ぶらっと温泉めぐり

気ままにぶらっと温泉に行った時の日記です。

八幡平山頂(秋田県から岩手県へ)

2010-09-20 13:50:00 | 秋田県の温泉
後生掛温泉を後にして、再び八幡平頂上行きの路線バス。
八幡平山頂で路線バスを乗り継ぎJR花輪線大更駅を目指す。


バスに乗車、どんどん登って行く。
懸念されていた天候が次第に悪くなっていく。


もう周りの様子がわからないほどの霧・・というか雲の中だ。
山の天候の変化をまざまざと見せ付けられる。
観光ルートで道がしっかりしていて人も多いから
安心感があるものの自然の怖さもちょっと感じる。


約30分で八幡平頂上到着。もう何も見えない・・・。









天気がよければ、八幡平頂上付近は散策ルート
になっているので、湿原地帯風景や高山植物なども
カメラにおさめる事が出来たが、
こうなると、バス停近くのレストハウスで
軽く飯でも食べるしかない。




















しばらく付近でうろうろ時間をつぶして
大更駅経由盛岡行きのバスを待つ。(岩手県北バス)


JR大更駅到着。








このままバスに乗って終点盛岡駅まで
行ってもいいが、ここで降りたほうが、
スリーデーパスも使用できるし時間も早い(と思った)。
地元のローカル線に乗るのも旅の楽しみの一つ。








盛岡駅付近にて盛岡じゃじゃ麺を食べて、新幹線で東京へ帰る。
なかなか歩きつかれた3日間だ。


●羽後交通株式会社
http://www.ugokotsu.co.jp/


●秋北バス ホームページ
http://www.oodate.or.jp/shuhoku/bus/


●岩手県北バス
http://www.iwate-kenpokubus.co.jp/

後生掛温泉(秋田県)

2010-09-20 11:20:00 | 秋田県の温泉

【玉川温泉駐車場】



【後生掛温泉バス停 八幡平頂上方面】
玉川温泉からバスに揺られて約30分、後生掛温泉バス停に到着。(710円)



【玉川温泉方面】


だいぶ標高が高くなってきた。
それにしても、大自然の中だなあと
つくづく実感できるほど山の中だ。
バスで来る人はほとんどいない感じ、
マイカーかレンタカーなんだろう。



【後生掛温泉入口】
バス停からは案内板がすぐ側にあるので
非常に場所がわかりやすい。



てくてく歩いて行くとすぐに建屋と湯気が見えてくる。





日帰り入浴はすぐ右脇の坂を下る。





こじんまりとしたいい雰囲気。
湯治棟と建屋は一緒。





早速浴室に入ると床も木で温かみがあるので
人がいなければ寝そべっても気持ちいい。


お湯は酸性で硫黄臭、白濁色で透明度は20cm程。


露天もあるが、見晴らしも造りはあまり良いとは言えない。
戸をあけてすぐ湯、目の前には崖が見えるだけ。
4-5人でいっぱいになってしまう。


なんといっても、メインは「箱蒸し風呂」。
木で出来た箱から顔だけ出して、サウナのように楽しむ。
(後生掛温泉HPの写真
  http://www.goshougake.com/modules/tinyd0/index.php?id=3)


風呂上がりには、源泉もある敷地すぐ脇の後生掛自然研究路を
路線バスの時間を気にしつつ散策。





「後生掛地区は噴気孔、ふっとう泉、湯沼、吹上泉、
マッドポッド(泥つぼ)、泥火山などが
僅か1kmくらいの範囲内に集まっており全国でも珍しいところ(看板より)」


温泉好きにはたまらないスポットだ。
時間がある方は、たっぷり自然を楽しめる。






後生掛温泉の源泉である「オナメ・モトメ」。
 オナメ=この地方の方言で、妾妻
 モトメ=この地方の方言で、本妻
なぜ「後生掛」という如何にも意味ありげな温泉名になったのか分かる。
(説明が長くなるので端折ります)



【紺屋地獄】


温泉たまごの黒たまご(1個60円)を食べて、次はこの地を後にする。


●後生掛温泉
【URL】http://www.goshougake.com/

【源泉名】オナメ、モトメの湯
【湧出形態】自然湧出
【泉温・湧出量】88.4℃・毎分150L
【源泉所在地】秋田県鹿角市八幡平字熊沢国有林内34林班口小班
【泉質名】酸性-単純硫黄泉
【掲示用泉質名】酸性硫黄泉(pH3.2)
【引湯方法】引湯管利用・引湯距離:150m
【循環】なし
【加水】あり 水道水(源泉温度が高いので)
【加温】なし
【入浴剤】なし
【消毒】なし

【時間】外来入湯 7:00~18:30(通年)
    メンテナンスにより入浴が制限される場合があり
【入浴料金】400円


●羽後交通株式会社
http://www.ugokotsu.co.jp/


●秋北バス ホームページ
http://www.oodate.or.jp/shuhoku/bus/

玉川温泉(秋田県)

2010-09-20 09:25:00 | 秋田県の温泉
今日は、八幡平の玉川温泉と後生掛温泉をめぐる。
特に玉川温泉はかねてより訪ねてみたかった温泉地。


二つの温泉地を一日で電車と路線バスでめぐろうとすると、
選択肢が二つある。


1)田沢湖駅より路線バスにて温泉地。
 八幡平山頂 経由 大更駅もしくは盛岡駅へ
2)盛岡駅もしくは大更駅より路線バスにて温泉地。
 八幡平山頂 経由 田沢湖駅へ


路線バスの乗り継ぎ時間、温泉地での滞在時間を検討した結果、
時間に余裕がでる(1)を選択。
しかし難点がひとつだけある。
それは、田沢湖駅を下車してから路線バスの発車時間まで
2時間弱待ちぼうけしなくてはいけない。


過去に乳頭温泉に行った事があるので、
玄関口でもある田沢湖駅へ下車したことがあり、
周辺がどんな雰囲気なんだろうという新鮮な気持ちが
無いのがますます時間を長く感じさせる。


盛岡駅近くのホテルを早朝に出発。
さすがに乗車するのは自分くらいだろうとおもいきや
そうではなく数えられるくらいの数名が既に乗っていた。





【盛岡駅始発列車】



【田沢湖駅到着】



【田沢湖駅舎】



【路線バス時刻表】



【路線図】


駅周辺をぶらぶらしているときに、ふと不安になり
財布に入っているお金をみると、
バス運賃や昼食代、入浴料金など計算上は
足りるのだが、余裕が無いので近くのコンビニで
お金をおろそうと思ったのだが、駅周辺には見渡しても全く無し。
駅舎は立派なのに・・・とおもいつつ、iPhoneが大変役に立った。
なんせgoogle mapが知らない土地で見れるのが大変便利。
駅より南の方角に500mくらいの国道46号線沿いにローソンをみつけた。
朝食もとっていないので丁度良い。



駅に戻り、それでも時間はたっぷり。
時間をつぶしていると、ようやく路線バスがターミナルに
やってきたので乗車。乗客は私のほか誰もいない。


田沢湖経由約1時間15分乗車で目的地の玉川温泉到着。


泊り客や車での方がほとんどのようで、
駐車場は結構いっぱいだ。





建屋の前で下車するとたくさんのお客さんがいて賑わっている。
さすがは、山奥でも日本有数の有名な温泉地。
主な特徴は
1)pH1.05の強酸性泉日本一
2)毎分9000リットルの湧出量日本一(単一湧出口)
3)日本で唯一「北投石」がある
4)悪性腫瘍に効くといわれている





訪れる方の事情も様々・・・。
悪性腫瘍を患った方も訪れ、拠り所としても知られている。


実は、玉川温泉の一般的な禁忌症として、
悪性腫瘍は記載されているのだが、
日本では玉川温泉が唯一の産地である鉱物の
「北投石」の影響があると思われる。
(放射性のラジウムを含み、鉛を含む重晶石(硫酸バリウム))
世界でも大変貴重な鉱物で台湾の北投温泉と
秋田県の玉川温泉のみでしか産出が無いと言われている。



【建屋】


とりあえず、温泉へ浸かる。
建屋、床、浴槽が木造。(ヒノキなのかヒバなのかアスナロなのか
材質何なのか聞けばよかった)


源泉の濃さによって浴槽も分かれている。


いきなり100%は勇気がいるので
50%くらいから徐々に体を慣らす感じで。


100%の湯船は温度はそれほどでもないが
酸性のヒリヒリ感から高く感じる。この刺激がたまらなくいい。
あんまり浸かっていると肌を痛めそうなので
希釈した湯へ戻ったりする。


また、飲泉もできる。希釈はしてあるとのことだが、
これだけの強酸性だと歯に注意しないと溶けてしまう。


湯を満喫した後は、自然研究路を探索。
大噴といわれる源泉や、
特徴でもある岩盤浴を見てみたい。



【自由研究路入り口】












【北投石】






【大噴】
とっても熱そうな源泉「大噴」。


雨よけの簡易な小屋がりその中にたくさんの方たちが岩盤浴をしている。
なかなかここまでの光景は他の温泉地では見られない。








温泉がレジャーとして確立しているが、
それだけではないと改めて感慨深いものがある。


路線バスの時間を気にしつつバス停まで戻る。
次の目的地「後生掛温泉」を目指す。


●玉川温泉 秋田県 田沢湖 効能溢れる癒しの湯治宿
http://www.tamagawa-onsen.jp/
【温泉名】玉川温泉(源泉名:大噴)
【泉質】酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉
【泉温】源泉98℃、使用位置39℃
【加水】なし
【加温】なし
【循環利用有無】なし
【入浴剤等の添加の有無】なし
【pH】1.05

・大浴場
【営業時間】
  外来入浴7:00-19:00(4/中旬~11月下旬)
  宿泊入浴3:00-24:00(通年)


●羽後交通株式会社
http://www.ugokotsu.co.jp/


●秋北バス ホームページ
http://www.oodate.or.jp/shuhoku/bus/

花巻温泉郷 鉛温泉 白猿の湯(岩手県)

2010-09-18 13:15:00 | 岩手県の温泉
大沢温泉を後にして、再び路線バスで鉛温泉を目指す。
一日の上下線各9本。
一桁だが、これくらいの本数だと
大変予定が組みやすいと感じているのは、
旅慣れし過ぎているからだろうと思うところ・・・。


日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」が目的。


大沢温泉から歩いて行くにはちょっと距離があるかもしれない。
ただ単に車道沿いを歩いて行くのはしんどい。
川沿いに道があって
風景が楽しめれば歩いてもいいんだけど。


鉛温泉バス停到着。
そもそも乗っている人数自体が少ないが、
私のほかにも一組が下車した。



【新鉛温泉方面】



【大沢温泉、花巻駅方面】


本当に三連休初日なのかと思うほど。
紅葉の季節になると訪れる人が多いのかも。






車道から脇道を下ると、看板があり、
左に旅館部、右に湯治部と矢印がある。


どっちを先に行けばいいのか若干迷ったが、
湯治部方面へ。



【湯治部入り口】


味がある建屋に入ると薄暗く事務所にも誰もいない。
勝手に入るわけにも行かず、しばらく待っていると
おばあちゃんが近寄ってくる。
湯治客のようで、軽く会釈をする。
おばあちゃんも近くのいすに座って、
私もしばらく何をするわけでもなく待ってみる。
5分くらい待ってから
従業員の方がきてお金を支払いさっそく
立ち湯の「白猿の湯」へ。


廊下脇のドア開けたらいきなり階段を下るようになっており、
いきなり浴室となっている構造。
知らなかったが、混浴だった。その脇で脱衣する感じ。
年配の女性が一人おり
若干あせって一旦ドアを閉じ本当に混浴なのかどうか掲示物を確認した後、
気にせずかまわずすすむ。


時間差で常に私含めて2-3人。
ゆったりできて大変のんびりできる。


湯船は実際に入ってみると、
広さ+深さで両手両足広げることができるのは
なんだか不思議な感じ。
子供は完全に息ができないくらい深い。


一人独占できる時間が少しできたので、
軽く泳いみたくなったので実行。
手足をのびのびとして、他では体感できない充実感。


混浴だが、時間によっては女性専用になるので、
宿泊でなく立ち寄り湯の場合は、
あらかじめ時間帯は調べたほうが良い。
ホームページも写真がたくさん使われており
見るだけでも癒される雰囲気あります。



【掲示物、大沢温泉との共通券あり】



【旅館部入り口】



【旅館部建屋と風景】



【湯治部建屋(奥)と風景】


●岩手・花巻 文士が愛した浪漫の湯宿 鉛温泉 藤三旅館
【URL】http://www.namari-onsen.co.jp/

【日帰り料金】
大人700円、子供500円

・白猿の湯
【泉質】単純温泉・アルカリ性単純温泉
【泉温】57℃
【加温】なし
【加水】なし
【循環】なし(源泉掛け流し)
【日帰り営業時間】
7:00-21:00(受付20:00まで)
※女性専用時間
8:00-9:00
14:00-15:00
19:30-21:00
※金曜10:00-14:00は清掃のため利用できない。


他、
・桂の湯
・河鹿の湯
・白糸の湯
・銀の湯



●岩手県交通
【URL】http://www.iwatekenkotsu.co.jp/


●花巻市トップページ
【URL】http://www.city.hanamaki.iwate.jp/

花巻温泉郷 大沢温泉 (岩手県)

2010-09-18 11:10:00 | 岩手県の温泉
この3連休は、JR東日本の「スリーデーパス」を利用し、
岩手県の花巻~遠野~釜石~宮古~盛岡~秋田県・岩手県の八幡平をまわる。
以前は「3連休パス」という名前で、JR東日本と北海道の一部の
乗車券と自由席特急券が一体となっていたが、
特急券は別購入の形態になり、大人13000円。
今回は乗車距離がかなり長くなる予定なので、だいぶお得になる。


入る温泉は、岩手県の大沢温泉、鉛温泉。
秋田県の玉川温泉、後生掛温泉。
挙げた4湯すべては湯治場として有名。


まずは、一湯目、花巻駅から大沢温泉を目指す。
宮沢賢治とも縁のある温泉地。
子供のころに父親に連れてこられたのがきっかけみたいだ。


東北新幹線北上駅で下車し、東北本線で花巻駅へ。



【北上駅にて東北本線盛岡行き】


花巻駅へは、新幹線駅の新花巻駅からよりも、
ひとつ前の北上駅からの方が連絡がよい。



【花巻駅】



【花巻駅 駅舎】


花巻駅前からは路線バス(岩手県交通)。
もちろん時刻表はあらかじめ調べてあるが、
大沢温泉を経由して鉛温泉方面行きは一日9本。
一日9本で、もはやスケジュール組みやすいと思ってしまっているのは、
だいぶ旅慣れてきているんじゃないかと自覚している。


バスに揺られて25分ほど。
大沢温泉バス停に到着。
見渡すとすぐに入り口がわかる。



【大沢温泉バス停。右側が大沢温泉入り口です。】



【鉛温泉方面】



【花巻駅方面】



【大沢温泉入り口】



【入り口から坂を下る。正面が自炊部、右側が山水閣】



【山水閣】



【自炊部】


駐車してある車の数が結構多い。
やっぱり三連休初日だ。
早速お金を払い、立派なパンフレットを渡され、湯の説明をうける。
1)山水の湯
2)豊沢の湯
3)南部の湯
4)薬師の湯
5)かわべの湯
6)大沢の湯


すべて入る時間もないので、自炊部にある混浴露天の大沢の湯を目指す。
建屋の中を進み、たどり着くと先客が2名しかいなかった。
思っていたより空いていたので良かった。
独占できた時間帯もあり、悠々と時を過ごす。



【大沢の湯より豊沢川上流】



【大沢の湯より豊沢川下流】


しばらく脇を流れている豊沢川の流れを眺めながら目の保養。
たまに飛び跳ねる魚などぼんやり見ているとすごく癒される。


自炊部は、湯治場としての雰囲気も建屋自体から十分に感じられる。
木造建築で歩くと床がミシミシと音がする。
他の人に配慮して静かに歩こうという気遣いが自然にうまれる。





露天風呂から見えた橋にも行ってみようと、
一旦外履きのサンダルに履き替る。
路線バスの道路からすぐ側だが、
山奥の一軒宿にきているくらいの静かな風景。



【曲り橋より上流。左に大沢の湯。】



【曲り橋より下流】



【曲り橋を渡り菊水館、茅葺き屋根。】



【菊水館】






【自炊部建屋内の張り紙。これから行く鉛温泉と共通入浴券、
入浴後に気づきました。】


時間さえ合わせれば路線バスで花巻駅からもアクセスしやすいので、
これからの紅葉の季節、こちら方面はお勧め。


●大沢温泉

【泉質】アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
【源泉名】大沢温泉 大沢の湯
【湧出地】岩手県花巻市湯口字大沢181番地内
【泉温】51.0℃
【湧出量】753リットル/min(掘削・動力揚湯)
【知覚試験】無色透明 微かな塩味と微かな硫化水素臭
【pH値】9.0
【加水】なし
【加温】なし
【循環ろ過】なし
【入浴剤】なし
【消毒処理】必要最小限度の塩素系薬剤を添加し消毒を行うことがある

【住所】岩手県花巻市湯口字大沢181
【アクセス】岩手県交通 路線バス 花巻駅前より新鉛温泉行き、
      大沢温泉下車約25分。一日9本ほど。
【URL】http://www.oosawaonsen.com/


●岩手県交通
【URL】http://www.iwatekenkotsu.co.jp/


●花巻市トップページ
【URL】http://www.city.hanamaki.iwate.jp/