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黛信彦の時事ブログ

鳩山会館 友愛でも有料

2009年11月06日 | 政治・政局
6日付毎日新聞の『発信箱』欄が興味深かった。
経済部・福本容子氏の文章である。
『東京・音羽の丘に建つ鳩山4代ゆかりのお屋敷は、今、秋のバラが見ごろだ』という。

以下に、全文を転載させていただいた。
■発信箱:友愛=福本容子
 18歳未満、欧州連合(EU)内に住む18~25歳、美術の先生、国内の公立小中学校の先生、芸術家、障害者と同伴者、生活保護などを受けている人、それに失業中の人。
 パリのルーブル美術館に無料で入れる人たちである。チケット窓口で「失業者無料」を見つけた時は、さすがフランス、と思ったものだ。
 でもフランスだけじゃなかった。イギリスは大英博物館など主な国立の博物館、美術館が誰でもタダ。失業者向けの無料や半額もヨーロッパだと珍しくない。芸術や歴史に触れる権利まで不況が奪ってはいけないということだ。
 スペインのプロサッカーチーム、ビリャレアルは今シーズン、無料パスを用意した。昨シーズンのシーズン・チケット保有者で失業してしまった人たち向けだ。選手やチームの幹部、スポンサーで基金を作り支援するという。
 そのスペインの失業率は9月、19・3%に達した。フランスも10%とヨーロッパはとても厳しい。ところがびっくり。EUが行った最新の域内世論調査で失業者の56%が「くらしに満足している」と答えていたのだ。
 失業したって、できるだけ今まで通りくらしを楽しめますように、の心遣いが社会のあちこちに生きていることと無縁でない気がする。
 そう、友愛の心。確かにこれが日本は足りない。でも給付金や職業訓練といった「対策」だけでは不十分。国、企業、恵まれた人たちが粋な応援で刺激し合えないものか。
 ところで、東京・音羽の丘に建つ鳩山4代ゆかりのお屋敷は、今、秋のバラが見ごろだ。入場料は一般500円、65歳以上450円、一番安い小中学生が200円で障害者は300円。友愛?(経済部)

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