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黛信彦の時事ブログ

逃げるな小沢(1)西松事件の用語解説・検察の主張

2009年06月19日 | 政治・政局
小沢一郎・前民主党代表側への違法献金事件で、政治資金規正法違反罪に問われた西松建設前社長・国沢幹雄被告などの初公判で、被告らは『小沢事務所から「天の声」で受注した』などと主張する検察の起訴事実を認め、即日結審した。

民主党では、「天の声」を発した側の主が報道記者団にコメントを求められたが無言でそそくさと逃げた。
鳩山由紀夫代表も記者会見で、「コメントはない」「小沢さんを信じる」と逃げた。
起き上がり小法師の長老、渡部恒三最高顧問は、「天の声は20年前に無くなった」と煙に巻いた。

以下、西松事件の用語解説(産経新聞)と、検察の主張骨子(読売新聞)を記録しておく。
■【用語解説】西松建設の巨額献金事件
東京地検特捜部は3月、西松建設から小沢一郎民主党代表(当時)側への企業献金をダミーの2政治団体の献金と偽り、平成15~18年の政治資金収支報告書に記載したなどとして政治資金規正法違反の疑いで、公設第1秘書の大久保隆規被告を逮捕、その後起訴した。立件された献金額は計3500万円。同社は2団体を通じ7~18年に政治献金やパーティー券購入などに計約4億8千万円を支出した。特捜部は6月、告発された二階派政治団体の元会計責任者らを不起訴としたが、東京第3検察審査会は不起訴不当と議決。前社長の国沢幹雄被告も同罪で起訴された。
西松巨額献金 「小沢氏側から天の声」 検察側主張 前社長、罪状認める(産経新聞) - goo ニュース

■ ◆検察側が主張する西松建設の違法献金事件の骨子◆
 ▽岩手県の公共工事と秋田県の一部の公共工事については、小沢事務所の意向が「天の声」とされ、談合における本命業者の選定に影響力を及ぼしていた。
 ▽西松建設などゼネコンは「天の声」を得るため名前を隠し、下請け企業などから小沢氏側へ献金をさせていた。
 ▽西松建設の国沢被告は1995年、東北での受注を伸ばすため小沢氏側に多額の献金をすることを了承、ダミーの政治団体を使った献金を始めた。
 ▽西松建設は97年ごろ、小沢事務所との間で年間2500万円を継続して献金する申し合わせをした。
 ▽小沢氏秘書の大久保被告は、2000年ごろから談合の「天の声」を出すなどしていた。西松建設側に献金額の割り振り案を記した一覧表も示していた。
 ▽西松建設の共同企業体が小沢事務所による「天の声」で落札した公共工事は岩手、秋田両県で計4件、総額122億7000万円にのぼる。
小沢事務所から「天の声」で受注…西松事件検察冒頭陳述(読売新聞) - goo ニュース

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