報道されたとおり、市が一度は移転の方針を示した市立柏病院の建てかえは、現在「凍結」という事態になっております。私は、一貫して「移転・建てかえ」を主張しております(子供たちの安心・安全に向け、小児医療強化へ=議会報告)が、これまでの議論の中で、今現在の患者・利用者にどういう影響があるのかという説明が不足しているように思います。そこで、先の議会において、その点について質問いたしました。以下はその要旨。
――市立病院建てかえについて、現地建てかえを検討した場合、敷地の形状やはみんぐ等の既存施設の制約、騒音、振動などの入院、外来患者への影響等が懸念される。それらの課題について、いま一度詳しく御説明をいただきたい。
保健福祉部理事「現地建てかえにおける患者などの利用者側に対する工事期間中の影響、課題について説明申し上げる。まず、現病院の機能を維持しながら、ローリング方式による工事を進めると、空地に余裕がないため、設計の自由度は制限され、分棟配置となる。さらに、介護老人保健施設はみんぐが敷地の中央部分にあるため、日照の影響を考慮しなければならず、機能的な施設配置が困難となる。このことから、
1、来院者、工事車両のいずれもが県道からの進入に限定されるため、同じ動線を使うこととなる
2、工事中、各施設が仮設や分棟になるため、動線が複雑化し、仮設廊下による移動を余儀なくされ、検査等の移動や看護、配膳などに影響を及ぼす
3、工事に伴う断水、給排水設備等の切りかえなどにより、入院患者のサービス提供に影響を来す
4、万全な防音、防振対策を講じる必要があることは十分認識しているが、完全に敷地内外への振動、騒音の発生
を抑え込むことが難しい
5、病院を運営しながらの工事となり、手術、検査等の手技に影響を及ぼすことは絶対に避けなければならず、工事期間帯の設定など、施工方法については慎重な対応が求められる
6、利用者と職員の駐車場が敷地内に確保することができず、工事期間中の約5年間にわたり不便を及ぼす
7、最後に、はみんぐを利用される方にも十分な配慮が必要であること
以上の課題が挙げられる」
以上のような課題を抱えながら、約5年にわたり工事を行うことが果たして患者さんのためになるかといえば、私はそうは思いません。後日、別項で記しますが、収益面での影響も大きいとのことです。現地に分院を残すと市側は提案しておりますし、移転して設計の自由度が高い更地に「より機能的な病院」の建設を行うべきだと考えます。
■関連リンク
・子供たちの安心・安全に向け、小児医療強化へ=議会報告
――市立病院建てかえについて、現地建てかえを検討した場合、敷地の形状やはみんぐ等の既存施設の制約、騒音、振動などの入院、外来患者への影響等が懸念される。それらの課題について、いま一度詳しく御説明をいただきたい。
保健福祉部理事「現地建てかえにおける患者などの利用者側に対する工事期間中の影響、課題について説明申し上げる。まず、現病院の機能を維持しながら、ローリング方式による工事を進めると、空地に余裕がないため、設計の自由度は制限され、分棟配置となる。さらに、介護老人保健施設はみんぐが敷地の中央部分にあるため、日照の影響を考慮しなければならず、機能的な施設配置が困難となる。このことから、
1、来院者、工事車両のいずれもが県道からの進入に限定されるため、同じ動線を使うこととなる
2、工事中、各施設が仮設や分棟になるため、動線が複雑化し、仮設廊下による移動を余儀なくされ、検査等の移動や看護、配膳などに影響を及ぼす
3、工事に伴う断水、給排水設備等の切りかえなどにより、入院患者のサービス提供に影響を来す
4、万全な防音、防振対策を講じる必要があることは十分認識しているが、完全に敷地内外への振動、騒音の発生
を抑え込むことが難しい
5、病院を運営しながらの工事となり、手術、検査等の手技に影響を及ぼすことは絶対に避けなければならず、工事期間帯の設定など、施工方法については慎重な対応が求められる
6、利用者と職員の駐車場が敷地内に確保することができず、工事期間中の約5年間にわたり不便を及ぼす
7、最後に、はみんぐを利用される方にも十分な配慮が必要であること
以上の課題が挙げられる」
以上のような課題を抱えながら、約5年にわたり工事を行うことが果たして患者さんのためになるかといえば、私はそうは思いません。後日、別項で記しますが、収益面での影響も大きいとのことです。現地に分院を残すと市側は提案しておりますし、移転して設計の自由度が高い更地に「より機能的な病院」の建設を行うべきだと考えます。
■関連リンク
・子供たちの安心・安全に向け、小児医療強化へ=議会報告