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故中川昭一氏と鈴木宗男氏

2009-10-05 23:05:01 | メディアから
「ムネオ日記」に10月4・5日両日にわたり、中川昭一氏に関連した記事がUPされている。TVのワイドショウなどは「死んだ人は全て素敵な人格者」と持ち上げているが本当なのだろうか。人が死ねばこれほど持ち上げてくれる。「どうせなら、選挙前に死んでいてくれたら」と思っている自民党関係者は多いのではないか。
ところで、鈴木宗男氏は、自殺した中川一郎氏の秘書であり、死後衆院選挙に出馬するに際して様々なことを言われてきた。「ムネオ日記」の中で氏は次のように記している。 以下引用させて頂く
「私と中川さんについては、昭和58年の最初の選挙で骨肉の争いとか、確執とか言われたが中川一郎先生は世襲反対論者だったが息子さんが出る以上、息子さんの事を心配されたであろうし又、私の事も心にかけてくれたと思う。だから私は二人当選することが天国の中川一郎先生に報いる事だと思いながら戦った。その証拠に中川一郎先生の弟さんが後援会長もして下さり、ご兄弟も応援してくれた。中川一郎先生の議員会館にいた秘書仲間も全員私の元に駆け参じてくれた。お陰様で2人共当選出来て私は何よりだったと思った。私は中川昭一さんに対しては堪えずお仕えした人の息子さんという思いで接してきた。その最大の証(あかし)、出来事は平成7年中選挙区制から小選挙区制になった時、中川昭一さんは十勝、今の11選挙区を希望した。私も十勝生まれ、十勝育ち、ましてや先祖の墓もある生粋(きっすい)の十勝っ子である。中川さんは東京生まれの東京育ちだ。私にもこだわりがあったが釧路根室管内に国替えをし中川さんに譲ったものだった。
 あの時、コスタリカ方式で残ることも出来たが私にはやはり、お仕えした人の息子さんの強い意向というものを尊重しなくてはという思いにかられた。いつも私はその事を胸に刻みながら接してきました。こんなにも早くお別れするのなら一度ゆっくりいろんな話をしたかったと叶わぬ事とはいえ今、とっても残念でなりません」と話させて頂く。
 中川昭一さんのご冥福を心から祈るのみである。以下省略
これが4日にUPさえた記事で、5日には弔問に伺った様子を次のように記している
「中川昭一さんが亡くなり一日が経ったが、未だ信じられない思いだ。
 56歳、あまりにも早すぎる永遠(とわ)の旅立ちである。天国の中川一郎先生が一番びっくりしていることだろう。どんな言葉で昭一さんを迎えるのか。何とも胸の痛むことである。
 14時35分の千歳発で上京し、羽田からまっすぐ中川昭一さんの弔問に伺う。眠るようなお顔で、亡くなったことが信じられない。奥様、ご長女、ご長男が気丈にご挨拶をされていた。
 奥様から「お参り戴き、ありがとうございます」と声をかけられ、ただただ悲しみが増してきた。心からのご冥福をお祈りする。
 やはり残念でならないのは、こんなにも早くお別れすることになるのなら、一度ゆっくり忌憚(きたん)のない、胸襟(きょうきん)を開いての話をしておきたかったと思う。もう叶わぬことではあるが、何とも言えぬ世の無常を感じながら、手を合わせた次第である。」引用終り

この日の日記には、足利事件で冤罪になった菅家利和さんに、宇都宮地検の幕田英雄検事正が「検察を代表しておわび申し上げます」と謝罪した件に触れ、検事総長が詫びるべきではないかと指摘し、自身の体験を語っている。以下その部分を引用する
「17年半も無実の罪で刑務所に入れた責任を誰がどう取るのかはっきりしない。検察、警察の潔(いさぎよ)さ、人間としての心を示してもらいたい。読者の皆さん、国民の皆さんも是非とも考えてほしい。
 検察、権力側は、狙えば何でもできるしくみになっている。検察、権力側が暴走すると恐ろしいことになる。
 私の時も検察は、自分達の裏金問題を明らかにしようとした大阪地検の三井環さんを逮捕した。国民の目から検察の不祥事を反らすために、ムネオハウスの疑惑で私の秘書を逮捕した。そして私を狙った。しかし私はそれに何もタッチしていなかったので、その件では逮捕できなかった。
 それでも外務省のリーク、検察のリークで、北方領土における三井物産のディーゼル発電事業、またはアフリカODA、ケニアのソンドゥ・ミリウダム工事等、何でも鈴木と言われた。
 私は今、これらの件で裁判はしていない。検察は「鈴木は悪いやつだ」というイメージをつくり、自分達が動きやすい方向に世論を作っていった。やまりん事件、島田事件について、何も私はやましいことはしていない。
 国会でも偽証はしていない。政治資金規正法も、私が虚偽記載をしろと指示したこともない。
 権力がその気になれば事件は作られる。私自身がそのことを経験している。善良な一般市民の中で、権力によって挫折や失望を味わった人は多い。
 私は真に公正、公平な社会をつくるため、闘っていく。ごまかしやウソでつくられた意図的、恣意的な事件に対し、堂々と私は私の主張をしていく」引用終り

改めてこれを取り上げたのは東京地検特捜部が鳩山首相の「故人献金問題」を事、改めて取り上げ、メディアがさも重大事件のごとく取り上げていることにある。
まさに細川政権が細川首相に対する検察の捜査が引き金で瓦解したのと、二重写しになるからです。検察は決して「正義の味方」ではない。自身の保身が第一の官僚組織に過ぎない。まして近年には国家・国民にではなく、特定の宗教組織の代表者に忠誠を誓うグループメンバーも多く存在するという。
前にも書いたが、検察は第二次大戦敗戦の影響を受けていない、戦前から残る唯一の強力な機関です。やはり検察をコントロールする方策が必要な時ではないでしょうか。検察の暴走を許してはならないと思います。

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