昨日は、夫が夜の飲み会だったので、私も夕方5時半からの上映を観ました。
映画館は〈梅田トーホーシネマ〉
おー!すごい👍
梅田はとにかく人人人だらけ。
いつもの事ですが、この前の嵐山よりずっと人だらけでした。
さて、〈教皇選挙〉の大まか過ぎるストーリーは、カトリック教会の最高指導者であるローマ教皇の突然の死により、新たな教皇を選出する様子をひたすら会話劇で描く、と言うもの。
以下簡単な感想です。
ネタバレありです。
フィルマークスに書いたものをコピペしました。
なので、観ていない方には少し分かりにくかもしれません。
記録として残します。
『重厚で見応えのある映画でした。
ストーリーは教皇選挙の事を描いていますが
内容はサスペンスフル。
一体誰が教皇に選ばれるのか
張り詰めた空気感に、思わず見る方も力が入る。
レイフ・ファインズが演じるローレンス枢機卿が
コンクラーベを取り仕切るのですが
難題が山積み。
ひたすら真実を求めて事を進めていく姿に胸を打たれました。
とにかくレイフ・ファインズが上手い。
芸術の域です。
教皇の座を巡って醜い争いも起こる。
宗教に戦いを持ち込もうとする者もいる。
ベニテス枢機卿(秘密裡のうちに新たに選ばれた枢機卿)の演説が素晴らしかったです。
「ここは教会ではない、醜い争いの場だ。
誰もが自分のことばかりを考えている。
戦うべきは、他人ではない、自分の心の内と戦うのだ。」
信仰とは?
それにしても、そう来るのか!
思いがけないラストに
えぇ、と声を上げそうになりました。
役者のなせる技なのか
ベニテス枢機卿が出て来た時に、一瞬女性?と言う考えが頭をよぎりました。
そうなんです、素晴らしい演説で教皇に選ばれたベニテス枢機卿は、男性として過ごして来たのですが、盲腸の手術をした際に身体に子宮と卵巣を持つインターセックスだったと言う事が判明したのです。
教皇は、男性の中から選ばれるべきだ、、
(そして、出来れば白人の中から)
信仰の世界でもこんなにも女性の地位は低い
そう言う思いも抱きました。
映像も劇伴も美しかった。
建物にしろ衣装にしろここまでのクオリティに仕上げた製作陣、映画に携わった方達の尽力に脱帽。』


ローレンス枢機卿

ローレンスも推しているベリーニ枢機卿
リベラルな考え方を持つ。

真ん中の人物
自分に票を集める為、陰でコソコソ悪事を働いていたトランブレ枢機卿

最初の選挙では圧倒的な票を集めたアディエミ枢機卿
過去に若いシスターを妊娠させた事が発覚して、急に票を失う。


保守派のテデスコ枢機卿
リベラル派は、テデスコにだけは教皇の座を渡してはいけないと思っている。

最後に教皇に選ばれるベニテス枢機卿
亡くなった前教皇は、彼がインターセックスである事を知っていても、尚且つ枢機卿に選出していた。


教皇選挙は、7割の票を獲得する枢機卿が選出されるまで何度も何日も執り行われる。
その間、枢機卿達は監禁状態、一切外には出られない。
名前が書かれた用紙は、すぐにストーブ(?)で燃やされて、その煙の色で人々に結果を知らせるようになっている。
選挙の様子が興味深かったです。

革新派が推しているベリーニは票を集められず、皆から「ローレンス、君が教皇に選ばれるべきだ。」
と、言われて、なるつもりがなかったローレンスだったが、思わず欲望に誘惑されて、投票紙に自分の名前を書くローレンス。
その瞬間に外で爆発した爆発物の余波が窓から降って来る。
印象的な場面


システィーナ礼拝堂の外観も内装もこれがセットなのか!
と、びっくりするような重厚さ、美しくきめの細やかな造りとなっていました。
下の天井画は、実際のものですが
映画でも何度も天井画が出て来て、これを描いたんだろうか、と、感心しながら観ました。
皆様もぜひ映画館でご覧になってください。
[追記]
この梅田トーホーシネマは、スクリーン9と10は、別館アネックスにあるんです。
調べていってなかった私は、スクリーン9を探してウロウロし、最後に係の方に聞きました。
「スクリーン9は、別館にあります。」
そうだった!(以前にも経験してたのに)
エレベーターで1階まで降りて別館アネックスへ。
あ〜、疲れた😮💨
夕飯は、某スパゲッティ屋さんで〈桜エビの釜揚げシラスのぺぺロンチーノカラスミがけ〉を食べました。
塩辛かった😵〜

コックさん、もうちょっと塩分控えめにした方がいいですよ。