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「消えた年金」責任者 駆け込み天下り

2009-09-09 23:00:55 | メディアから
厚生労働省の青柳親房前九州厚生局長(56)が、同省所管の独立行政法人「福祉医療機構」の理事に今月3日付で就任していたことが8日、分かった。これは共同通信が9月8日付で配信している記事らしい。しかし「青柳親房前九州厚生局長」といわれてどれだけの人がこの名前に関心を示すのだろう
その点、9日発行の日刊ゲンダイなら、その問題点はより鮮明になるのではないか。
見だしは「駆け込み天下り 社保庁『消えた年金』の責任者も」 とあり記事本文は以下のようになっている。全文を引用する。
「民主党政権発足寸前の官僚の駆け込み天下りがまた明らかになった。
者保庁の『消えた年金』問題で厚生労働省九州厚生年金局長に飛ばされていた青柳親房氏(56)が、同省所管の独立行政法人『福祉医療機構』の理事に今月3日付けで就任した。青柳氏は04年から社保庁運営部長を務めていたが、07年に発覚した年金記録問題への不手際の責任を取り同年8月、九州厚生局長に更迭されていた。福祉医療機構は、病院や福祉施設への融資などを行っている。
前任の理事は厚労省の元障害健保福祉部長で、郵便制度悪用事件に絡み大阪地検特捜部から任意聴取され、7月18日付けで辞めた。
青柳氏の駆け込み就任について機構側は『空席になっていたので補充を下だけ』と説明しているという」引用終り
消えた年金に関しては下記のようなことが有ったらしい

2007年6月29日(金)「しんぶん赤旗」
消えた年金
15年も対策放置
社保庁「基本計画」 小池氏が指摘

社保庁が、「消えた年金問題」の発端となった一九九七年の基礎年金番号導入前に、過去の年金記録との統合を後回しにすることを決めていたことが、二十八日の参院厚生労働委員会で明らかになりました。日本共産党の小池晃議員が、社保庁の「基礎年金番号設定のための基本計画」を示してただしたものです。
 この計画は九三年に策定。複数の番号を持つ人がいて記録確認が困難など「公的年金に対する国民の信頼が揺らぎかねない」として、その解決のために基礎年金番号を導入するとのべています。
 小池氏は、それなのに「過去の被保険者記録の整備とは連動しない」として後回しにし、「被保険者記録」を「3年~5年ごとに通知することによって記録の齟齬(そご)を防止できる」としながら十五年も放置していたことを指摘。「こうした認識がありながら、まともな対策がとられなかったことが今日の事態を招いた」とのべました。
 社保庁の青柳親房運営部長が「統合のスピードがダウンし、サービス開始が遅れた」などと言い訳したのに対して小池氏は、「対策をとっていればかなり防げたはずだ。やらなかった責任は重大だ」と批判しました。
 柳沢伯夫厚労相は「統合をなぜしなかったのかかえすがえすも残念」と責任を認め、「統合の努力、進ちょく管理が不十分であったといわざるをえない」と答えました」引用終り

消えた年金に関しては、参議院厚生労働委員会で07年6月28日に日本共産党の小池議員が追及し、それを「しんぶん赤旗」が07年6月29日に報じているようです。この段階で青柳氏が責任者として在籍し、当時の柳沢大臣が業務の不備を認めたことは確かなようです。
なぜそんな人が悠々と天下りできるのか、年金を支払った人を、厚生労働省はもとより、社会保険庁もバカに仕切っていますね。09年に発生した天下りについては事後でも中止させられる特例法が必要だと思います。

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