猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

赤城西麓の斎藤養魚場(渋川市赤城町勝保沢)へ活き鮎を買いに行きました。今シーズン初めての活き鮎です。

2022-08-01 08:18:58 | あんじゃあない毎日

昨日は活き鮎を買いに行ってきました。1尾250円(+消費税)とのことなので、30尾お願いしたら、2尾おまけをつけてくれて32尾持って帰ってきました。一年ぶりの活き鮎です。


買いに行った先は、渋川市赤城町勝保沢の斎藤養魚場です。赤城山の伏流水の湧水を使っています。去年まで活き鮎で世話になっていた朝日町の大島養魚場はご主人が亡くなられて鮎の養殖は止めて、友釣り用のおとり鮎の販売だけになりました。それで、食べる専門の私は、どちらので世話になろうかと迷っていたんです。

 

 
朝10時過ぎユキ子さんが運転する車で、義母さんも一緒に赤城山目指して出発しました。写真は渋川市北橘町の上南室あたりです。ここから赤城町の溝呂木へ出て、少し北へ向かうと斎藤養魚場のある勝保沢に出ます。実は、2009年の春に、「ヒゲおじさん厨房に入る」でギンヒカリを扱うことになって斎藤養魚場を訪ねたことがあるんです。こんな記事でした。

 
そして、亡くなった大島さんから、斎藤養魚場でも鮎の養殖もしていることを聞いていたので、訪ねてみることにしたのです。13年ぶりの訪問になります。

 

 
斎藤養魚場に着いて、「ずいぶん前にギンヒカリのことでお訪ねしたことがあるのです」というと、「ああ、ヒゲおじさんですね、新聞記事今でもとってありますよ」だって、覚えていてくれました。鮎はちょうど給餌の時間で、賑やかに餌を争っていました。

 
鮎の養魚池の脇の日陰で義母さんとユキ子さんが風に当たって涼んでいます。池を渡ってくる涼風はとても気持ち良かったです。分けてもらったのはこの池のではなく、別な池で餌止めをしたものです。

 

 
斎藤養魚場では豊富な湧水を利用して、鮎だけでなくマスやヤマメの養殖もしています。こちらの池は、ニジマスの改良種「ギンヒカリの養殖池です。ギンヒカリは群馬で生まれた高級ニジマス、こちらをご覧ください

 
こちらの池ではヤマメが泳いでいました。別の池ではハコスチが飼育されていました。ハコスチもまた群馬生まれ、フィッシング用のニジマス、詳しくはこちらをご覧ください。いろいろな魚を見せてもらったり、池を渡る涼風を楽しませてもらったり、楽しい買い物でした。またよろしくお願いしますです。

 

 
勝保沢から眺めた入道雲です。一枚目は子持山の上の入道雲、もう一枚の巨大な入道雲の下の山並みは榛名山です。気温はどんどん上昇していました。外食は避けて、真っすぐ帰宅することにしました。

 
溝呂木あたりかな、ため池に蓮が見えました。車を止めてもらって探したのですが、開花しているのがなくて蕾しか見つかりませんでした。12時少し過ぎに家に戻れました。気温は36℃を超えていました。

 

 昼食はスパゲティーをつくりました。麺の下に敷き込んだ黒いソースは、ナス1個と海苔全形2枚を使ったソースです。海苔は白ワインでふやかしてドロドロにして使います。海苔の香りがおいしいです。

 
昼食休憩の後は、鮎22尾を開く作業をしました。背開きにして内臓と鰓を取り除いて、腹腔と背骨沿いを歯ブラシできれいにこすり洗いします。そして、水に浸けておいて…

 
きれいにしたアユの開きを海水濃度の食塩水に小一時間漬け込んでおきます。塩分を加え、血抜きするためです。鮎の開き方を手ほどきしてくれたのは養田鮮魚店の先代主人の亦市さん、「川魚はさ、しっかりと血抜きすることが大事!」って教えられました。

 
食塩水から揚げて水切りしたら、脱水シートピチットに挟んんでラップでしっかり包みます。12時間ほど冷蔵庫で保存すると低温乾燥して一夜干しになります。

 
冷蔵庫に入れる状態になった22尾のアユです。そして、鮎をこしらえる合間に取り除いた内臓から血液を含む部分と未消化の食物を取り除いて食塩を加えて「うるか」を仕込みました。鮎の内臓の塩辛です。約2時間の鮎遊びでした。

 

 
COCOは台所に入ると叱られるので、周りをうろついたり、遠くから眺めたりしていました。鮎の香りが気になっていたのかもしれません。

 


夕食は鮎の塩焼きです、この4尾はユキ子さんの両親へのお届けです。焼き立てを食べていただけるように、夕食の支度が出来た時刻を見計らって届けました。

 
わが家は一人3尾にしました。サヤインゲンの胡麻和えと茄子と万願寺唐辛子の煮びたしを添えました。今シーズン初めてのアユの塩焼きです。斎藤養魚場の鮎、おいしいです。とても香りの良い鮎です。

 〆は冷たい汁そうめんです。モロヘイヤと青じそを入れました。夜の8時過ぎ、待望の雨が降りだしました。雷鳴も聞こえてきています。涼しい夜がやってくるかと思いきやさほど降らずに暑い夜、今朝は寝過ごしちまいました。で、記事のアップが遅れてすみません。

 

 三代目若柳吉駒でございます。1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会を承継しております。毎年春に開催しております舞踊会は、戦時中の開催禁止と一昨年のコロナ禍による延期を除いて、今年で78回を重ねることができました。来年は4月9日に第79回舞踊会を開くことといたしまして、会員一同精進を重ねております。引き続きご贔屓くださいますようお願い申し上げます。

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