東京都港区で昨年8月、耳かき店店員、江尻美保さん=当時(21)=と祖母の無職、鈴木芳江さん=同(78)=が殺害された事件で、殺人罪などに問われた元会社員、林貢二被告(42)の裁判員裁判第5回公判が25日、東京地裁(若園敦雄裁判長)で開かれた。検察側は「結果は重大で、真摯(しんし)な反省の態度はない」として林被告に死刑を求刑した。
昨年5月に始まった裁判員制度で初めての死刑求刑。
検察側は論告で、昭和58年の最高裁判決で示された「永山基準」を「死刑選択にあたっての一般的基準」として引用。「一方的に美保さんを憎んだ動機は極めて身勝手で、自己中心的。犯行態様も執拗(しつよう)かつ残虐で、殺意は強固だった」として、「被告を死刑に処するのが相当」とした。
また、被害者参加制度を利用した江尻さんの父(57)の代理人も「被告は動機をきちんと語らず、自分のしたことに正面から向き合っていない」として、死刑を求刑した。
起訴状によると、林被告は昨年8月3日午前8時50分ごろ、東京都港区の江尻さん方に侵入し、1階にいた鈴木さんをハンマーで殴り、首を果物ナイフで刺すなどして殺害。また、2階にいた江尻さんの首をナイフで刺し、約1カ月後に死亡させたとされる。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101025-00000553-san-soci)
裁判員になった以上、死刑判決を下さないといけない場面が来るかもしれないということはわかっていたとはいえ、出来れば当たりたくなかったと思っている裁判員の方は多いんじゃないかな。
『初の死刑求刑』なんて大騒ぎするから余計にプレッシャーがかかる。
でもしっかりと話し合って、法に照らして判決を下せばいいだけ。
簡単なようで難しいけど。
判決は来週11月1日。
どんな判決が降りるのか、じっくり待ちます。
1327号
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