バイクのブログ(YSP大分)

前はYSP大分の公式ブログでしたが、そちらでは少し書きにくいこともこちらで書いていきたいと思います。

通潤橋・熊本(ヤマハ・YSP大分)

2009-08-04 07:53:54 | ツーリング
アーチ型の橋から豪快に放水される様子を
一度はご覧になった事があるのではないでしょうか?

阿蘇の山や熊本城とならんで「熊本」を形容する
といえる重要文化財、それがこの「通潤橋」です。

これはいまからおよそ150年ほど前
時の惣庄屋「布田保之助」が作ったもの。

水の便が悪い白糸台地の人々の暮らしを良くするために、
現代の土木技術にも匹敵する究極の技術を駆使し築造された
水の通る石橋です




この通潤橋は
「道の駅 通潤橋」から見ることが出来ます

地図はこちらです。



今回ラッキーにも放水が見れたのですが
この豪快な放水が橋に及ぼす影響は大きく
橋の保全のため放水回数を減らす方向になっているそうです。

あまり何回もやっていると壊れるのでしょうか。
この貴重な文化財が長くその姿を留めてくれるといいですね。

観光のために観光放水を行っているので
放水の時期については
山都町公式ウエブサイトをご覧ください

また定期観光放水以外にも
有料(¥10000)で放水を行っています。

このような費用は橋の保全にも役立ちます。

バスツアーの見学者が予約してくれてたりすると
たまたま見れることもありますよ。





道の駅 通潤橋には
このように大きなケンタウロスがいます。




さてこの通潤橋ですが
遠くから見るとべったりした長方形のみで出来ていると
思っている方もいるかもしれません。

私もそう思っていましたが、
道の駅から伸びる遊歩道で近づいてみると

実は橋の橋脚はこのように
お城の石垣を思わせる複雑な形状になっており
熊本城の石垣の工法を取り入れたそうです。


こんな巨大なものをどうやって作ったのでしょう。

当時は現在のように重機などありませんから
その技術力のすごさと苦労を考えてしまいます。




橋の上には階段であがることができます
せっかくだから上ってみましょう。




途中上から水流が流れているのが見えます
ウォータースライダー・・ではありません。

ここだけ水しぶきですごく冷たい空気が
流れます。マイナスイオンが気持ちいいですよ。



やっとてっぺんです。

橋の上はこんな風景、
観光客はみな当たり前に渡っていますが
この高さなのに、手すりもなにもない・・

もちろん貴重な文化財に手すりなんて作れませんが
下を見ると結構な高さです。




このアングルからの写真・・・
高さがわかりますか?

人の大きさとの対比から
その大きさがわかります。

しかしこんな巨大なもの
大昔によく作りましたよね。




最初の放水の写真で
水が出ている部分がこの写真です。
ここから豪快に流すんですね。

放水の本来の役目は
管にたまったゴミを流すためのものだという事です。





長い間地元の人の生活を支えてきて
今でも現役で台地を潤す役割を果たしている通潤橋ですが
なんと着工からわずか1年8ヶ月で完成させたと言われています。


山に囲まれた山都町は
緑が多いため、夏も涼しく感じるよいところです。

道中もツーリングにはぴったりの道ばかり

夏は、涼を求めて
通潤橋を訪ねてみてはいかがでしょう。


大分から約3時間半のツーリングコースです。






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