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東京目黒から山梨へ育児のためにお引越し。40代高齢出産ママの雑記帳です。

源氏物語 (瀬戸内寂聴)

2008年10月19日 | 本のこと
生まれて初めて扁桃腺を腫らし、生まれて初めて40度の高熱をマーク。
高熱を出すと体中が痛くなるし、体力を消耗するということを実感。
熱が引いた今でも階段のぼっただけでゼイゼイいってます。
単なる運動不足という噂もありますが・・・・


そんなこんなの体調不良時ですが、密かに読み始めた瀬戸内寂聴訳の「源氏物語」。

源氏物語 巻一 (講談社文庫)源氏物語 巻一 (講談社文庫)
瀬戸内 寂聴

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思えばわたしの源氏物語は、大和和紀のマンガ「あさきゆめみし」から始まりました。

あさきゆめみし 1 完全版 (1) (KCデラックス) (KCデラックス)あさきゆめみし 3 完全版 (3) (KCデラックス) (KCデラックス)

憂いのある表情をした貴公子・光源氏が、様々な女性に興味を示し、
すぐにその気になって口説き初め、強引に逢瀬に至ることの繰り返しで、
当時は退屈しながらも、エッチなシーンが楽しみで読んでいたようなものです。

源氏物語の文学的価値に関しては、今回この現代語訳を読むまでは
まったく気にもしていなかった次第です、はい。

今のところ2巻目まで入っていますが、「あさきゆめみし」から仕入れていた
全体のあらすじ通りことが進んでいるため、ある意味懐かしさを感じています。

また、理想の女性像・妻像というのが、平安時代のこの頃も現代も
そう変わらないことにある種の感銘を受けています。

作者は女性だし訳者も女性なので一概には言えませんが、男性心理の勉強になるかも。