~ならしのの風に乗って~

二人三脚で綴る夫婦の気ままな日記

フェレンツ・フリッチャイさんの「運命」

2011-10-01 07:37:45 | 音楽
私(おじさん)の音楽日記です。

先週、私が持っている ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調op67「運命」 のCDの中でテンポの一番速いフリッツ・ライナーさんの演奏を紹介しました。

それで今週は逆に一番テンポの遅い演奏を紹介したいと思います。

テンポが遅いとなると私の持っているCD(先週書きませんでしたが、CDは19種類持っています)では、フェレンツ・フリッチャイさんかオットー・クレンペラーさんではないかと思っていました。

それで、今回も演奏時間を調べてみました。

                         第1楽章 第2楽章 第3楽章 第4楽章/全曲
◎フェレンツ・フリッチャイ
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団   / 9:09   13:15   6:23    9:29 /38:16
◎オットー・クレンペラー
 フィルハーモニア管弦楽団        / 8:51   11:08   6:13   13:18 /39:30

演奏時間はクレンペラーさんの方が長いのですが、クレンペラーさんは第4楽章の提示部の反復を行っているためより長い演奏時間となっています。
フリッチャイさんは反復をしていていなくてこの時間ですので、テンポが遅いとなるとフリチャイさんさんの方に軍配が上がります。

私はクラシックが好きになったときから長いことフリッチャイさんに馴染みがありませんでした。
でも、突然といった感じですがフリッチャイさんが脚光を浴びたのです。
チャイコフスキーの「悲愴」がいいとか、ドヴォルザークの「新世界より」がいいとか、それからベートーヴェンの「運命」が物凄く遅い演奏でいいよという評価が立ったのです。

ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番
私はじっくりした演奏が好きだったので、馴染みのない指揮者ではありましたが、「運命」を色々な指揮者の演奏で集めていたこともあって、フリッチャイさんのCDを購入してみました。

確かに遅いです。
私はじっくりとした演奏が好きだといいましたが、さすがに遅すぎる感じもします。

でも遅いテンポの演奏を聴くと個々の楽器の鳴り具合が良く分かります。
堂々としたところも強調されます。

なかなかの演奏でした。


先週紹介したフリッツ・ライナーさんの演奏を聴いた後では、もう全然違う曲かと思うくらいです。

でも面白いです。
「運命」という曲は色々な演奏で楽しめます。さすがに名曲中の名曲です!


フェレンツ・フリッチャイさんの「運命」、遅い演奏もなかなか面白いですよ。