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nabe語録-スペシャルティコーヒー専門ショップ サーカスコーヒー

京都北山にオープンしたスペシャルティコーヒーショップ「サーカスコーヒー」の熱い日常をご案内します!

福豆~グァテマラ ピーベリー~を通じてグァテマラを少し感じてみて下さい~

2017年11月27日 21時37分39秒 | コーヒー産地情報
コーヒーは、世界中の多くの地域で栽培されています。
普段の生活では、気にも留めないような国がコーヒー屋さんに行くと違和感なく知ることが出来ます。

自分の飲むコーヒーの産地のことを少し調べて知るだけで
その飲んでいるコーヒーの味が不思議と美味しく感じることができたりします。

今回は、今日から店頭でご紹介を始めた
「福豆 グァテマラ ピーベリー リベルタッド」 について少しお伝えしますね。



毎年、年末年始にかけて、福豆としてご紹介するグァテマラのピーベリーです。

ピーベリーとは1つのコーヒーチェリーに1個の丸い豆ができる珍しいコーヒーで
その1粒に地域の味わいが凝縮される傾向があります。


焙煎豆


生豆

コロコロした可愛い豆で、勝手に縁起物にしています(笑)
まず目で楽しんでから飲んでくださいね。



「グァテマラ」っというのは、
北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の間のコチャコチャっと細くなった中米といわれる場所に位置します。


参考資料 ウェキペディア

紀元前はマヤ文明が栄えた地域です。

このコーヒーが栽培されている地域の標高は約1600mです。
サーカスコーヒー近くの上賀茂神社で標高100mくらいで、比叡山で約850mほどらしいです。
参考になるかどうかわかりませんが(笑)
いいコーヒーが出来る条件として標高が高いことも重要なので
コーヒーのことを説明するときに標高のことが説明に出てくることが多いです。

ちなみにグァテマラのコーヒーの取引上の基準として標高1300m以上が最高ランクとして評価されますので
標高1600mは栽培条件的にはかなりいいですね。

グァテマラ国内でも、山岳地帯やら火山だったり平野だったり地形が複雑で
それぞれの自然条件でコーヒーの味わいの個性が変わってきます。

このコーヒーはグァテマラの中でもメキシコに近いウエウエテナンゴ地域といわれるなかのラリベルタッド地区で栽培されています。





「ウエウエテナンゴ」の名前はなかなかインパクトのある名前で初めて聞いたときにすぐ覚えて言いたくなる名前です。私だけ?(笑)
「ウエウエ」が老人老木の意味で「テナンゴ」は~がある場所らしいです。
長生きする人が多かったのか、昔から古い木がある森だったのか、
現地にいったら聞いてみたいです。

普段、扱っているグァテマラの世界最高峰のコーヒー農園といわれるエルインヘルト農園もこの地域にあります。

特にエリアで選んでるわけでなないのですが
個人的にこのエリアの、柔らかな甘いとしっかりとしたボディの味わいが好きなのかもしれません。

いつの日かマヤ文明を実際に感じにいってみたいです!






エチオピア!エチオピア!エチオピア!

2017年09月14日 14時38分31秒 | コーヒー産地情報
「コーヒー」に携わるものとしては、
特別な思いのある産地が
「エチオピア」
でないでしょうか?

私は「エチオピア」にはとてもあこがれがあり
いつか行ってみたいという思いがあります。




そんなエチオピアのコーヒーが新豆(ニュークロップ)になります。
新年度のお豆です。
お米で例えるのがわかりやすいですが
新米になります。

そういえば、滋賀県の農家さんから分けてもらっているお米も今回分から新米になりました。
まだ、食べていませんがとっても楽しみです。


まずは、ウォッシュド(水洗式)の精製方法のアイテムから新豆になります。

エチオピアは、アフリカ大陸の東北に位置して
人口は約1億200万人で首都はアジスアベバで標高が2400mです。
国土のほとんどがエチオピア高原で平均気温が13度だそうです。

アフリカといえば、年中暑いイメージですがビックリですね。





エチオピア高原は本来平坦な地形なのですが、標高が高く降水量も多いので
土が削られる地形になり、深い谷や崖が多いということです。
そのために、海外勢力からの侵略をされなかったということもありますが
道路をつくったり、電車を通したりすることも難しくなかなか経済発展できない理由でもあるようです。

この熱帯で高地で寒暖の差が激しく、降水量も多いこの地理的条件が原産地となる
「コーヒーノキ」のアラビカ種が、品質の高い本来の風味をもつ高品質なコーヒーを生む条件になっているんですね。

アラビカ種の生まれた原産地エチオピアには、一度行ってみたいですね~

サーカスコーヒーで扱わさせていただいるエチオピア産のコーヒーは2種類あります。

収穫してからの処理方法の違うウォッシュ(水洗式)とナチュラルです。

ウォッシュのタイプは、中煎りから中深煎りにしてフルーティな味わいから酸味を出さないようにまろやかに楽しめるようイメージしています。

ナチュラルは、うちでは、浅煎りで、果実感、フルーティ感を感じてもらえるように味わいを作っています。

飲み比べされるのも面白いと思います。




是非是非、原産国エチオピアのコーヒーをお楽しみください!
今度、京都にこられるので楽しみにしています!



一個一個チェックして、品質の悪い豆をとっていただいてます。
すごい作業ですね。
こういう作業風景は、見たことがあるのですが
流れているコーヒー生豆の量がとても少なく、
しっかり選別されているいることがよくわかります。



それぞれのロットに分けれて日本に到着します!

写真の一部はウィキペディアから引用させていただいています。







東ティモール ピーベリーが入荷しました!

2017年02月07日 16時38分53秒 | コーヒー産地情報
とても寒いですね。
閉めきっているはずですが、
すきま風でカーテンがハタハタしています・・・

そして
今朝から妻は愛想をつかして私を置いて海外にいってしました・・・(笑)
9日の深夜に帰ってくる予定です。


さてさて、
先週から「東ティモール ピーベリー(丸豆)」を店頭でご紹介しています。






東ティモールは、2002年にインドネシアから独立し、15年を迎えます。
私たちの想像もつかない15年間だったのだと思います。
現在でも、アジアの最貧国のひとつの国家にとってコーヒーは
とても重要な輸出品です。
と、同時に東ティモール国民の34%以上がコーヒー農家です。
コーヒーの輸送、加工など関連産業への従事者を含めるとコーヒー産業への
就労人口はさらに増えます。
他に大規模な雇用を吸収する主要産業がない東ティモールにおいて
コーヒー産業も活性化による貧困緩和は重要な課題となっています。











そこで、いろいろな支援団体企業がかかわり
品質の向上および日本人の味覚にあわした品質のコーヒー栽培を指導し
有機栽培の認証も取得されています。

私も想像した以上に高い品質で少し驚きました。

とても丁寧に生産されていることが伝わる味わいです。









そして今回その中でも
ピーベリーという丸豆をより集めたコーヒーを選びました。
基本的なコーヒー豆は、1個のコーヒーの実から2個の種が入っています。
その中で、まれに1つの実に1個の種ができるものがあり
それを集めたタイプになります。

ぜひ、見た目も可愛い貴重なコーヒーをお楽しみください~

そして、一度「東ティモール」を検索してみてください。




東ティモール独立の混乱当時、
インドネシア領の西ティモールに2年ほど住んでいました。
わずかな間ですが、とても貴重な体験の毎日でした。
当時はコーヒー関連のことをしていたわけではないですが
なんとも思い入れのある国のコーヒーです。

詳しく知りたい方は、書ききれないので
飲みにでも連れて行って下さい(笑)






コンゴ民主共和国チェガンダ村のコーヒーが再入荷しました。

2016年11月20日 21時31分22秒 | コーヒー産地情報
コーヒーは、

世界の国際情勢に大きく影響を受ける商品であるということを

多くの方の知ってもらいたくて

以前取り扱っていた

アフリカ中部のコンゴ民主共和国の南キブのチェガンダ村で

栽培されたコーヒーを再入荷しました。




私もこのコーヒーを取り扱うまで
コンゴ民主共和国については、ほとんど知りませんでした。
そしてこんなに高品質なコーヒーが栽培されていることなど思いもしませんでした。


そして、前回取り扱いしていたことは
国内の内乱状態から落ち着き、
コーヒー栽培を通じて、元民兵などの雇用の場所として
コーヒー農園が整備されつつあり、復興の途中にある国だということでした。
コーヒーの品質はあまり期待していなかったのですが
復興途中にある段階としては、驚くほどの素晴らしい味わいを感じました。

そして今後のコンゴ(だじゃれ ではありません)を期待していたのですが
来季はほとんど日本に入荷しないという事を知りました。


今年、コンゴでは、大統領選挙があるということで
とても外国人が入国できる状態ではないということでした。
一部の出荷できるコーヒーも、世界の大手がほぼ買い占めてしまったということでした。


ただ、まだ若干日本国内にある前回と同じ品質のコンゴ民主共和国の在庫から
今回、再入荷することにしました。

高いポテンシャルを持つアフリカンコーヒー、
コンゴ民主共和国のコーヒーをこれからも飲みたいと思います。
そういう思いも込めて、味つくりをしたいと思います。

そして、「コーヒー」という商材が
自然環境の変化や地域の社会情勢などに大きな影響を受ける商材であることを
知って感じてもらうことで、
なにげなく飲んでいる1杯のコーヒーが
とてつもなく多くの思いやメッセージの入った深い味わいになることを感じていただけたらと思います。





愛でる(めでる)コーヒーシリーズ!福豆グァテマラピーベリー!今年も発売します!

2015年12月12日 02時08分58秒 | コーヒー産地情報
4周年のイベントが終わって、
寒くなったり暖かくなったりして
ちょっと体調がイマイチでなかなかご案内できていなくてすいません。

今年も、年末年始にかけて昨年好評でした
「グァテマラピーベリー(丸豆)」を発売します!



コーヒーの実は、一般的には2個の種子が合わさって出来ています。
丸豆は1個の実に1個の種子となっているものを言います。




コロコロとしていてとても可愛らしい形をしています。

グァテマラでもウエウエテナンゴ地域で中でもラリベルタッド地区で
完全完熟した丸豆です。
とても味わいがジューシーで軽い口当たりですが
味わいは濃厚です。

来年も丸~くことが運びますようにという想いを込めて
福豆コーヒーとして、年末年始のコーヒーとしていかがでしょうか?


そして、このコーヒー豆の姿がとても可愛く是非
美味しく飲むだけはなくて、目でもコーヒーを楽しんでもらいたいと思います。



ニカラグアマラゴジーペ

たまたまですが、現在ニカラグアマラゴジーペという巨大豆も販売しています。
こちらも是非、目で楽しんでいただいてほしいコーヒーです。

ちょっとマニアックな楽しみ方かもしれませんが
「コーヒーを愛でる(めでる)」という楽しみ方も是非お勧めです。

「愛でる(めでる)」という言葉を調べてみると

1 美しさを味わい感動する。
2 いつくしみ、愛する。かわいがる。
3 感心する。ほめる。
                      goo辞典より

という意味が出てきました。

同じコーヒー豆と言っても、それぞれのコーヒーで表情が違います。



是非「コーヒーを愛でる」という楽しみ方も一つ加えていただけたらと思います。

そして、しばらくすると「愛でるコーヒー3兄弟」の末っ子として
最強のアイテムが最後に登場しますので
お楽しみにお待ちください!

そして、コーヒーを「愛でる」ためには
是非コーヒー豆で購入いただいて、
飲む直前に粉にして飲んでください!

少し大変かもしれませんが、
「愛でる」楽しみもできますし
ベストの状態で美味しく飲んでいただけます!

今サーカスコーヒーでは、色々と手挽きミルもご用意しています。








荒々しい写真ですいません・・・

購入される方で希望される方には
粉の粒度(細かさ)の調整をして、すぐに使える状態でお渡ししています。

是非、ミルデビューがまだの方!
この機会にデビューしてみて下さい!