Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

子どもは日なた、大人は日陰

2007年07月11日 | 
 オランダ人は太陽が大好きだった。ともかく夏に芝生のあるところに行けば、できるだけ肌を露出し、寝転がって太陽を浴びていた。紫外線の恐怖をさんざん聞かされてきた日本人のボクは、オランダ人の肌は、紫外線を跳ね返すんだと信じていたが、あるパーティーに出席したとき、オランダ人には皮膚癌が多いことを耳にした。オランダ人もボクらと同じだったことを知って安心した。
 沖縄の太陽は強烈だ。特に6月に梅雨が明けてからの太陽といったら半端ではない。できるだけ長袖を羽織るようにしてもやはりバイクに乗っていると顔が焼けてしまう。そのおかげでシミが増えて悲しい・・・。
 日曜日、恩納の海岸で撮影した一枚。30度は越す猛暑の中、子どもは長袖を着させられ、首が隠せる帽子をかぶり、海で遊ぶ。なんでこんなに暑いのに海で遊びたいのかよくわからない。「沖縄に住んでるんだし、海なんか珍しくないじゃん」と思うのだが、そこは子どもである。子どもは太陽に輝く、日なたの海が大好きなのだ。考えてみれば、ボクも子どもの頃は「青白きインテリ」なんかじゃなかった。それなりに黒くて、お風呂に入ると半ズボンとTシャツのあとだけが妙に白くて可笑しかった。
 さて一方、大人の方だが、カミサンは一ミリの肌の露出の隙間もないような完全防御服を装着、さらに日傘で太陽の光をダブルシャットアウト!撮影しているボクも、ハマユウの木陰にスッポリと収まってシャッターを押す。子どもは日なた、大人は日陰。ただそれだけのことなのに、そんな光景を前になんだかとても楽しい気分。たまには子どもにならなくっちゃ・・・。だからボクもこの夏は思い切って明るい日なたに飛び出すことにしょう。そうしたらきっと何かが変わる。