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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

Change has come to America!

2008年11月05日 | 徒然のこと
ついにアメリカ初のアフリカ系アメリカ人大統領が誕生しました。

今日は朝からうちで仕事をしているのですが、ABCのNews Reportから目が離せません。ついさっき、マケイン氏の敗北宣言がありました。

「長い旅が終わった。今日アメリカの人々がはっきり意思を表明した。多くの人の気持ちを動かすオバマ氏に敬意を払う。今アメリカは困難な局面にいる。この国の繁栄を取り戻すために党派を超えて協力するよう国民に求める。」

というような内容のスピーチでした。ABCのキャスターが「大統領選における敗北宣言がたいてい一番感動的なものになる」と言っていましたが、ほんとうに大変高潔ですばらしいスピーチだったと思います。

大統領選挙の度にアメリカの底力を見せつけられる気持ちです。特に困難に直面しているときに行われる大統領選挙キャンペーンでは国が2つに割れて徹底的に戦った後、大統領に選ばれなかった候補者がひとつにまとまることを国民に呼びかけ、協力の手を差し伸べる場面がいつも感動的です。

もちろん勝者の勝利宣言も感動の嵐で、アメリカ国民ではないわたしでも気持ちが鼓舞され希望の光が見えるような気がしてしまいます。

オバマ氏の勝利宣言もすばらしいものでした。「世代も経済格差も性別も人種も何もかも超えてアメリカ国民の集まりなんだ。アメリカ合衆国なんだ。アメリカの本当の強さは民主主義・自由・チャンス・不屈の願いから来る。アメリカは変わることができるんだ。」と非常に力強いメッセージの中にも、明日からは世界恐慌などの厳しく難しい問題に立ち向かわなければならないという覚悟がヒシヒシと伝わってくる演説でした。

オバマ氏当選が確定したということを伝えるABC Special Reportでは、NYのタイムズスクエアに集まり熱狂するアメリカの人々の映像が流されました。その人たちと一緒に自宅の居間にて、長く辛い時代が終わり、新しき良き時代が始まるという希望に満たされた私なのでした。

この感動が長続きすることと、世界中に隈無く波及し良い意味で世界が変わることを期待しつつ・・・さっ、仕事に戻らねば!