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猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

二ツ橋から田口町の源流部まで、桃ノ木川の花見散歩したら、カキ菜とセリをいっぱいいただきました。春の幸せが山ほどの一日でした…

2019-04-06 07:51:47 | あんじゃあない毎日

橋のソメイヨシノがほぼ満開を迎えました。
昨日は、風もなく、温かな春の日となりましたので、のんびりと花見散歩と参りました。

  最初に訪ねたのは、若宮町の飯玉神社、社殿に向かって右側の桜は50年近く前の記憶に残っています。このまちに帰ってきて、日吉町の両親の家で一緒の暮らしを始めたとき、床屋の内藤さんなんかに誘われて、町内の青年会を立ち上げたんです。そん時、旧清王寺町(日吉町と若宮町)の町内の青年会の集まりが開かれたのがこの社の中にある集会場でした。
色の濃いサクラは、当時はいなかった気がします。遠い記憶となりました。

  そうそう、花見に出る前に、「お惣菜が少なくなってるよ…」って、大詰めの稽古に出かける三代目吉駒に言われたんです。そいで、ウドと鶏肉を炊いて、サクラマスを味噌漬けにして…、お仕事すませないと遊ばせてもらえません。

 

  飯玉神社から才川通を北へ、桃ノ木川の二ツ橋へでると、桃ノ木川右岸の桜並木が見えます。みごとに咲いています。
敗戦直後、カスリン台風が襲来した時、このあたりの桃ノ木川の堤は赤城山から流れ込んだ泥水に破壊され、溢れた水が前橋のまちの北半分を呑み込んでしまったんです。災害復旧の築堤工事が終わると、川岸に桜が植えられ、桜並木が生まれたんです。

観音橋を過ぎると見事な桜のトンネルが始まります。このあたりから関根町まで、桃ノ木川の川岸の遊歩道には桜の並木が連続して作られています。
川岸に咲く黄色い花は、あちこちの河原を占拠している侵略的外来植物のセイヨウカラシナではありません。下小出町の皆さんが種まきして育てている菜の花です。かわいいです。

 昼前だというのに、桜の下で宴会を始めている皆さんがいました。いいですね…
ビールやチューハイがおいしい陽気になっていました。「お酒は飲まないようにしてください…」って医師から申し渡されている私には少し悲しい風景です。

荒牧町の天神橋、南橘中学校の近くの橋からの眺めです。満開のソメイヨシノです。

  桜の花のトンネルがずっと続きます。のんびりと散歩している皆さん、橋の上から写真を撮っている人、どこかの高齢者施設の御一行様、みんなのんびりとしています。酒盛りしているグループは見当たりませんでした。

桜の花の間から眺める春の赤城山です。春霞に包まれた優しい姿です。

  お孫さんの写真撮っているのかな…、そんな桜並木のところどころにたくさんの桜の花が落ちているところがあります。これって、散ってるんじゃないんです。ヒヨドリの群れの食事跡なんです。たくさんの花を落としちゃうんです。

 荒牧町の対岸、日輪寺町になるのかな、枝垂れ桜が一本咲いているのが見えます。
「孫が高校に入ったお祝いにさ、三春の滝桜の若木を植えたんだよ」、ずいぶん前のことです、このご近所のお年寄りから聞いた話です。あのおばあちゃん、元気かな…

 

 関根町に入ると、屋混みの間に白い雪山が見えました。吾妻の山並みです。

 

花見散歩の目的地に着きました。桃ノ木川の源流部です。川は、小さな流れになっています。
流れに沿った草ぐさの緑がきれいです。

 紅い花は、ハナモモです。この風景は、田口町の皆さんの手で守られているんです。市の公園ではありません。ただの小川とその周りの草地なんです。誰もいません、独り占めです。嬉しいです。

 小川の岸を歩き回り、石ころに腰を下ろして眺めてるだけで幸せです。花見です、花見なんです。

   花を眺める足元にも、小さな花たちがいます。踏んづけないように…、ハコベ、オオイヌノフグリ、それに白い花のスミレ、みんな小さな花です。

 ということで、桃ノ木川の花見散歩、今年もできました。今年は出来ないかなとも思っていたものですから、すごく嬉しいです。花見はこれでおしまいです。

 

 帰り道、国領町で顔見知り猫に会ったんで、花見散歩の話をしたのですが、そっぽ向かれちゃいました。キキと違って、花見に関心のない猫もいるんですね。

少し遅めのお昼を、あおい食堂で食べました。焼肉とラーメンです。おいしかったです。

 

 家に戻ったら、前に軽自動車がとまってたんです。誰だろうと思ったら、メイ太の母ちゃんさんでした。摘み立てのカキ菜をいっぱい届けてくれました。
それをゆでていたら、用事を思いでしてちょいとお出かけ、用すませたあとヤギカフェで一服です。ミルクコーヒーとなんとか和風パイ、酒飲まなくなったんで、甘いものを食べるようになりました。おいしかったです。

 そいで戻って来たら、またまた我が家の前に自動車がとまっているんです。何だろうと思ったら、「セリいっぱいとってきたよ、雪解け水のきれいなとこで育った奴!」、山菜採りの名人が届けに来てくれたんです。盆笊からこぼれるほどいっぱいのセリでした。

 

 で、夕食は、メイ太んちのカキ菜の辛子ポン酢和えが前菜になりました。

  それから、セリと豆腐の卵とじの土鍋仕立です。セリは根を取り除かないで、きれいに洗って、根っこごといただきます。歯ごたえと、香りが命の野草です。煮過ぎないように、食卓で…、いいですね、薫り高いセリ、春の幸せです。

 そいで、ご飯はアナゴ丼です。養田さんちで買ってきたアナゴを煮アナゴにしといたのを炙って、タレつけて、炊き立てのご飯にのせたんです。これまった、おいしいです。
「あごの運動になるね…」なんて言いながら、三代目吉駒となるユキ子さんが音を立ててセリ噛む夕食となりました。メイタの母ちゃんさん、山菜採り名人さん、春の贈り物ありがとうございました。

明日は、もう美登利会、本番です。忙しいけど、あんじゃあないことを祈ってます。
私は、「人が大勢集まるところへ行くのは避けてください」:と医師から申し渡されていますんで、会場に長居することができません。あしからずお許しください。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。 明日、4月7日(日)に、昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします美登利会をもちまして、三代目若柳吉駒を襲名する運びとなりました。初代、二代目同様に、お引き立て頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。 今回の美登利会では、古典芸能評論家の葛西聖司さんをお迎えし、三世花柳寿楽師に特別出演をいただき、「三代目若柳吉駒襲名リサイタル」を催します。糸駒は三代目吉駒として、清元二題を舞わせていただきます。 これからも、二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。 お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 

 

 

 


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (メイ太の母ちゃん)
2019-04-06 11:01:20
今年は家庭の事情で油菜を配達できませんでした、
師匠は体調には配慮してください、
健康年齢を過ぎると病が近寄ってくる、
病と仲良く?しながら、生きて行きましょう。
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ご心配かけます (ヒゲクマ)
2019-04-07 09:16:14
メイ太の母ちゃんさん
ありがとうございます。ご心配かけて申し訳ないです。
十分気を付けて暗いておりますんで、大事ないと思います。
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