日米で、民主党が国を滅ぼそうとしている。

米下院本会議は２９日、７０００億ドルに上る金融安定化法案を採決したが、共和党議員の大量造反などで、２３の票差をつけて反対が上回り、大どんでん返しで否決された。

共和党議員の大量造反はブッシュ大統領の権威失墜を顕にした。
又、この法案は共和・民主両党幹部が事前に一定の合意を得て下院に提出されたもので、あることから、両党がノーコン状態であることも露呈した。
～・～（ブッシュ）政権と共和、民主両党の首脳部は否決された法案に替わる新たな修正案を10月2日までに策定し、成立を急ぐ見通し。（日本経済新聞）～・～

さて、大統領選挙で、マケイン候補が「金融安定化法案をワシントンで取りまとめることが最重要だ」として、２６日の第１回の大統領候補討論会の延期をオバマ候補に提案したが、オバマ氏はこれを拒絶した。
結果、討論会後の世論調査支持率では、再びオバマ候補がマケイン候補を引き離すことになった。
金融安定化法案の下院否決には、世論が影響を与えたというが、両大統領候補による「対策取りまとめが実現しなかった」ことが採決に大きく影響しているし、その責任はオバマ候補にある。
オバマ候補は、責任を持って対案を発表しなければならないだろう。
米国民は、オバマ候補が手抜きしないかどうか、監視する必要がある。

金融安定化法案否決が米国金融や世界経済にどのような影響を与えるのか？は、想像の域を脱しない。
又、ブッシュ政権と両党幹部による対案が、否決された金融安定化法案に勝るものになるか否かは不明だ。
今からでも遅くない。オバマ候補はいっとき政局を脇において、マケイン候補と「米国の責任と未来」を話し合う必要がある。

そうしなければ、強くなくなったアメリカは潰れる。
今、米国も日本も、民主党とそれを支持しようとする善良なる無意識な国民が、自らの国を滅ぼそうとしている。

金融安定化法案否決、オバマ氏の指導力不足が原因＝マケイン氏(トムソンロイター) - goo ニュース
米下院で金融法案を否決 ＮＹ株、史上最大の７７７ドル安(共同通信) - goo ニュース
米下院、金融法案を否決(朝日新聞) - goo ニュース