みみずのしゃっくり

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花のワーグナー

2021-10-29 | そこらへん


前回、ウンPのアップだったので、口直しならぬ「お目直し」に「花の時期」のワーグナー建築をご紹介




「メダルの家」と呼ばれる建物(1898年)




外壁にメダルのような装飾があるので「メダルの家」と呼ばれます。



メダルの家に隣接するマジョリカハウス(同じく1898年:外壁にマジョリカ焼きのタイルが使われています)




中央にマジョリカハウス、その右が「メダルの家」で、左端に一部見える歴史主義建築とは明確な違いが見られます。



メダルの家とマジョリカハウスの「つなぎ目」





更に細部を見てみましょう。


コーナーを四分の一円とした画期的な設計



コロ・モーザーのデザインした壁面装飾



マジョリカ焼きのタイルはワーグナーの弟子がデザイン、ウィーンのレンガ・タイルメーカー(Wienerberger)が生産(今も存在する世界的企業)




メダルの家とマジョリカハウスは、以前にアップしたサスペンダーの家から10年後のワーグナー作品です。
歴史主義建築からユーゲントシュティルへの明確な進化が見られます。
ワーグナーの「花の時期」とは私の勝手な形容で、この時期のワーグナーはアールヌーヴォーに最も近かったと言えます。



ワーグナー建築は更に進化します。近く続きを書こうと思います 乞無期待






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