国への信頼

昨夜の地震はここ関西でも感じました。 急に家がミシミシいいだしましたから・・。これだけ離れたところで感じたくらいだから大きかったんだろうなあと思いました。

被災地で悲しみを乗り越えて頑張ろうとする矢先にこういう地震がくると、不安になるだろうなあと思います。自然相手のことだから人間がコントロールすることはできないけれど・・。


毎日、原発関連のニュースを見て思います。

政府も大変だと思う。初めてのことだから、右往左往するのもしょうがないと思う。

でも、対応を見ていて日本国民の「国に対する信頼度」というのはかなり低いのではないかと思ってしまう。この原発問題以前からのことだけど・・

フランスに居た頃、色々驚くことはあったけど、その一つが「国に対する信頼度の高さ」だった。

例えば、冬に行った「うに祭」。　冬の海のそばでとれた牡蠣やうに（食べられる部分はみみずの大きさしかない。ばふんウニを知っている日本人には残念きわまりなかった）や魚介類を食べるフェスティバルに行ったのだけど、案の定日本人の何人かはあたって大変だった。

抗菌、殺菌大国のニッポン人がバイ菌いっぱいの外国に行くとおなかをこわす確立はとても高いけれど、そんなとき周りのフランス人たちが「おかしいなあ、あそこの海産物は国が定めた基準をクリヤーにしているから毒性においては大丈夫だと思うけれど・・」と言っていた。何人も。それもかなりインテリの人達。

あるとき、私の借りていたアパートのオーブンが小さい爆発をして顔をやけどした。。。ほんとに大変だった（涙）なんだけど、これまた大家は「国の定めた基準をクリヤーしたものしか使ってないからおかしい」と言う。

その時もでてきた「国」「おかみ」

日本人の私は日本だったらそんな団体どうせ天下りのおっさんたちが作った団体で、そこが定めた基準もどうせいいかげんなもんちゃうの・・て思っちゃうけど。「なんでそこまで信頼できるの？」と不思議だった。

勿論、国を全て信頼するのは危険だけれど、こういう緊急時に「守ってもらっている感覚」が強く持てるのはある意味羨ましい話です。




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