くろすけとにゃんにゃんで予告したプリモ・レーヴィ、三度目の正直で紹介します
アウシュヴィッツ強制収容所からの生還者、それがプリモ・レーヴィです。
ヨーロッパやアメリカでは知名度が高く、作品も殆ど出版されていますが、日本では殆ど知られていませんでした。こらから邦訳も増えるかもしれません。
レーヴィというユダヤ人特有の苗字から、すぐユダヤ人であることが分かります。
1919年トリノに生まれ大学で化学を専攻、化学者として働きながらレジスタンス・グループに参加、強制収容所に入れられますが、化学者としての専門分野で働かされ、劣悪な生活条件で病気に苦しみながらも生き延び、戦後は数々の作品を執筆。1987年没。
晩年の写真はこちら
私の読んだ本は今までに5冊(6作品)、全てイタリア・トリノのエイナウディ出版の新書版です。
「これが人間か」と「休戦」
アウシュヴィッツ強制収容所時代の体験と、終戦後、大きな回り道をして故郷へたどり着くまでの体験を綴ったもので、陰気なところがなく、時々笑えるほどです。
強制収容所からトリノへ生還するまでの長い複雑な行程(「休戦」の道程)
Wikipediaフリー画像
「周期表」
くろすけカードで引用した本
化学者らしく周期表の色々な元素が登場しますが、専門的内容ではなくエッセイ集。
「星型のかぎ」(レンチのこと)
ある化学者がクレーン操縦者から体験談を聞く架空対談集
「今でなければ、いつ?」
ナチス・ドイツ軍と戦ったユダヤ人パルチザンの物語
プリモ・レーヴィが最初に書いた本格的小説ですが、パルチザンの物語は多く史実に基づいています。タイトルはユダヤ教の律法学者ヒレルの名言から引用したもの。
「戦時下の最後のクリスマス」
エッセイ集、プリモ・レーヴィの写真が表紙を飾っています
レーヴィについて以前には無かった日本語ウィキ記事はこちら
人物や作品の詳しい紹介は英語ウィキでご覧ください。
日本語版「休戦」:単行本は絶版のようですが、岩波文庫にあります。
その他にも数冊、レーヴィ著書の日本語訳があるようです
映画化された「休戦」は10年以上前にユダヤ映画週間で見ました。
邦題は「遥かなる帰郷」でVHSは既に絶版らしく、DVDにはなっていないようです。
8週齢規制実現に向けてラストスパートです
8週齢というのは、母親や兄弟姉妹から引き離す最低週齢で、販売の最低週齢ではないことを明確にしましょう
ドイツ語圏では、親から引き離す時期は8週齢でも早過ぎ、最低12週齢からという意見が多いようです
詳しくは「ジュルのしっぽ」さんの最新記事をご覧ください
更に最新記事「動物愛護の政界と業界の関係」
注:決して悪い意味ではありません。関係そのものはニュートラルでも、場合によってプラスの効果もあれば、マイナスの作用もあります。
ゴマグリモナカのMichimichiさんが描かれた脱原発ニャンコの缶バッジ
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