私(おじさん)の音楽日記です。
先日、小澤征爾さんの『80歳のバースデーコンサート』について書きました。
(こちら)
小澤さんのバースデーのお祝いに駆けつけて演奏してくれたアーティストの中に”マーカス・ロバーツ・トリオ”のジャズトリオがいました。
小澤さんはこのトリオと、以前、ヴァルトビューネ(ピクニック)コンサートで、ジャズとクラシックを融合した名演を残しています。
NHKのBS放送でそのコンサートの模様が放送されたことがあるのですが、その時は録り逃してしまっていたのです。
その内にまた放送してくれるだろうと期待していたのですが、なかなか放送してくれず、そのままだったのですが、今回このバースデー・コンサートの模様を観て、どうしてもそのコンサートのビデオが欲しくなりました。
放送が終わった後、ネットで調べてみたのですが、日本語版は販売されていません。
中古は高いです。
輸入盤を調べたところ、何と”リージョン・フリー”でそのDVDが販売されていたのです。
早速注文しました。10月の中旬です。
でも、なかなか届きません。
11月の連休が明けてやっと届きました。
”リージョン・フリー”のDVDとはいいながら輸入盤ですので、ちゃんと映るか心配でした。
でも、何の問題もなく無事観ることが出来ました。
よかった!
『ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト』
1.ガーシュウィン/パリのアメリカ人
2.ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
3.ガーシュウィン/ピアノ協奏曲ヘ調
4.ガーシュウィン/ストライク・アップ・ザ・バンド
5.ガーシュウィン/アイ・ガット・リズム
6.ロバーツ/コール・アフター・ミッドナイト
7.リンケ/ベルリンの風(アンコール)
演奏:マーカス・ロバーツ・トリオ
指揮:小澤征爾
管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2003年6月29日
会場:ベルリン、ヴァルトビューネ(ライヴ)
さて、協演したコンサートは、『ヴァルトビューネ2003 ガーシュイン・ナイト』です。
指揮は小澤征爾さん、管弦楽はベルリン・フィル、会場がヴァルトビューネの野外音楽堂です。
以前は”ピクニック・コンサート”と言ってリラックスした気分で聴くことが出来るコンサートです。
もう言うことはありません。
1曲目の「パリのアメリカ人」、最初少し硬かったかもしれませんが、私には大満足の演奏です。
そして、2曲目の”マーカス・ロバーツ・トリオ”が加わった「ラプソディ・イン・ブルー」、これはもう最高でした。
クラシック・オンリーの「ラプソディ・イン・ブルー」はもちろんいいのですが、ジャズ・アレンジの「ラプソディ・イン・ブルー」は演奏とノリがいいと最高です。
大西順子さんとの「ラプソディ・イン・ブルー」も良かったですが
(こちら)、
この演奏はすごかったです。
続いて、後半の「ピアノ協奏曲ヘ長」ですが、この曲もマーカス・ロバーツさんのアレンジが加わっていて、普段聴いているよりずっと面白く聴くことが出来ました。
特に第1楽章はよかった!
ベルリンの聴衆は最初から大盛り上がり。
演奏が終わるたびにスタンディング・オーベーションです。
本当にいいコンサートでした!
ヴァルトビューネには、小澤さんが指揮をやるということで、日本の聴衆もいっぱいいました。
小澤さんは、1993年にも『ヴァルトビューネ・コンサート ロシアンナイト』を指揮し、大喝采を浴びています。
(こちら)
それに続く2003年のヴァルトビューネの成功は、まさに”世界のOZAWA”の証しですね。
本当に日本の誇りです!
この輸入盤DVDは配送料を含めても2426円で購入することが出来ました。
これだけ安く、こんな素敵な演奏を聴くことが出来るということで、お勧めです。