2012年12月に行われた衆議院議員選挙の、いわゆる「1票の格差」をめぐる裁判で、広島高等裁判所は、全国で初めて、選挙無効の判決を言い渡した。
この裁判は、2012年12月の衆院選小選挙区の議員配分は、人口分布に比例しておらず、「1人1票」という選挙権の平等に反するとして、広島の弁護士ら4人が、県選挙管理委員会に対し、広島1区と2区の選挙無効を求めていたもの。
広島高裁は、「2009年の衆院選をめぐる最高裁の違憲判決で示された、合理的期間内での選挙制度の是正がなされておらず、むしろ、格差の状態が悪化の一途をたどっている」と、国会の不作為を指摘した。
そして、「最高裁の違憲審査権も、軽視されていると言わざるを得ない」などとして、選挙無効の判断を下した。
原告団長の金尾哲也弁護士は「原告団としても興奮していますし、今まで、わたしは昭和59(1984)年から、この定数訴訟に関わって以来、このような画期的判決に出会ったのは初めてです」と述べた。
自民党の平口 洋衆院議員(広島2区)は「やはり、裁判所の判断は、重く受け止めなければならない」と述べた。
安倍首相は「(判決に対する受け止めは?)判決をよく精査していきたい。適切に対処していきたいと思います」と述べた。
自民党の細田幹事長代行は「無効として、選挙をやり直すということではなくて、区割り法を早く成立させて、最高裁判決を待つ」と述べた。
民主党の細野幹事長は「今、議席を得ている衆院議員、さらには、政権そのものも含めて、正当性に非常に厳しい判断が下された」と述べた。
2012年の衆議院選挙については、これまでも、東京や札幌など5つの高裁で判決が出ている。
いずれも、判決は「違憲」、もしくは「違憲状態」と判断したが、選挙無効については認めていなかった。
今回、広島高裁は、一部の選挙区の選挙を無効とする判決を、国政選挙では、戦後初めて言い渡した。
今後、上告されれば、最高裁の判断を仰ぐことになる。
(http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130325-00000814-fnn-pol)
衆院選挙をやれば負ける、任期満了まで選挙をやりたくない。定数是正をしなければ解散はしないだろう。で、トロトロトロトロ定数是正をやらないでいたら、野田首相(当時)の解散やります宣言が出て、あわてて定数是正法案だけ通して解散となってこの判決。
細野ド腐れ民主党幹事長は「今、議席を得ている衆院議員、さらには、政権そのものも含めて、正当性に非常に厳しい判断が下された」と語ったそうだが、よくもまあ、他人事のようにシラッと言えるな。
そもそもお前ら政権与党だったド腐れ民主党が定数是正をやらなかったからこんなことになったんだろが!
この判決はド腐れ民主党、民主党よりも先に潰れた国民新党に下されたようなもの。
なのにそんなことはどこ吹く風のド腐れ民主党の細野幹事長。
こういう態度を取るところがド腐れ民主党の嫌いなところの1つ。
責任を取ることを知らない政党が信じられることはない。
2612号