ぶらっと温泉めぐり

気ままにぶらっと温泉に行った時の日記です。

沢渡温泉へ(5)まるほん旅館(群馬県)

2008-04-06 14:00:00 | 群馬県の温泉
今回の群馬温泉旅の締めは「まるほん旅館」








入り口には「日本秘湯を守る会」の提灯がぶら下がっている。
いまさらながら思いついたが、
これだけ温泉地めぐりしているのだから
最初からスタンプ帳を買っていればよかったなあ。


早速浴室に入り見渡すと
檜作りの浴槽、天井、床・・・
やっぱり日本人DNAが染み付いているので
木造というのは心が落ち着くね。


お湯から出て体を冷やすとき、
檜の床だと寝転がった時のぬくもりが
他とはぜんぜん違いますね。


お湯自体は、アルカリ性の湯なので
強酸性の草津温泉とは対照的に肌には優しい。
草津温泉の上がり湯と言われているのが
よくわかるくらいいいお湯だ。


宿泊の案内を見ると
一人旅も歓迎しているのが結構珍しい。
いろいろあって疲れがたまったときには
ゆっくりと気を誰にも気を使わず泊まりにきて、
湯治気分を味わうのはいいかもしれない。



【バス停】



【最寄り駅の中之条駅への本数はこんな感じです。】


●沢渡温泉 まるほん旅館
【URL】http://www.sawatari.jp/
【温泉地名・源泉名】沢渡温泉(源泉名:県有泉)
【泉温】54.8℃
【ゆう出量】135リットル/分
【知覚的試験】無色透明、わずかに硫化水素臭あり
【pH値】8.3
【泉質】カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
    (アルカリ性低張性高温泉)

●関越交通株式会社
http://www.kan-etsu.net/

●日本秘湯を守る会
【URL】http://www.hitou.or.jp/

沢渡温泉へ(4)(群馬県)

2008-04-06 13:50:00 | 群馬県の温泉








共同浴場でさっぱりしたあと、
時間もあるので温泉街の奥のほうへいってみました。



沢渡川にかかる晩釣橋、
橋のふもとには、せせらぎ公園があり
川に沿って遊歩道もきっちり整備されている。




【橋から上流方面】



【橋から下流方面】




【橋から下流方面】



湯上りに散策するのも気持ちいいですし、
サンダルであれば足だけ川に入るのも
冷たくていいですね。



●沢渡温泉のホームページ
http://www.sawatari.net/

●関越交通株式会社
http://www.kan-etsu.net/

沢渡温泉へ(3)(群馬県)

2008-04-06 13:20:00 | 群馬県の温泉
坂道を奥へと進んでいく。
まだ地元の人とすれ違っていない気がする。
本当に落ち着いた静かな場所だ。
かつては賑わったが、
今では旅館も12軒と小さな温泉街。



沢渡温泉は、歴史も古く
源頼朝も湯に浸かったとのこと。

強酸性の草津温泉で荒れた肌を整えるため、
「草津の治し湯・仕上げ湯」といわれており、
カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉で
pH8.5のアルカリ性のお湯のため
肌に対しやさしく「一浴 玉の肌」といわれています。



見えてきました。
手前が有名なまるほん旅館、奥が共同浴場。
まずは共同浴場へ。


【沢渡温泉共同浴場外観】



浴室の戸を開けると
浴槽からは無色透明のお湯があふれて
窓から差し込む太陽の光が反射し
湯面がきらきらと輝いていたのがすばらしい。








塩素消毒もしていないので
本来のお湯の香りもすごくいい。


噂どおりのやさしい肌触りだ。
どうしても草津と比較してしまうからだろうか。


独占できているのがすごく贅沢。



共同浴場の脱衣場の雰囲気もいいですね。


●沢渡温泉共同浴場
【源泉名】県有泉(沢渡温泉)
【泉質】カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉
【泉温】(源泉)55℃ (利用施設)42℃
【水素イオン(pH)】8.5
【加水】なし
【加温】なし
【循環ろ過】使用無し
【入浴剤】使用無し
【消毒】塩素系薬剤使用無し
【時間】9:00-20:30
【料金】300円

●沢渡温泉のホームページ
http://www.sawatari.net/

●関越交通株式会社
http://www.kan-etsu.net/

沢渡温泉へ(2)(群馬県)

2008-04-06 13:00:00 | 群馬県の温泉
中之条駅から関越交通の路線バスで約15分、
沢渡温泉に到着。

まずは帰りのバスの時間をチェック。



非常に落ち着いた雰囲気です。





バス降りてすぐにちょっとした高台というか
公園があったので階段を上ってみました。

見晴らし良好ですね。


【高台からの風景 左】


【高台からの風景 中央】


【高台からの風景 右 正面に見えるのが沢渡温泉病院です】

山に囲まれたひっそりとした温泉街ですね。
自分の故郷に帰ってきたような感じです。

もう4月ですが、
梅の花が見ごろを迎えていました。



横浜では2月の中旬から下旬に
梅を見に大倉山公園にいったので
もう一度見れて得した気分ですね。

リハビリテーションの温泉病院もあるんですね。

●沢渡温泉のホームページ
http://www.sawatari.net/

●関越交通株式会社
http://www.kan-etsu.net/

沢渡温泉へ(1)(群馬県)

2008-04-06 12:10:00 | 群馬県の温泉
川原湯温泉駅を後にして
吾妻線で沢渡温泉の玄関口、中之条駅へ。






【駅舎】


【手前 四万温泉行き、奥 沢渡温泉行き路線バス】







どちらかというと以前訪れた四万温泉の玄関口としての方が有名ですね。

越後交通路線バスに乗車するが、
あらかじめ運行時刻は要チェック。

写真でも見てごらんの通り
人影が見当たらない
非常に落ち着きのある雰囲気。

●関越交通株式会社
【URL】http://www.kan-etsu.net/

●沢渡温泉のホームページ
【URL】http://www.sawatari.net/

ダムに沈みゆく温泉 川原湯温泉 川原湯温泉駅

2008-04-06 11:30:00 | 群馬県の温泉
JR吾妻線 川原湯温泉駅。
この駅も八ッ場ダム(やんばだむ)建設により
いずれ湖底に沈みます。


代わり敷かれる鉄道は10,390mにも及び
橋梁、トンネルも着々と工事が進んでいるようです。
詳しくは八ッ場ダム工事事務所のホームページに
記載してあります。


なので、
駅舎・周辺ををいろいろな角度から撮ってみました。






























●八ッ場ダム工事事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/


●群馬県吾妻郡長野原町、吾妻渓谷
「渓ばたの温泉」川原湯温泉へようこそ
http://www.kawarayu.jp/

ダムに沈みゆく温泉 川原湯温泉 共同湯 王湯

2008-04-06 10:15:00 | 群馬県の温泉



建屋には源氏の紋所「笹竜胆」を見ることが出来ます。





はじまりは諸説あるようですが、
建久4年(1193)、源頼朝が浅間狩りのとき、
この地を通りかかった際に湯煙を見て温泉を
発見したといわれています。
そばにあった大きな石を王石と呼ぶようになりました。


湯かけ祭りのはじまりは
発見から約400年後、
お湯が出なくなったところ、
ニワトリを生贄にささげたところ
再びお湯が出るようになり、
お湯を掛け合って喜んだそうです。


脱衣場から階段を下りていくと内湯があります。
なので浴場も天井が高く、圧迫感がありません。
床も天然の石のようなタイルが敷き詰められています。


お湯もちょうど良い
適温になっていました。


塩素消毒していないので
お湯本来のにおいを楽しめます。
若干の硫黄のにおいが良いですね。
ナトリウムも多く含まれているので
出た後も体が温まりますね。





【このような風景を見ることが出来ます。(渡り廊下からの撮影)】








●川原湯温泉 共同浴場 王湯
【温泉名・源泉名及び湧出地】
 下記2源泉の混合泉
 ・川原湯温泉(源泉名:元の湯)
  群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯字上打越乙290
 ・川原湯温泉(源泉名:新湯)
  群馬県吾妻郡長野原町大字川原湯字上打越274
【泉温】 71.6℃
【湧出量】 測定せず (元の湯:自然湧出、新湯:掘削自噴)
【pH値】 7.1
【泉質】 含硫黄-塩化物・硫酸塩温泉(中性低張性高温泉)



●群馬県吾妻郡長野原町、吾妻渓谷「渓ばたの温泉」
 川原湯温泉へようこそ
http://www.kawarayu.jp/

ダムに沈みゆく温泉 川原湯温泉 将来のイメージ図(群馬県)

2008-04-06 10:10:00 | 群馬県の温泉
聖天様露天風呂で
さっぱりした後、共同湯の王湯に向けて温泉街を歩く。








途中、八ッ場ダム(やんばだむ)、湖
完成後のイメージ図が掲げられていた。
親水公園や温泉街のメインストリート
のイメージ図が描かれています。



















改めてこの場所も沈んでしまうんだと
感慨深いものがありますね。


王湯を目指してテクテクと歩いていきます。
老舗っぽい温泉宿もありますね。
新源泉での移転先でも続けていってほしいですね。






●群馬県吾妻郡長野原町、
吾妻渓谷「渓ばたの温泉」川原湯温泉へようこそ
http://www.kawarayu.jp/


●八ッ場ダム工事事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba

ダムに沈みゆく温泉 川原湯温泉 聖天様露天風呂(群馬県)

2008-04-06 09:10:00 | 群馬県の温泉
川原湯温泉は
建久4年(1193年)源頼朝が通りかかったところ
山の中腹から湯煙が出ているのに気づいて
発見したといわれているようです。


毎年1/20朝5時、
テレビでもよく映されるお祭りのひとつで
湯かけ祭りがあります。
はじまりは、発見から約400年後
温泉が出なくなって
困った村人はニワトリを生贄に
お祈りをしたところ
再び温泉がわいたので
お湯を掛け合うようになったそうです。


そんな温泉地ですが、
数年後には八ツ場ダム(やんばだむ)の完成に伴い町全体が
ダムの底に沈むことになります。


沈む前にどうしても一度訪れてみたかったところです。


このダムの建設目的は
首都圏治水や洪水対策等。


横浜市民の私にとっては
住んでいるところが相模川水系なので
その恩恵はないのですが、
やっぱり大規模に建設するダムは必要なんでしょうかねえ。
春や秋には美しい自然、吾妻渓谷もあり、
もったいないですね。



川原湯温泉駅は
非常に寂しい感じの駅です。








駅舎に温泉の成分表が掲げてあるのは
はじめて見た。












共同湯のある川原湯地区へ歩き出す。



【温泉街入り口】







なんとなく風景も
これから沈んでいくさみしさが伝わってくる。


山を見渡すと着々と工事は進んでいるようですね。



聖天様露天風呂の入り口へやってきました。












階段を上りちょっとした高台に
露天風呂があります。


辺りの風景が見渡せます。
天気もよくすごく心地よい。
午前からゆっくりとお湯に浸かれて幸せです。


●群馬県吾妻郡長野原町、
吾妻渓谷「渓ばたの温泉」川原湯温泉へようこそ
http://www.kawarayu.jp/


●八ッ場ダム工事事務所
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/

湯宿温泉 窪湯 (群馬県)

2008-04-05 17:15:00 | 群馬県の温泉


猿ヶ京温泉をあとにし、バスで10分程の
湯宿温泉バス停に降り立つ。





湯宿温泉は、昔から湯治客に親しまれてきた温泉地で
今でもこの地区には4つの共同湯があり
湯治場の雰囲気が残されています。
もちろん地域の方の生活の一部にもなっています。


1992年(平成4年)ふるさと事業により
旧三国街道に石畳を敷き詰め街灯を設置し
のどかな温泉地の雰囲気を醸し出しています。


今から1300年も前に弘須法師が岩穴にこもって
大乗妙典を読経していたところ
温泉が湧いたという伝説があるそうです。


降り立ったがいいが
共同湯はどこなんだろうか?
バス停にある案内地図には記載していないし、
地元らしき人も見当たらない・・・。
とりあえず湯宿温泉下バス停に向かって歩く。


猿ヶ京に向かうバスの車窓から
この付近に温泉のエントランスらしき塔が
あったから地図や案内があるだろうと思ったからだ。
それが正解だった。






【湯宿温泉 案内板 左】



【湯宿温泉 案内板 右】


バスで来る人は湯宿温泉下バス停で降りた方がお勧め。



【こちらは竹の湯】


代表的な共同湯「窪湯」前に到着、
建屋の前には若干の広場ある。



【窪湯】











ドアを開けると脱衣場のところに寸志と書かれた金属の箱がある。
100円以上の記載があるのでぜひ協力しよう。


浴室、湯舟は狭いが落ち着く雰囲気だ。
人が少なかったせいもあってか
お湯はものすごく熱い。
この地区の方は結構熱いのがお好きなのでしょうか?


住んでいる地域にお湯が湧いているのは
すごくうらやましいです。
毎日温泉に入れますからね。
そんなことを思いながら
バスの時間が迫っていたので
湯宿温泉をあとにした。


●関越交通株式会社
【URL】http://www.kan-etsu.net/


●湯宿温泉 窪湯
【泉質】ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉
【泉温】63度 ph8.3
【料金】100円
【時間】入り口付近の木札に
 「湯宿以外の方は午後四時より九時までに
  入浴を完了して下さい」とあります。