このイベントは、福岡のイベンターBEAとTHREE1989というバンドの合同イベントで、九州を地元とするアーティストが集めた対バンイベントでした。Deep Sea Diving ClubとYOHLU、そしてもう1組出演予定があったのですが、諸事情でキャンセルとなり3バンドの開催になりました。これはですね、完全に8月に観れなかったDeep Sea Diving Clubがこのタイミングで観れるから行く事にした感じです。THREE 1989もチェックしていきましたけどね。入場するとお客さん全然いなくて、本当に大丈夫かなと思ったけど、時間が経つにつれて人が増えだしたので、ほっとしたのを覚えてます。
【YOHLU】
出演したバンドの中で一番静かで、落ち着きながらも浮遊感のあるサウンドで唯一無二な空気を作り出していたシティポップバンドでした。以前作ったTシャツが売れないから買ってくれと物販宣伝してましたが(笑)たぶん、日本人が好きそうな感じの音です。緊張している感じは伝わってきましたが、音楽的にはもっともっといけると思うんで、またの機会を楽しみにしたいなと。
【Deep Sea Diving Club】
1.SARABA
2.Just Dance
3.フラッシュバック'82
4.cinematiclove
5.フーリッシュサマー
6.interlude(for Early Summer)
7.T.G.I.F
満を持してのD.S.D.C。ビートステーションでワンマンやったり、土岐麻子さんをフィーチャリングしたり、メディアにもTENJIN NEO CITY POPと取り扱われていて注目を増しています。天神というお洒落な街でシティポップを奏でる福岡の代表的なバンドというイメージを持ちたいのかなとか思いました。
ライブは音源以上に表現が多彩で、YOHLUとは対照的に1曲1曲の中で多彩な表現をみせながら、体全体を使ってパフォーマンスするボーカルの方を筆頭に、1人1人がグループを楽しみながら演奏しているのが伝わってきました。
とにかくバンドが良い方向に動いていて、勢いに乗っている状態ってこういうのを言うんだろうなというのが分かる、あっという間の30分でした。何年か前のポルカドットスティングレイがライブハウスで対バンしていた時のあの感じを、このバンドにも重ねていました。終始笑顔を絶やさぬまま、主催のTHREE 1989への感謝を込めてステージを下りました。
【THREE 1989】
1.UNIVERSE
2.High Times
3.mint vacation
4.イチグラム
5.ああ今夜
6.Rambling Rose
7.Mr.Sunshine
Vocal,DJ,Keyの3人編成というちょっと変わったメンバー構成のバンド。セッティング出来次第、DJの人が煽ってフロアを盛り上げ、良い感じのムードになった所でメンバー+サポートメンバーが登場するというスタイルで、フロアがあったまった状態でのスタートだったので、盛り上がりは前の2バンドを超えていましたね。曲自体もシティポップな印象ですが、コロナになって全く福岡に行けなかったという事で、その期間にたまった想いみたいなものが溢れていたように見えたし、ソウルフルな盛り上がりでまさに熱狂してました。ただ、せっかく感染対策をしているのに最前でノーマスクで声出してはしゃぎまくってるアホは何なんや?あれだけ再入場禁止とか検温とかさせといて公演中にノースマスクで注意しないっていうスタッフの認識が意味不明でした。INSA結構好きなライブハウスなので、そういう所が徹底できていなかったのが、残念でしたね。ライブは、盛り上がってたから良かったんじゃないですか。
そんな感じで最期残念でしたが、熱いイベントではありました。うーん、でもありがとうとは言えないかな。