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ロシア・ウクライナ「ガス戦争」

2009-01-12 15:40:26 | メディアから
今朝の東京新聞3面に、ロシア・ウクライナ「ガス戦争」なるコラムが掲載されていた。厳冬の欧州が「ガス戦争」に震えている。との書き出しで、なぜ18カ国もの国のガス供給が停止させられたのかを検証している。以下記事の一部を引用する。「08年にはグルジアとロシアの戦火に震撼した欧州。09年早々にその欧州を襲ったのは、ウクライナを舞台にしたロシアとの衝突。二つの紛争を結ぶキーワードは「パイプライン」だ。欧州は天然ガス供給の四分の一をロシアに頼り、特に東欧旧共産圏諸国の依存度はきわめて高い。ロシアの欧州向けガス輸送の八割を担うのが、ウクライナ経由のパイプライン。対ロ依存度を低減させるために、欧米がカピス海中央アジアなどからの供給ルートとして推進するパイプライン「ナブッコ」の経由地がグルジア。 ロシアの政府系天然ガス独占企業ガスプロムはウクライナに対し激安価格でガスを売ってきた。対欧州価格は 一千立方メートル当たり400ドル以上昨年のウクライナへの価格は180ドル。これを欧州向け価格波に引き上げようとした。(パックインジャーナルで田岡氏は250ドルと言っていたが)この裏に有るのが、ロシアと中央アジアとのガス売買交渉だ。ロシアは世界最大埋蔵量のガス田を持つが(確認埋蔵量47,8兆立方メートル。全埋蔵量の26,6%)設備老朽化で大幅増産は期待できない(01年・542億、15年・598億 いずれも外務省の資料による)。ガスプロムは中央アジアからの輸入を図っているが、トルクメニスタンやカザフスタンから、09年の購入価格を欧州価格並みに近づけるとの合意に追い込まれていた。ロシアが妥協せざるを得ないのは、中国の存在があるからだ。中央アジアと中国を結ぶパイプラインの建設はすでに始まっている。(トルクメニスタンーー>ウズベキスタンーー>カザフスタンーー>中国を結ぶパイプラインで昨年5月30日には着工が発表されている。これに接続する中国国内のパイプラインは8000キロにも及ぶとされ、総計一万キロにもおよぶという)その中央アジアに食い込みを図るのが欧州だ。今回の供給停止を受け、EUはグルジア紛争後に見直したガス供給源多角化策の実現を急ぐ構えで、中央アジアとの関係強化は課題の一つだ。
中央アジアとは一般的に次の5カ国を言うらしい。カザフスタン、天然ガス埋蔵量3兆立方メートル、トルクメニスタン・同じく2,9兆、ウズベキスタン・同1,9兆、タジキスタン、キルギスタン ちなみに日本が天然ガスを輸入しているインドネシアの埋蔵量は2,8兆とのことである。
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