私(おじさん)の音楽日記です。
前回、リヒャルト・シュトラウスのCDボックスからマルタ・アルゲリッチさんの「ブルレスケ ニ短調」を紹介しました。(こちら)
そのアルゲリッチさんが演奏するCDボックスなどから、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のCDをいくつか取り出して聴きました。(こちら)
アルゲリッチさんのチャイコフスキーはどれも大好きな演奏です。
一番評判がよく、私も好きなのは、以前紹介した最近の演奏でクラウディオ・アバドさんが指揮した1994年録音の演奏です。
でもです。
何故か今の気分は、その演奏よりも初期に録音したシャルル・デュトワさんが指揮した1970年録音の演奏が一番しっくりくるのです。
同じ曲でも時期によって好みが変わるようです。
(左はCDボックス中のCDジャケットです。)
それに、ホロヴィッツさんの爆演(こちら)を今は聴いてみたいと思わないのです。
じっくりと音を大切に歌わせていく、アルゲリッチさん初期の演奏が今は一番しっくりくるのです。
年を取ったせいではないでしょうが・・・
同じ曲でも、マイブームの演奏形態があるようです。
ちなみに、3枚のCD演奏について、演奏時間を比べてみると、
項番 | 指揮 | 録音 | 第1楽章 | 第2楽章 | 第3楽章 | 全楽章 |
1 | シャルル・デュトワ | 1970年 | 21:09 | 7:27 | 6:48 | 35:24 |
2 | キリル・コンドラシン | 1980年 | 19:18 | 6:21 | 6:54 | 32:33 |
3 | クラウディオ・アバド | 1994年 | 19:12 | 6:30 | 6:19 | 32:01 |
確かに、シャルル・デュトワさんとの演奏は他と比べてかなりゆっくりです。
でも、いいですね。
同じ演奏者の同じ曲でも、いろいろ楽しめます!