールって言葉一番似合う方だと思っていました。青春をありがとう。

映画はスペクター、仮面ライダー、MOVIE大戦、MOZUとかに行きました。思いの外仮面ライダードライブサプライズフューチャーは面白かったです。MOZUは最後になって中途半端な印象になってしまった感があります。あと、WOWOWドラマを夏から見ていて、しんがりってドラマが一番印象に残ってます。あと「誤断」。「5人のジュンコ」は結局最後に何がしたかったのか全く意味が分かりませんでした。真実が知りたいって言いながら結局真実が明らかに鳴っていないというオチありきのドラマという印象しかありませんでした。

僕の中でライブに行くってのは最高の趣味であり、娯楽であり、刺激をくれる場所。だから行ける限りのライブに今後も行くことが大切なんだと。まあ今回いろんなジャンルに行ったので、自分の方向性というのが分かってしまった感があります。それを何処まで受け入れて広げられるか、が来年の課題だと思います。といっても3月くらいまでのライブ決まってるんですけどね...
あと、ポエムは深層心理の弱さや傷をこれからも書き続けていくつもりです。
かつてDIR EN GREYがすべてだったころ、考え思想感情まで崇拝していた時期があったんですけど、それはすべてではない、僕は彼らにはなれないということを認識してます。逆に彼らも僕にはなれないので、だったら自分で作っていくしかないんだってことを。僕の人生、歩んでみます。そのスタートの2016年にしたいと思ってます。よいお年を。

 

 

 

12/23
月の詩/咀嚼/Cause of ficklness/hidden one/鱗/輪郭/Phenomenon/zephyr/禍夜想/The Devil in I/濤声/懐春/Behind a vacant image/眠れぬ夜/The inferno/Chain repusion/Midwife/The Negative One/Revelation of mankind/Sustain the untruth/空谷の跫音/focus/銀ノ月/てふてふ/Un deux

12月のLove song/You Go Your Way/EVOKE/aftermath

12/30
even if/elisabeth addict/Behind a vacant image/zephyr/latour/WHITE SONG/Nice'n Slow/輪郭/濤声/懐春/告白/BE STRONG/Phenomenon/My Dear/VAMPIRE'S LOVE/After the Party/You Go Your Way/BLIND/銀ノ月/眠れぬ夜/てふてふ/FACTOR/ポーカーフェイス/fake star/Cause of ficklness/Chain repusion/Midwife/INCUBUS/Revelation of mankind/Angel's tale

いつかのメリークリスマス/CHASE/FAITH/EVOKE/PRGORAM/Angel's tale-english ensemble-


Angelo Tour 2015-2016 THE RESULT FROM PHENOMENON  @福岡DRUM LOGOS

2015-12-26 21:18:57 | Weblog

「FACTOR」「RESULT」をリリースしたAngeloのワンマンライブに行ってきました。
奇しくも今年は1月に「THE BLIND SPOT OF PSYCHOLOGY」、6月に「CREATING A SINGURALITY」と半年ごとのスパンで年間に3回も参戦することとなり、2015年で1番ワンマンライブに参加した数が多くなりました。年内最後のライブとなったわけで、始まりと終わりが同じというのも面白いなと思いながら、最後のDRUM LOGOSへ。開演時予定刻を5分ほど過ぎたところで暗転。

SE
1.FACTOR
2.URGE
3.Experiment
4.SELF AWAKE
5.狂人
6.Collapse parede
7.RESULT
8.Pendulum Clock
9.DAY OF THE END
10.AI(Artificial Intelligence)
11.BLACK FLAG
12.CALL
13.THE CLOCK OF ULTIMATE
14.ULTIMATE WORLD
15.White fury
16.OUTBREAK
17.PLOSSIVE
18.MADMAN MAKES QUANTAM VARIETION

ENCOLE
19.螺旋
20.Crave to you
21.想像の楽園
22.Deep Psyche
23.FAITH
24.PROGRAM

 PHENOMENON=現象という意味ですが、FACTORから始まる一連の今年の流れは、この「FACTOR」「PHENOMENON」「RESULT」という言葉に集約しているんでしょうね。今回のツアータイトル「THE RESULT FROM PHENOMENON=現象故の結果」とかそんな意味ですが、個人的にはアルバム「PSYCHE」~2本のツアーと来てまたここで新しい世界に踏み込んだ世界観がミニアルバムとして、それをさらに披露していくことにより生まれる現象=ライブという認識で受け止めました。「RESULT」はアルバムのRESULTもあるんでしょうが、そこに至るまでの到達点=RESULTっていう解釈もできますね。

 今回は照明演出のみとなったライブ。「FACTOR」から始まった本編ですが、ライブで数回披露されていることもあるのか安定したグループが出来ていました。続いて「URGE」と進行していきますが、この余り聞き込まなかった「URGE」が凄くカッコいいなと思いました。そこから「Experiment」「SELF AWAKE」「狂人」「Collapse parade」と激しい曲の連打でヘドバンの嵐。キリト氏も「キ〇ガイになれますか!!」と過激な煽り入れて、楽曲の雰囲気、グループが既に変化していました。どんどんと引き込まれて行く感じで進行していきます。
 前回のライブツアーからアウターを脱ぐようになったキリト氏ですが、今回も同様で「FACTOR」の収録曲を演奏し終えるとアウターを脱ぎ捨てて「またここから新曲披露していくけどついてこれますか!!」と煽って「RESULT」の楽曲へ突入。ここから収録曲順に披露していきました。
 個人的に「FACTOR」の楽曲がこれまでのAngeloの要素を残しつつもギターリフなどが激しめな部分が際立っていたのに対して、「RESULT」は逆に打ち込みの部分が目立っていたというか、段々と楽曲の世界がライブという空気を通して広がっていく感じで、こっちの方が「新しい」と感じました。「PSYCHE」での取り組みが「FACTOR」を経て一つ完成に至ったような感触でした。今回はシングルリリースとは異なって、あくまで「FACTOR」で一つ完成させた上で「RESULT」に取り掛かっているので、相関関係みたいなものが如実に出ていると思います。
 理系ではない僕には歌詞の世界観を全て把握することは出来ませんが、「FACTOR」や「Pendulum Clock」の中にある「並行する次元」「並行した宇宙」という言葉から読むに、BABELからPSYCHEまでの世界観は繋がっているけれど、また別の並行した世界を表現したものを感じていいと思います。共通して感じたのは人間の業みたいなものを歌っているなということですかね。選択次第で善にも悪にも捉えられるというか歌詞は複雑と思いますが、根本的に伝えたい核のようなものは変わってない、これまでリリースしたアルバムの要素が凝縮されている気がします。網膜で見る世界、思想信条、深層心理...。FACTORとRESULTの歌詞世界って、繋がってるけど角度をそれぞれ変えてるんでしょうね。「Pendulum Clock」って振り子時計の意味ですし、「DAY OF THE END」とかは「変わらない結末に向かっていこう」と諦めのような歌詞になっているし「AI」も人口知能というより、「他人から刷り込まれた認識に思考を淘汰され思考停止状態になる」みたいな印象を持ちました。「RESULT」の歌詞の「創った世界」という歌詞と、「Pendulum Clock」の歌詞の中に「デザインされた輪の中」という言葉がありますが、これってジャケットのデザインなんじゃないのかと。別の角度だと要因になり得る人間もいれば、逆にそれに倣う人間もいるわけで、そのあたりが「狂人」「BLACK FLAG」に繋がるんじゃないかと勝手に思ってます。ただ最後の曲だけがベクトルが違うのが大きいのかなと思います。「Collapse parade」の中に「永遠のループ」って言葉があるので、たぶん何一つ変わらない世界を歩むのに対して、「CALL」は自己をUnknownへ解き放つ印象を持ちました。そしてたぶんキリト氏が臨むものは「CALL」に集約されているとライブを見ながら感じていました。
 名前の通り「FACTOR」がベースになっていることは間違いないし、そこからどう広げていくかってところで、「RESULT」に至った。そういう意味じゃ「RESULT」の方がより現在のAngeloに触れているという感覚かと思います。ラストの「CALL」ではKaryu、ギル、KOHTAでのトリプルコーラスも披露していました。
 2枚のミニアルバムをどのように組み立てるのかが気になっていましたが、「FACTOR」「RESULT」と連続して曲順通りに披露していくこれまでのリリースツアーと同様の展開でした。ただ、結果的にはこの流れがベストだったと思うし、何より個人的にこれまでのAngeloのライブで一番集中して臨んだ記憶があります。というのも新曲をフルで12曲聞くこともありましたが、「PSYCHE」以上に複雑な曲展開や打ち込みとの融合、世界感など更に深淵に構築していて、アレンジがまた進化してるんですよね。特にドラムのアレンジが変わってきていると思います。FACTORのインタビューでキリト先生が語っていましたが、歌詞も複雑なんですよね。昔のPIERROTの頃にもあった理系的な歌詞がさらにここに来て際立った感があります。

 ここからはキリト氏の「俺視力良いから後ろの方も見えてるんだよ、もっとイケるでしょ?俺は君達が普段仮面被っているけど本当はキ○ガイなのをよく知ってるから。そのゆがんだ笑顔が... ここで後悔残したらキリトが終わった後も追いかけにいっちゃうよ!」などとテンションが高くなったためか何故かお姉言葉で終始MCをやってました。そのまま「THE CLOCK OF ULTIMATE」へ再開し、偶然なのかULTIMATE繋がりで「ULTIMATE WORLD」が披露され、まさかの「White fury」そして「OUTBREAK」と前回のツアーでやらなかった楽曲を立て続けに演奏。個人的に「White fury」が凄くグッとくる演奏でした。さらにキリト氏が「ぶっ壊すぞ!!」みたいな煽りを挟んで「PLOSSIVE」そして「MADMAN MAKES QUANTAM VARIETION」で本編終了。

 アンコールはまた久々の「螺旋」「Crave to you」を演奏。「Crave to you」は改めてメロディーと歌詞が凄く好きというか、ほかの楽曲と雰囲気が違っている...優しさみたいなものがにじみ出ていて好きなんですよね。あんまり何度も定番でする曲でもないんでしょうけど、その分重みが出てくるというか。「想像の楽園」はここにきてライブの定番曲に昇華できた感がありました。「脳みそをトロトロに溶かしてください!!」というTAKEOやKOHTAのMCや、何故かKaryuが煽ろうとして声が裏返ってしまうなどの笑いのハプニングが起こりつつも、最後は「ぶっ壊すぞ!!」の煽りから「Deep Psyche」「FAITH」そしてなんとオーラスは「PROGRAM」という斬新な選曲で終演を迎えました。最後の最後まで自分自身を切り込んでいくというAngeloらしい挑戦的なセットリストでした。でも「PROGRAM」のラストって暴れるのではなく、歌うのでもなく、一つになる感じっていうのがあって、また新しい景色が見れた気がして、これはこれで自分的にオッケーでした。終演後にメンバーでお礼をして「福岡最高 お前ら最高!!」の言葉で終わりました。

 MCのどこかで「最近リリースが続いてるから少しゆっくりしても良いんじゃない?という声が出てきまして、分かりましたと言いながらミニアルバムを2枚出すことを決めました。結果的にこれまでの中で一番大変だったと思いますが、まあやり切りました」みたいなことを言ってたんですよね。来年は10周年を迎えることもありどうなっていくのか分からないのですが、個人的にはこのミニアルバムのツアー、楽曲がまだまだ既存の曲と溶け込んだセットリストを見たい気持ちが強いです。またまた予測できない方向に
「もう分かってると思いますが、これからもどんどん君たちを振り回していくので。」
よろしくお願いしますね。


Poem23

2015-12-23 12:00:39 | Poem

白の吐息を見つめて両手を握りしめた
今年も1人だけの特別な夜がやってきたね
誰もが幸せそうな笑顔をしているのを見て
情緒不安定な僕は憎しみが増す一方さ

ああ白と教会の鐘が鳴れば街角に流れるお決まりの音色
祝福するなら最愛の貴方を紹介してくださいませんか?

Ice Romance

冷たい季節に粉雪のヴェール
心にさえ蓋をしている
そっと外してあげるから...さあ

古時計を巻き戻すことはできないから
少しその温度に触れてもいい?
私の寂しさが分かるならその空気に気付いてよ
いつも空気を読んで黙ってばかりの貴方 ねえ

ああ喧噪が過ぎ去るころにあらゆるものは意味を成さない
余韻だけがあの場所に残っているだけさ
何時も気付いているその余韻が特別な事に
あと何度1人で過ごせば聖者に入れるだろう
届かない声を面影に載せて運んで行く
あの輝く夜を

あの輝く夜を


Poem 22

2015-12-12 23:51:26 | Poem

自己感傷に浸る君を見る
誰も悲しんでなどいない

消えても俺は変わらない
その落ちぶれた姿が哀れ哀れ

せめて10秒 意を送ろう

俺は数えきれないほどの友がいて
素敵な日々と安定した未来を
愛すべき女を連れて進んでいくのさ

立ち止まらないこのゴールデンロード
脱落者に興味はない
過去の人に話す言葉もない

俺はお前にならない
価値が見いだせなくてごめんね
せめてさよなら お疲れ様でした

さあ慈しみ憐れむ時間さ
情感をこめた言葉でもすぐに消え去るのさ
知りもしない言葉に耳を傾けるより
早くアノ子と喋らせろ


 


Poem 21

2015-12-12 23:37:50 | Poem

白々しい笑顔を手向けに
作りかけの日々を送る

誰のための園

空虚がいつしか当たり前になって
気付けば気付かないまま落ちぶれているような

誰かのための何かがいつの間にか誰かを傷つけて
何かを変えてしまった
なのに気付かないままなんてああ恐ろしい

弱さが渦巻く業抜け出せないわ

思いやりなど持つ意味が怖い
今日も閉ざされた何一つ変わらない園

束縛を愛す
虚無で騙す
距離を置く
お前がめざとい
低俗な愚者に手向けはない

誰かのためでありたいのにいつの間にか誰かを傷つけて
失うことさえ慣れてしまった
気付かないままああ恐ろしい
気付いていても差し伸べることはない
どうなろうと私はもう要らない
自分が良ければそれで良いのだから
私が辛い時だけは傍にいれば良い


BONNIE PINK 20th Anniversary TOUR 2015 @福岡 イムズホール

2015-12-01 09:47:20 | LIVE

これを書いている時点で師走なのですが,11月最後のライブとしてBONNIE PINKのコンサートへ行ってきました。
彼女の音源はA Perfect Skyくらいしか知らないのになぜ行ったのかというと,20周年ツアーだったからという単調な理由です。あと,ずっとバンドの音楽しか今年は聞いていなかったので,シンガーソングライターのライブに行く機会がなかったことから,どういう感じになるのかを堪能したかった。ただ当たり前ですがデビュー位から知ってますし,折に触れて聞いてはいました。それに,あの声がすごい好きなんですよ。じゃないと,コンサートに行きたいとまでは思わないので。

会場のイムズホール,始めてきたのですが思ったよりも広かったですね。とにかく天井は広いし奥行きもあるし,あとステージも広い。多目的ホールというのはこういうものなのかと。所謂ライブハウスではないので,音響機材(スピーカー)などはステージの両サイドに設置されていました。そのおかげで若干上手と下手の端はステージが見にくくなるので,座席も前方は横が短く,後方に下がるにつれて横列が長くなっているという配置になってました。ドラムロゴスやビートステーションより面積自体は広いんじゃないかと思います。照明もたくさん設置されていたし,sukekiyoとかやっても面白そう。年齢層も小さな子供から60代くらいの年配の方々まで幅広く,20年という年月の長さを感じました。
ただドリンク代いらなかったんじゃ...。500円でいろはすとお茶とコーラはないでしょ...。

予定時刻を5分ほど押して開演。楽器隊が登場してジャムセッション開始。ドラムの人がなぜかシースルーの衣装でした。熟練したミュージシャンのオーラが如実に出てましたね。そして満を持してボニー登場。

SE~ジャムセッション
 1.Do You Crash?
 2.Bad Bad Boy
 3.日々草
 4.ナツガレ
 5.A Perfect Sky
 6.Eve’s Apple
 7.金魚
 メドレー(かなわないこと~It’s gonna rain!~Silence~犬と月)
 8.眠れない夜
 9.Spin Big
 10.You Got Me Good
 11.Monster
 ~Band Session~
 12.Cookie Flavor
 13.冷たい雨
 14.Heaven’s Kitchen
 15.人生ゲーム

ENCOLE
 16.Joy
 17.Private Laughter

僕の中で彼女の魅力はあの声とメロディーに尽きます。あの独自の世界観が好きなんでしょうね。そんな声とメロディー,そしてリリックの魅力に引き込まれていった時間でした。以前参加したことのある池田綾子さんのライブのようにじっくり聞きこむ感じのステージングを予想していたんですが,彼女が登場するなりいきなり観客立ち上がって既にスタンディングのライブハウス会場のような様相へ。そのノリノリな雰囲気のまま「Do You Crash?」「Bad Bad Boy」で開始。ボニーさんも笑顔で観客に応えつつ,会場からは結婚おめでとー!!と大声援を受けてました。多少苦笑いなのか嬉しいのか笑顔で返しつつ,「夏をテーマにした曲を3曲聞いてください」というMCとともに「日々草」~「A Perfect Sky」を演奏。
MC中は結婚を報告してからいろんな人に祝福やら綺麗になったと言われ感謝しているとか,ただ歌詞はすべて妄想で書いているのでプライベートが音楽性そのものに影響を及ぼすことはないと思うとか,自分の中で楽曲制作のハードルが上がっていくので気が付いたらアルバムを今年出せなかったので来年こそはみたいな決意表明を話してました。あと20周年ということで様々な年代のアルバムから選曲するつもりで悩みに悩んだとか。割と観客とコミュニケーションを密に取っていく方なんだということに気づきました。もっとおとなしい方だと思ってたんですけど,関西弁でノリノリで喋ってたので,ノリの良い人なんだろうなと。初見の僕にはわからないですが割とやってない曲もやりたいということでみたいな流れからの「Eve's apple」そして「金魚」を披露。僕はこの「金魚」でずっと真っ白にと歌ってる部分があるのですが,そこでボニーさんが手を雪が舞い散るみたいに交互に動かしながら歌っている姿が印象的でした。
メドレーも比較的ノリのいい感じの曲をセレクト。It's gonna rainなど観客全体で手拍子を取ったり一緒に歌ったりと全体で楽しませようという感じの伝わる選曲だったと思います。Silenceだったかでギター,ボーカル,ベースの3人で少しステップダンスを踏んでました。
メロディーと歌詞が超絶に切ない「眠れない夜」などの聞かせる曲を挟みつつ,人生の中で迷ったり岐路に立たされてする瞬間がたくさんあると思うけど,そういう時に勇気づけられる曲になればと振りとともに新曲の「Spin Big」を演奏。あとは,バンドセッションなども挟みつつ会場全体が一体になれるようなアッパーな曲を次々に演奏していってました。
バンドセッション中一回引っ込んだボニーさんは終盤後ろから入場して,会場の至る所にサイン入りのクッキーをばらまいてボーカル再開。そのあとの「Cookie Flavor」ではずっとクッキークッキーとみんなに歌わせてました。あと,メンバーごとに「博多の好きな食べ物を歌わせる」というセッションをやって観客に歌わせたりと一番盛り上がってました。それに,人生の中でクッキーという言葉をあそこまで用いたのはこの日が最初だったと思います。その盛り上がった雰囲気のまま「冷たい雨」「Heaven's Kitchen」そして人生の浮き沈みをアップダウンの手拍子でのらせる中,ギターの人がギターを何度も体全体でストロークさせながら演奏した姿が印象的だった「人生ゲーム」と突き抜けて本編終了。

アンコールも皆着替えず登場。あとグッズ紹介とかもやりつつ,「Joy」「Private Laughter」を演奏。
最後まで観客に対する感謝の言葉を笑顔で届けて終演。
暴れ倒すのではなく,非常に暖かな雰囲気の中で終わったライブを久しぶりに堪能できました。来年アルバムツアーなのか分かりませんが,このピースフルな雰囲気は無くしてほしくないですね。