バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

ツーリングにいってみよう!「メンテナンス編・タイヤ」(ヤマハ・YSP大分)

2013-03-09 06:59:06 | ツーリング
こんにちは。FM大分レディオクルージング(月)
「今日もバイク日和」でお世話になっています、ナルさんこと河野成久です。

バイクはもっていながらツーリングに行っていない・・
というツーリングビギナーの方に出かけるきっかけになれば、ということで
先日より始めさせていただいた「ツーリングに行ってみよう」

今日はその4回目、

今回はツーリング前後のメンテナンスについてお話しましょう。
バイクという道具を使う以上そこに目を向けるのは大切です。

ただ、メンテナンスといってもチェックする場所はたくさんありますので、

今日は特に、安全な走行には欠かせない存在である
「タイヤ」にスポットをあてて考えてみます。



バイクが地面と触れているのは、
言わずと知れたタイヤの接地面のみ、ですよね。

それはタイヤ一本あたり
わずか「名刺一枚」程度の面積でしかありません。

これだけで、バイクやライダー、
ツーリングの積載物などの重量はもちろん
コーナーリングGやブレーキングGの力までも支えます。

またツーリングで走ればその路面状況も様々です。

砂があったり、水で濡れていたり・・・
サーキットの美しい路面と違って荒れていることも多いのですが

タイヤはたとえどんな状況であっても、
少ない地面との接点のみでしっかりとらえなくてはいけない、
そんなとても重要なパーツなのです。



そんな「タイヤ」ですが、
これも「消耗品(しょうもうひん)」のひとつであることは
言うまでもありません。

タイヤの交換が必要かどうかで一番わかりやすい指標が
タイヤのトレッドパターンである「溝」があるかないかです。

写真のように、タイヤの中心付近にあるグルーブのなかにある
ぽこっとでた部分「スリップサイン」が
でていないければ大丈夫と、いうのが一般的な判断。

タイヤがどんどん減っていき、このスリップサインが、
タイヤの面とツライチになれば交換時期ですね。

このグルーブは主に排水性を担うものです。

溝が浅いということは、雨のツーリングなどで
タイヤと地面の間に入る「水」を、
かき出す力が弱く、滑りやすいということでもあります。



でも、たとえばスリップサインがでていなくても
交換が必要な場合もあります。

それが「偏摩耗(へんまもう」)です。

タイヤとは、使用条件により、必ずしも全体が
まんべんなく同じように減るわけではないのです。

真中だけが減ったり
あるいはサイドだけがへったりと
減る場所は乗り方や、乗る場所により様々です。



たとえば通勤などで走る市街地では交差点のような
角のついたカーブが多く、バイクを寝かせる時間が短いので

サーキット走行のように長時間
カーブで寝かせて走ることが少ないため

リアタイヤはセンターだけが摩耗、サイドは残り

逆にフロントタイヤはサイドだけが減るというような
偏った消耗をしがちです。

また使用条件によっては
逆のこともあるかもしれません。



すると、タイヤの断面(プロファィル)は、
本来設計された形状ではなくなり、

そのせいでバイクを傾けたとき、ハンドルが自然に切れる
バイクが本来もつ「セルフステア」がおかしくなってしまいます。

ゆえに消耗したタイヤは、

つまり、ひょいとバイクを傾けても
ハンドルの反応が鈍い感じだったり、

逆にクイックすぎる場合も考えられます。

いずれにしても本来のものではないので
カーブで膨らんでセンターラインオーバーなどの
事故につながったりするかもしれません。



また、タイヤの空気圧が適正でないだけでも
セルフステアは影響を受けます。

タイヤのゴムは空気を通さないように見えても
実は、わずかながら空気を通していて
一カ月で5%程度の圧力が減りますので

もし数か月、空気圧調整をしていなければ
3割.4割の空気圧が自然にダウンします。

その状態で、本来の曲がる性能は出ません。

だからツーリングの前日には
空気圧のチェックはしておいたほうがよいでしょう。



タイヤの性能の劣化は徐々におこるため

少しづつ起こる変化をとらえにくい人間にとって
乗りにくくなったことには気づきにくいものですが、

一度でもタイヤを新しいものに変えた経験があれば
それまでのタイヤとの乗りやすさの違いに驚いたことがあるはずです。

またほとんど走らせていないタイヤであっても

装着してから数年もたったようなタイヤは
ゴムが硬化しているので、名刺一枚の接地面で
荷重を支えることはできないので
そういうものは交換が必要といえるでしょう。



タイヤが減ることは、
だれにとってもうれしいことではありませんが

ただ、前向きにとらえるならば
より「性能の良いタイヤ」に履き替える絶好のチャンスでもあります。

タイヤの性能も日進月歩、

最新のラジアルタイヤは
数年前のハイグリップタイヤ以上の性能でありながら
ロングライフを実現しているようなものも出ています。



ツーリングで安全に、なおかつ気持ちよく走るには
バイクがよい状態であることが必要

つまり安心して走れる状態に整備しておけば

集中力もその分増し、
結果的にそのことが事故などから
あなたを遠ざけることにつながるでしょう。

そういう意味でも特にタイヤは重要なのですね。


























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