自由民主党 柏市議会議員・円谷のりひと 公式ブログ

千葉県柏市議会議員 円谷のりひとの議会・活動報告、政策提言など。記事には政治活動以外の内容(雑記)も含まれます。

市営住宅の子育て世帯への活用=議会報告

2015年05月30日 23時39分15秒 | 子育て・教育政策
 柏市は、子供の数が増えている貴重な自治体です。人は財産、活力あり、より子育てしやすいまちをにするために、市営住宅の子育て世帯への活用は重要です。そこで、平成26年9月議会において、市営住宅の子育て世帯の活用について質問・提案をいたしましたが、先の議会において条例改正案が提案されました。そこで、考えられる問題点について質疑をいたしました。以下はその要旨。

――限りある居室を効率的に利用するためには、(子供が独立した場合など)世帯構成が変わった際の住みかえなどが必要であろうと考えるが、見解は。

都市部理事「世帯構成の変化に応じた市営住宅の効率的な運用については、(世帯構成が変わって)単身世帯になられた場合は一人住まいに応じた住戸への住みかえを紹介している。しかし、空き住戸が限られていること、転居の費用が生じることなど課題も多く、すべてのケースにおいて十分に対応できていない。先進自治体においては、自主的な住みかえを促進するために、世帯構成の変化により単身で大きな規模の住戸に住んでいる方には家賃を便益に応じた額に反映したり、入居時に単身世帯になった場合は移動する旨の確約をいただいたり、転居費用の一部助成などの取り組みをしている自治体がある。これらを参考にし、限りある市営住宅を適正に活用し、子育て世代の方々にも住んでいただけるよう取り組んでまいりたい」

――契約期間が切れた際、スムーズな退去、また新しい方の入居を促すためにどのような対策をお考えか。

都市部理事「民間賃貸住宅の賃貸借契約にかわる入居許可証に期限つき入居に関する説明を加え、十分な説明を行うとともに、その旨の承諾をした文書を取り交わすことを考えている。また、家賃決定等の通知を行う機会を持ち、入居期限をお知らせするなど、入居当初より定期的に期限つき入居の目的及び明け渡しについての意識づけを行うことにより、円滑な手続を図ってまいりたい」

――「すべてのケースにおいて十分に対応できていない」とのことだが、子育て世帯に対しての施策ということで、当然小さいお子さんを抱えている家庭が対象となるが、契約の変更の際に(前の入居者が)退去できなかった場合、入居する予定だった方が行き場がなくなってしまったりすることを単純に懸念する。

都市部理事「ご心配はもっともだと思う。空いた部屋を提供しようということで、これから空く部屋を提供しようということではない。当選した方が、前の方が退去できなくて入居ができないということはないと考えている」

 条例改正案は可決され、市営住宅の子育て世帯への活用が実施することとなりました。提案した政策が実現し、関係各位に感謝申し上げます。今後も市営住宅を有効に活用できるように取り組んでまいります。

■関連リンク
子育て世帯の市営住宅入居促進を=議会報告

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