ぼけ~~~っと人生充電記!

こんな時だから、こんな時だからこそ、色んな事を書き残していきます。

大阪地方裁判所に傍聴~4(後編)~

2007-10-09 23:07:04 | 裁判傍聴
(5日の続き)
5階は何かやっているんかなあって思って行ってみると法廷の外で何かしら話をしている。その法廷の中をのぞいてみた。民事裁判の証人尋問。証人は被告、被告の息子と娘の3人、話をしていたのは証人やった。他に原告の姉も出ていたようだけれど、見れなかった。原告は被告の義理の姉。原告が被告に金を貸したから返して欲しいという訴え。その額、480万円なり!しかもその内の180万円については領収書もある。領収書は被告の娘が被告の名で書いたと認めている。

これだけだったら原告は少なくとも180万円は貰えそうなんやけど、もちろん被告にも言い分がある。領収書は被告の娘が父親(被告の夫、故人)に頼まれ書いた、180万円は父親名義の郵便貯金口座に振り込まれている、180万円は5万10万とちょくちょく下ろされているが被告は夫から金を貰った事は一切ない、原告は被告の家の前で「600万返せ!」などと有りもしない事を大声で騒ぎ喚いたり、普段からウソをつく人であるといった証言を聞いていると、う~~んと唸ってしまう。厄介な親戚やなあ、なんて思ってしまう。

また被告の夫が亡くなった時、被告、被告の子供等は相続放棄しているところから察すると、原告は被告名義で被告の夫に貸した金を返してもらいたい、でも被告は相続放棄しているので返済の義務はないと主張。だから原告は借用書通り被告に金を貸したと言い張ってるんとちゃうかなあ、、

でも原告の言う通りなら被告は家族で口裏併せてウソをついている事になる、、この裁判、これからどうなるんやろ?民事やから和解が出来れば一番ええんやろうけど、借りた覚えがないし亡き夫の借金は相続放棄しているから払う義務もないと思っている被告が応じるわけないやろうし、原告は原告で被告に貸したんやから全額返せと思っているだろうし難しいやろなあ、、次回は12月。期間を空けたのは事務の関係もあるみたいやけど、示談成立を期待しているんやろね。裁判長はとっても若い人やったけど、どう判決を下すんか、楽しみやわ!行けるかどうか知らんけど……

民事ってドロドロしてておもろい。特に今回は原告は代理人を立てず、ばあさん1人が原告席に座って被告側証人つまり義理の妹、甥、姪を睨みつけて、時々「よくもそんなウソがつけるね!!」なんて大声を出す姿を見ていると、ナマの人間のドラマを見る事が出来、おもしろかった、、すみません、不謹慎やね!

この日はこれで終了!
とっても有意義な1日でした。
                         366号
コメント
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