気ままな日々を 思いつくままに

旅の様子や
今日の庭
思いついたことなどを
気ままに 気楽に綴ります

1月16日 民主党大会における小澤幹事長挨拶〈全文)

2010-01-17 22:17:32 | メディアから
17日の東京新聞朝刊に、小澤幹事長の挨拶が全文掲載されていた。
以下そのまま引用する
「小沢幹事長発言全文」    2010年1月17日 朝刊

 民主党大会における小沢幹事長の発言全文は次の通り。(原文のまま)

 本日は私、党務報告を申し上げる予定だったが、先ほども話があったが、皆さまご存じのような事態になったので、今までは捜査中ということも考慮して、ものを言わずにできるだけ静かにしていたが、現職国会議員が逮捕されるという事態にまで立ち至ったので、この機会に、皆さまに、そして国民の皆さまに今までの経緯と私の考え方と今後の決意について申し上げたい。党大会としてふさわしいことではないが、皆さまのお許しをいただきたい。

 この私の政治団体に関係する問題は、昨年の春、総選挙の前に起こった。秘書の大久保(隆規被告)が、ある日突然呼び出しを受け、その場で逮捕・強制捜査ということになった。それ以来、今日までずっとその捜査が続いていたようだが、昨日、今日、石川(知裕)議員と同時に私の事務所にいた者も逮捕されるということになった。私どもの事務所も、もちろん、収支報告に当たって計算の間違いや記載の間違いは、それはあったかと思う。

 しかしながら、このような形式的なミスについては、今までのほとんどのケースで、報告の修正あるいは訂正ということで許されてきたものだ。それにもかかわらず、今回の場合はなぜか、最初から逮捕・強制捜査という経過をたどって今日に至った。

 私はこの点について何としても納得のできない気持ちでいる。さらには、最近の報道で、土地の購入に当たって、私どもが不正な資金を入手してその購入に充てたというような報道がなされていると聞いている。

 私どもはこの資金について何ら不正なお金を使っておるわけではありません。このことについて実は今月の初めの方だったでしょうか、検察当局から私の方に弁護士を介して「このお金はどういうものですか」という問い合わせがありました。私は別に隠し立てするお金ではありませんでしたので、はっきりとこれは私どもが積み立ててきた個人の資金でございまして、金融機関の名前、支店名をはっきりと申し上げて、どうぞ検察当局でお調べください、そう返答をいたしておったのでございます。

 そしてその翌日、あるいは翌々日だったかと思いますけれども、検察当局からその預金口座の書類は入手した、そういう返答が弁護士を通じてありました。従いまして私は、これでこの資金についての疑いは晴れた、そのように考えて安心して良かったなあと思っていたところでございます。

 それがまた突然、昨日、今日、現職議員を含む三人の逮捕ということになりまして、本当に私は驚いております。しかも、意図してかどうか分かりませんけれども、わが党のこの党大会の日に合わせたかのように、そのような逮捕が行われている。私は到底このようなやり方を容認することはできませんし、これがまかり通るならば、日本の民主主義は本当に暗たんたるものに将来はなってしまう。私はそのことを私個人のうんぬんよりも、非常に憂慮をいたしております。

 そういう意味におきまして私は断固として、このようなやり方、このようなあり方について毅然(きぜん)として自らの信念を通し、そして戦っていく決意でございます。お昼前に鳩山総理ともお話をいたしました。そしてただ今、総理から大変力強い言葉をいただきました。

 私はこの総理のお気持ちを自らの支えとして今後とも与えられた職責を全力で果たしていくと同時に当面、こういう権力の行使の仕方について全面的にきちんと対決して参りたい。そのように考えておるものでございます。

 ただ当面はそのことにつきまして私の力を入れ時間を割かねばならない事が多くなるかと思いますので、当面の間は表向きの仕事につきましては輿石(東)幹事長職務代行にお願いする機会が多くなることと思いますけれども、それはぜひとも皆さまのご了解を賜りたいと思います。

 いずれにいたしましても国民の皆さんのお力で、ようやく日本に議会制民主主義が定着しようとしているこの矢先でございます。私は本当に四十年の政治生活の中で日本に議会制民主主義が、政権交代可能な本当の民主主義が定着すること、それのみを願って今日まで頑張って参りました。今年は先ほどからもお話ありますように、参議院の通常選挙も予定されております。これに勝利することが、わが党の鳩山政権の基盤を盤石にすると同時に、日本の議会制民主主義を定着させることになると信じております。

 どうか皆さん、共に私、この戦いに力を注いで参りたいと思いますが、いずれにしても夏の参議院の通常選挙、お互いに力を合わせて本当に日本に国民の生活が第一の政治を、そして議会制民主主義の確立のために、みんなで力を合わせて頑張ろうではありませんか。どうぞよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。」
引用終り

この件に関して、ムネオ日記で鈴木宗雄氏が次のように記載している。一部を引用させていただく
「今回の件は、小沢幹事長潰(つぶ)し、しいては、鳩山政権潰(つぶ)しである。この事を鳩山首相はよくわかっている。だからこそ鳩山首相は明確に「戦って下さい」と言ったのである。
 鳩山首相の胆力、読みの深さが伺いしれる。
 「検察に配慮するような報道を見るとき、社会部の皆さんは検察の呪縛(じゅばく)にかかっている」と言った声が多数寄せられた。
 朝日新聞12版1面に「政権と検察 全面対決」「首相『戦って下さい』」という見出し記事の中で、「検察幹部は党大会での小沢氏の発言をテレビで見ながら『あがいているだけだ。取るに足らない』と切り捨てた。」というくだりがある。「検察も行政の一部であるにもかかわらず、ここまで思い上がっているとしたなら、人間として公平・公正な判断ができるのか。」と言った厳しい指摘が私の事務所に、何件もあった」 一部引用終り
URL:http://www.muneo.gr.jp/html/page001.html

また、勝谷誠彦氏も、御自分のメルマガで次のように記載している
関連する部分だけを引用させていただく 
「個人対司法権力ではない。特定の党対司法権力でもない。本来、政府の一部である司法権力と政府そのものが対立するという、日本国の憲政史上はじめてと言っていい事態が起きている。いやあ面白いなあ。やはり変革というのはやってみるものだ。
 <鳩山政権vs検察、全面対決 首相「戦ってください」>
 http://www.asahi.com/politics/update/0117/TKY201001160406.html
 <民主党の小沢一郎幹事長は16日、自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件で東京地検特捜部が強制捜査したことについて、「私は到底、このようなやり方を容認することはできない。断固として戦っていく決意だ」と語り、検察当局を厳しく批判した。鳩山由紀夫首相も小沢氏に「戦ってください」と伝え、支持する考えを表明した。
 首相のこうした発言によって、昨年3月の西松建設の違法献金事件に端を発する一連の問題は、小沢氏と検察の対立から、鳩山政権と検察の全面対決に発展する異例の事態になった。>
 そりゃ<異例>ですよ<異例>(笑)。実は他の民主主義国家ではこれはままあることだ。そのために権力は3つに分かれて分立しているのである。だけど、これまで日本国ではそこで談合が行われてなあなあになってきた。首相と検察の対立。いいじゃないですか。どんどんやれ。ホントのところはどこなのか国民の前に明らかにしろ。
 わくわくしますね。政治のダイナミズムとはこういうことだ。一見ムダなように見えても、それが民主主義のコストである。利権談合記者クラブのみなさんが怯えておずおずと書いているのがまことに面白い。これがエスカレートすると、司法記者クラブと官邸記者クラブが殴り合いになったりして。どはははははは。」
引用終り

16日のパックインジャーナルでも、今日のサンプロでも、大手ゼネコンからの資金に関して、贈収賄罪が成立しないことは、明らかになったようだ。それでもなお国会議員や幹事長政務第一秘書を政治資金規正法の形式違反で逮捕している異常性は、司法当局を国会に呼んででも徹底的に追及しなければならない事柄であろう。また、特捜部長をはじめ、検事総長以下首脳部は全員辞表を出すべきではないか。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メディアのあり方 Nothing V... | トップ | 検察の暴走 一つの見方 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

メディアから」カテゴリの最新記事