猫のキキとヒゲおじさんのあんじゃあない毎日

『あんじゃあない』って、心配ない、大丈夫っていう群馬の言葉、いい歳こいたキキとおヒゲのどうってことない前橋の暮らしです

「煙突男」の写真家、飯村昭彦さんからコメントをもらったんで、2016年3月の野心的散歩を振り返ってました…

2019-04-01 06:12:58 | あんじゃあない毎日

三月が終わって、四月が始まりました。
ほんとうなら、今日4月1日が2回目の入院の退院予定日でした。4日早く出してもらったんです。
見られるはずのない赤城山を見てました。あんまし春っぽくない赤城山です。

この間の4日は、まだ薬が働いている期間ですし、寒かったですから、静かに暮らしていました。昨日もそうでした。

  糸駒は美登利会が一週間後の7日に迫っているので朝から忙しです。広い会場を借りて、出演者の稽古の追い込み、朝食すませると慌ただしく道具を車に積み込んで出かけて行っちゃいました。私は、子ども公園で糸駒と同じくらい気がせいている木々の芽吹きを見ながら、JAファーマーズ朝日町店の直売コーナーに春野菜を探しに行きました。

   気ぜわしいのは糸駒や公園の木々だけではないんです。わが家の玄関先も困ったものです。
ワイルドベリーが咲き始めてます。白い丸っこいつぼみはウノハナのつぼみです。「ウノハナの匂う垣根に ホトトギス早やも来鳴きて …」、5月の風景ですよね。そいで、コデマリもつぼみを付けちゃってます。いったいどうなっているのかな、これって、エイプリルフールでなくて、現実そのものんです。

 

 

この写真は、馬場川に架かっている「坐るしかない橋」と名付けた橋を紹介した写真です。2016年3月7日の記事「勝手気ままに橋の名前を付けちゃう野心的散歩の続編…」でのことす。
この記事に昨日コメントが入りました。煙突男さんからなんです。

「超芸術トマソンで煙突に登っていた飯村と申します。 トマソン抜きにしてもおもしろい探査だなあと読ましていただきました。 地蔵のある青い階段が好きです。笑ってしまいました。」
飯村さんに笑ってもらえたのは次の橋なんです。文章も当時の記事です。

  次は、青く塗装された鉄製の橋です。馬場川の小橋で、鉄だけを材料に作られた鉄橋はこの一本、貴重な存在なんです。橋の向かいは、隆興寺の墓地、からたちの生け垣になってます。 橋の向こうにはなぜか小さな地蔵さんが据えられています。 ネコフェスの作品に登場してたのがこの橋なんです。2月25日の記事をご覧ください。写真RIKAさん、文藤見フジヲさんの作品です。作品にしてもらったのを記念して『理科橋』と参りましょうぜ。

 

  でね、昨日も行動自粛をしてたものですから、近場の散歩で馬場川沿いの小路へ出かけてみたんです。3年経ったんです。ずいぶんと風景が変わってました。
正幸寺橋のところです。寺の手前は広い空き地になっちゃってます。新しい道なんかができています。

この一帯は、「2中地区区画整理事業」という名前の市施行の区画整理事業の真っ最中なんです。それで、ヒトの暮らしが消えて行っています。たくさんの花が咲いて、その間を猫が歩いてた小路も、プランターに花はなく、猫の姿もありません。
「便利で安心な暮らし」を役場が「保証」してくれる街並みに変身するための過渡的風景になっているんです。先のことは、私にはわかりません。

 正幸寺の庫裏の前の桜は3分咲きでした。滝澤住職は彼岸も過ぎて暇なんだろうな、気楽に酒なんか飲んでいるのかな、それともおかみさんのお手前で茶なんか啜っているのかしら…

そうそう、コメントをいただいた煙突男さんを紹介します。
写真家の飯村昭彦さんです。赤瀬川原平著「超芸術トマソン」で、巨大な谷町エントツに登ってその頂から大俯瞰写真を撮った方なんです。驚きました、マっことありがたいことです。
飯村さんについてもう少し詳しくという方は、こちらをご覧ください

 

  左はさ、2016年のとき、ヒトの暮らしがあった橋です。右は昨日の同じ橋、ヒトの暮らしが消えてました。
「あんね、消防車も救急車も入れないまちって不安でしょう、安全で安心がだいじなんですよ」とか、「あんたんちはいいよ、玄関にタクシー横付けできるから、うちなんか100mも歩くんだから、車を降りてから…」とか、みんなが求めていたことが現実に近づいているんです。

こういう声を聞きながら、しでかしちゃったのが、「勝手気ままに橋の名前を付けちゃう野心的散歩」だったんです。
これで見納めッてな気分だったのかな…、「安心・安全」と「あんじゃあない」の違いを考え続けてたのかな…、暇な爺さんの暇つぶしだったのかな…、どれでもいいや…

 

   ここんちもヒトの暮らしが消えてます。黒い猫も暮らしていた家です。フェンスにアケビのつぼみがいっぱいです。咲いてないかなって探したら、1輪咲いてました。
撮ったんですけど、ピントが合ってなかったです。また撮りに行きます、きれいに撮ってご覧いただきます。勝手に咲いてるアケビです。

青い鉄製の階段の橋とその向こうのお地蔵さんは3年前と変わりありません。「理科橋」です。
まあ、とにかく驚いたんです。私の記事を飯村昭彦さんのような人まで読んでくれているんだなって…

ちなみに、2日にわたる野心的散歩の記事は次の通りです。
2016年3月6日 「三河町の馬場川に架かるたくさんの小橋に、勝手気ままに名前を付けて遊びました。
2016年3月7日 「勝手気ままに橋に名前を付けちゃう野心的散歩の続編、晩酌の肴はニシンの酢漬けと生数の子の醤油漬け

 振り向くと、隆興寺の山桜が咲いてました。その向こうに赤城山の鍋割です。風が出てきたんで、家に戻ることにしました。

   芽吹いたばかりのマサキの柔らかな葉で草笛を作って鳴らしながら帰りました。
草笛吹きながら歩いてたら、カラスノエンドウの花が咲いてました。この草の実も笛になるんでしたいね…

 

 夕方近くちょいとご用でまちへ行きました。顔見知り猫に出会ったんで昼間の話をしたのですが、全く無視されちゃいました。

 

  夕食です。蕪と新タマネギのくクリーム煮、緑色のはセリです。
レタスとトマト、それとコゴミのサラダです。ソースには細かく刻んだセリを入れました。
このコゴミはね、直売で買ったフキノトウの袋の中になぜか一緒に入ってたんです。なんかさ、儲かっちゃった感じで嬉しかったです。

   それと、ローストポークの焼き春野菜添えです。取り皿にとると二枚目の写真、焼いたコゴミ、菜の花、フキノトウと一緒にいただきます。
そして、フキのバターライスです。季節でないと遊べない食事づくりです。うれしいご飯になりました。

 

 直派若柳流の若柳糸駒ことユキ子でございます。 来る4月7日(日)に、昌賢学園前橋ホール(前橋市民文化会館)大ホールで、二代目吉駒の三回忌追善舞踊会として開催いたします美登利会をもちまして、三代目若柳吉駒を襲名する運びとなりました。初代、二代目同様に、お引き立て頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。 今回の美登利会では、古典芸能評論家の葛西聖司さんをお迎えし、三世花柳寿楽師に特別出演をいただき、「三代目若柳吉駒襲名リサイタル」を催します。糸駒は三代目吉駒として、清元二題を舞わせていただきます。 これからも、二代目吉駒の遺志と教えをしっかり守って、一生懸命つとめてまいりますので、よろしくお引き立ていただきますようお願い申し上げます。

4月8日の第75回美登利会の舞台の様子はコチラでご覧になれます。 お稽古場は前橋市城東町四丁目です。詳しくはコチラをご覧ください

 「おばあちゃんのほっこりごはん 野村たかあき展」が1月26日(土)から4月7日(日)まで、会場は、前橋文学館の3階オープンギャラリーで開催されています。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿