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<耳かき店員殺害>裁判員裁判、死刑を回避…地裁が無期判決

2010-11-01 22:24:22 | Weblog

 東京都港区で09年、耳かきエステ店員の江尻美保さん(当時21歳)と祖母の鈴木芳江さん(同78歳)を殺害したとして、殺人罪などに問われた常連客の無職、林貢二(こうじ)被告(42)の裁判員裁判で、東京地裁(若園敦雄裁判長)は1日、無期懲役判決を言い渡した。検察側は裁判員裁判で初の死刑を求刑したが、判決は「一方的に江尻さんへの思いを募らせ悩んだ末の犯行。深く後悔しており人生の最後の瞬間まで内省を深めることを期待すべきだ」と死刑を回避した。
 東京地検幹部は判決後、控訴するかどうかについて「遺族の意向を踏まえ対応を決める」と話した。
 判決はまず「落ち度のない2人を身勝手な動機で殺害した責任は極めて重大で有期懲役を選択する余地はない。遺族が極刑を望むのも当然」と指摘した。そのうえで、最高裁が83年に示した死刑選択の基準「永山基準」に基づき、死刑と無期懲役のどちらを選択するか検討。江尻さん殺害の動機については「強い好意を抱いていたが、来店拒否で抑うつ状態になり、愛情が憎しみに変わって殺害を決意した」と認め、「極刑に値するほど悪質な動機とは言えない」との判断を示した。
 鈴木さんを執拗(しつよう)に刺して殺害したことは「江尻さん殺害に心がとらわれている中、顔を合わせたのは想定外で激しく動揺した結果」と指摘し、必然的結果とした検察側主張を退けた。「前科がなく、まじめに生活してきた」との弁護側主張は「酌むべき要素」と述べた。
 林被告が「恋愛感情はなかった」と繰り返したことには、「遺族が怒りを覚えるのは当然で本当の意味での反省を深めているとは認められない」とする一方、人格の未熟さやプライドの高さが原因として「遺族の声を聞いて態度に変化が見られる。被告なりの反省の態度は相応に考慮すべきだ」と結論づけた。
 ▽大鶴基成・東京地検次席検事の話 判決内容を十分検討し適切に対応したい。
 ▽林被告の弁護人の話 当方の主張が認められ、裁判所及び裁判員の真摯(しんし)な判断に敬意を表する。
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101101-00000098-mai-soci)



裁判員達が真剣に考えた結果出した結論だから真摯に受け止めなくてはならない。
ただ何かモヤモヤ感が残っていた。
それが遺族のコメントですっきりした。


<耳かき店員殺害>裁判員「命の重さ考えた」

 ◇「何人殺せば死刑に」…江尻さんの父
 判決後、江尻美保さんの父(57)は弁護士を通じコメントを発表した。全文は以下の通り。
 この判決を聞いて、悔しくて涙も出ませんでした。
この事件は、家の中にまで入ってきて、関係のない祖母まで殺害するという本当に陰湿で残虐な事件です。
 被告人に前科がなければいいのか、「自分なり」に反省を示せばよいのか、人間を2人殺してこんな判決でいいのかと思います。
 この事件で、無期になるのであれば、一体何人殺せば死刑になるというのでしょうか。
 また、判決の中では、検事の言い分を否定した部分もありましたが、その理由も明らかでなく、納得できません。
 検察官には、ぜひ控訴していただきたいと思います。
抜粋(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101101-00000100-mai-soci)



被告人に前科がなければ、「自分なり」に反省を示せばよいのか。
まさにその通り。

モヤモヤしてたのはこの部分。
人生の最後の瞬間まで内省を深めることを期待すべきだ。

そうか?
これって死刑廃止派が言ってることやんけ!


何の落ち度もない人を殺して無期懲役。
これでは遺族は納得出来ないのも当り前、当然控訴やな。
                        1329号
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