どうも、すっかりご無沙汰してしまいました

やっとゴタゴタは一段落したのですが、今度は日本のトリプル大災害


11日の大地震と大津波、日本より8時間遅れのこちらでは早朝。朝から臨時ニュースが始まりました。お昼の1時間ニュースでは30分が大災害の報道。それが12日土曜のこと。
日曜日、昼の1時間ニュースはありませんが、その間に原発事故発生、月曜、火曜はお昼のニュースの1時間殆どが原発事故のニュースでした。
各国の放送局や新聞のHPも連日、大災害と原発事故の現状を、ほぼライブでアップしています。
以下、私が定期購読しているNZZ(新チューリヒ新聞)の12日から16日までの紙面です。
3月12/13日(日曜は休刊日)
大地震と大津波を報じる1面トップ記事
2面と3面:これらの写真を始めインターネットの画像が世界を震撼させました
3月14日
原発事故発生を報じる1面トップ記事
2面と3面:右端の写真はヘリコプターによる救助活動
文化欄の記事:大災害の中での「報道の津波」

正確な情報を得る難しさと、それによる不安の増大
(筆者はドイツが東京に開設している日本研究センターの所長)
3月15日
原発事故の経過を伝える1面トップ記事
2面と3面
2面3面の図解アップ
3月16日
放射性物質被曝の危険を報じる1面トップ記事
2面と3面
10面と11面:各国の原発事情紹介(夜になって気が付いて撮ったのでボケボケ)

アメリカ、フランス、ドイツ、中国、東南アジア、もちろん日本の場合も紹介
一番右の縦長欄はチェルノビリ回顧(つまりロシアの場合)
論評のページに掲載された記事「日本は沈まない」
論評記事の要点
バブル崩壊以来の経済低迷から、やっと脱したばかりの日本は今、巨大な天災および重大な原発事故と戦わなければならない。過去数年、政党間の泥仕合で、国民の政治離れが進む一方だったが、ここで諸政党が力を合わせて開闢以来の難局に取り組むなら、国民も一致団結して再建に集中することだろう。日本は東アジアの安定にとって重要な国である。これほどの危機に際しても、国内が混乱に陥らないこと自体、既に今後へのプラスの要素である。
新チューリヒ新聞は日本に関する記事が多く、しかも好意的です。その他のメディアでも、今回の大きな危機でも日本人が秩序正しく辛抱強いことを強調しています。
一刻も早く難局を脱して、じっくり再建に取り組めることを祈るばかりです
日本を支援する10のルート(アメリカのサイト)

蛇足
近頃はテレビのほかインターネットでも、リアルタイムで災害の様子が見られるため、自分が災害地域やその近くにいる錯覚が起こるようです。ここ(中欧)でも、慌てて被曝の場合のヨード剤を買う人が増えているようですが、被曝が確認もされていないのにヨード剤を使うと副作用があるだけだから服用しないようにと医師が注意しています。