猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

ギンモクセイを探しながら用足ししてたら、ヨロイイタチウオに出会って、大きなギンモクセイを見っけ、観民稲荷裏のアラカシの実も…

2020-10-07 07:17:25 | あんじゃあない毎日

セイタカアワダチソウが前橋の空き地でも咲き始めました。

  月見草 いいえそげんな花じゃなか
  あれはセイタカアワダチ草
  信ちゃん 信介しゃん
              ………

五木寛之の「青春の門」のテーマ、「織江の唄」です。
はじめは、八角朋子の歌で聴いたんだと思います。その後、映画化された「青春の門」のテーマとして山崎ハコのが流行りました。
この花を見ると、すぐに思い出す歌です。

 人に聞こえないように口ずさんでみました。
1970年代は、「青春の門」なしでは存在しない時代だったのかもしれないとまで言うと言い過ぎですけど、そんな感じなんだいね。ただ立ち止まって、50年前を思ってました。
通りかかった広瀬川には水が戻ってきていました。ちょっとした臨時の水止めだったんですね。

 

  
朝食後家事をしてたら、食堂の私の椅子をCOCOが占拠していました。きれいな香箱を組んでいたのでそのままにして、JAファーマーズ朝日町店へ買い出しに行きました。南の空に刷毛でまっすぐに引いたような薄雲、秋らしい空です。でも赤城山の見える北の空は、なんかぼやけてました。

買い物をすませてから、用足しに出ました。

  数日前からどこへ行っても金木犀ばかりが鼻と目につくものですから、用足しついではギンモクセイ探しにしました。ギンモクセイは香りも穏やかですし、目立ちませんから気を付けてなくてはなのです。
城東町1丁目で黒猫に出会ったんで「白いモクセイの花知らない?」って聞いたんです。そいで、教えられた方へ行ってみたら、小さなリンゴの実が色づいていました。猫語は難しいです、でも赤いリンゴ見られてよかったです。

 若宮町の北の方で一本見っけたのですが、まだ私の背丈ほどの若木でした。花は咲いていましたけれど、これでは寂しいです。
結局用足し先までに出会ったギンモクセイはこの一本だけでした。

  用足し先から岩神町までの間はキンモクセイばかりで、ギンには全く出会えませんでした。青柚子や、コスモスが素敵でした。

 

 
養田鮮魚店へ行ったら、珍しいのが鹿児島から来てました。「ヒゲダラ」です。「タラ」の名がついてますけど、北の海で捕れるタラ(鱈)とは全く関係ない魚です。本名は「ヨロイイタチウオ」という立派な名前です。あごの下にヒゲが生えているので「ヒゲダラ」という通称が使われてるようです。
食べればとてもおいしい白身魚、半身いただきました。

 


それで、養田さんちからの帰り道、見っけました、ギンモクセイ!
道端の駐車場の奥のブロック塀の向こうに、高さ5メートルほどの木を見っけました。

 
出会えてよかったです。香りも金木犀に比べるとずいぶん穏やかで控えめです。
出会ってほっとしている自分がおかしかったです。

 


ほっとしついでに、観民稲荷わきの風呂川を覗きに行きました。
川の流れの上にススキが倒れこんでいました。

 
観民稲荷裏に入り込むと、使われなくなった水門跡と古い石積みが見られます。昔の余水路跡かななんて思っています。その石積みの中に年老いた樹がいます。幹の樹皮が裂けています。アラカシではないのかなと思っています。葉の間に青いどんぐりが見えています。風呂川の昔を知っているかもしれません。

  
家に戻ってヒゲダラを昆布締めにしてから、再びまちへ、青井食堂でタンメンを食べてから前橋駅の近くまで行きました。ケヤキ並木はまだ秋の気配がありません。
でも、駅の南口へ出たら、ハナミズキの葉が紅葉していました。駅前広場の公孫樹も、葉が色づき始めていました。それなのに、ノースリーブの服で犬の散歩をしている女性とすれ違いました。今年は変です。

  用事を済ませて八展通りの「ひろ子」でお茶をもらって休憩、暖簾が藍色の冬暖簾に替わっていました。10月だものね…
中央前橋駅近くの二階の窓猫は毛づくろいで忙しそうでしたが、下から手を振ったらちょっとだけこっちを見てくれました。


夕方近く、赤城山の方角の空はすっかり晴れ渡りました。でも、西の空には雲があって傾いた太陽の光を遮っていました。青いままに暮れる赤城山です。

 

 ユキ子さんの両親へ届けた夕食のおかずは刺身がメインとなりました。
これで二人前、別に、甘えびの頭で作った味噌汁を用意しました。

 COCOはお腹がすいてきた時間ですけど、私の台所仕事の邪魔をしないで椅子の上で丸くなっていたと思ったらそのまま寝てました。へそ天寝姿でなく、アンモニャイト寝姿でした。

 

  
夕食は魚料理となりました。マグロの赤身の漬けは、周囲を焼いてから醤油と味醂を合わせた漬け汁に2時間ほど漬け込みました。それで、焼き目が縁取りになっています。
ヒゲダラの昆布締めと甘えびの刺身です。ヒゲダラの昆布締めはポン酢でいただきました。おいしかったです。
それと、柿の実とミョウガとシメジの酢の物です。

  
焼き物は、椎茸にホタテ貝の貝柱のすり身を貼り付けた焼きものとサヤインゲンの煮びたしの盛り合わせです。
煮物は、ブロッコリーとバターナッツの炊き合わせです。
そして、甘えびの頭の味噌汁にはミョウガと春菊が入りました。
料理も少しずつ秋めいてきています。使った野菜は、いつもより少なくて9種類でした。

 

10月6日の体温 7:00 36.6℃  13:00 36.5  22:00 36.9℃
     血圧  最高 120  最低 63 
     今朝の体温 7:00 36.7℃

 

 若柳吉駒でございます。
4月12日に開催を予定しておりました第77回美登利会につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期してまいりましたが、秋になりましても、お客様に足をお運びいただくうえでいろいろな心配が解消できませんことから、来年の春まで延期させていただくことといたしました。誠に申し訳なく存じますが、どうぞお許しの上、来春の開催までのお待ちをお願い申し上げます。

第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルの舞台はこちらでご覧いただけます
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧ください


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2 コメント

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Unknown (くろ)
2020-10-07 07:36:34
東京在住のある方のブログで美しい銀木犀を拝見し、
あまり見かけないなあと思っていたところです。
ありがとうございますm(_ _)m
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モクセイ (ヒゲクマ)
2020-10-07 12:23:18
くろさん
今年は、9月21日に早咲きのウスギモクセイをご覧いただいて、今日、ギンモクセイで、三種あるモクセイの花をみんな見ていただけました。良かったです。
探せばあるもんですね。
金子兜太の句に
   怒涛に黒牛銀木犀の村上家
というのがあります。隠岐の島の海士町にある海鮮問屋の村上家を訪ねた時の句と聞いています。村上家の庭にも銀木犀が咲いているらしいです。行ったことないです。
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