その後もNZZ(新チューリヒ新聞)には、日本のトリプル大災害特集が続いています。
前回の記事は
こちら
3月17日
1面トップ記事:「依然として続く原発危機」
写真は日本から北京空港に着いた人々
2~3面:原発事故の経過
風向きの影響、放射線値の推移、環境への影響
4面:被災者の困難な生活条件と難しい復旧作業
この4面左端の細長い記事では、マレーシアの新聞に載った風刺漫画が批判されています。この漫画は「津波から逃げようとするウルトラマン」を描いたものだそうで、思いやりのない無神経な態度と指摘。実際、この新聞社には多くの抗議が殺到し、謝罪文が掲載されたそうです。
15面(論評面)「失敗から学ぶ-日本は終わりではない」
筆者は20年前、日本へ留学していたチューリヒ大学の日本学教授
20年前に比べて、日本は色々な面で進歩しているし、より国際的になっている。今回も新たな発展があるに違いない、という有り難い評価です。
ヨーロッパの殆どのメディアが一切無視した某知事の「天罰発言」も、珍しく、この論評では言及。但し「幸い、このテの発言をする日本人は、日本の進路には影響力を持たない」と一刀両断しています。
3月18日
1面トップ記事:困難を極める救助活動
上の写真をちょっとアップ(陸前高田市)
街灯がまだ復旧せず、自動車のヘッドライトだけが道を照らしています
3面:原発企業の絶大な力
首相の記者会見の写真のようです
このページ右側の細長い記事で、天皇さんのお言葉について紹介。
3月19/20日(日曜休刊)
1面トップ記事:「単なる脚注に終わらすな」
写真はありませんが、原発事故の教訓を忘れてはならないという主旨
5面:なかなか解決しない原発事故
沸騰水型原子炉の略図をちょっとアップ
見出しは「冷却槽は原子炉の問題点ナンバーワン」
オーストリアのグリンピースHP(ドイツ語)
NZZの特集記事、更に続きます
乞無期待