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奥野景介のコーチング・ブログ

チームスピリッツ

2005-04-19 | トレーニング
 今日は午前だけの1回練習です。メニューはこれといって特別なものはなく、ディセンディング(段々スピードを上げること)や若干のレースペースなどを行いながら、身体への刺激を怠りなくしておくぐらいです。
 明日は現地での練習なので、試合会場の雰囲気、照明の感じ、スタンド、控え場所の環境などをチェックしたい。選手は選手権中のイメージを一気に構築して、気持ちの面でも準備完了にしてほしいです。

 チームスピリッツ。結構好きです。同じ行動をするのではなく、同じ方向に向かって突き進むことだと理解しています。しかし、これを良好な状態に保つためにはある程度の規律や制約があるとも思えます。
 チームのユニフォーム、同じ色のTシャツを着用することも、これに相当します。そして、何よりチームメイトへの応援と自分自身が気概を持って臨むことです。
 チームスピリッツの感覚はインカレでよく経験しますが、現役時代こんなことがありました。それまで代表の合宿とかで一緒に戦ってきたメンバーだったのにインカレになると、口を聞いてくれなくなりました。こっちは「オー元気!」なんていいながら近づいていくと、無言のまま。おいおい今まで一緒にやってきたじゃねーか!なんて思った次第です。
 チームスピリッツは大事だと思いますが、ここまではやりすぎでしょう。日本選手権に出場するのですからトップアスリートだという自覚とチームの意識以上のスポーツマンたる立居振舞が求められていると思います。
 また、チームスピリッツは代表チームでも、国際大会での他の国でもみられます。スイマガに出てる選手でも代表に入るとそれを経験することになります。また、アメリカの選手とかが団結して応援する様子をみると、日本チームにも熱さを届けねば!と本能的に感じ取れたりします。
 これは代表選手だからやるのか、自然にできるようになるのか、そういう気持ちがもてるから代表になったのかは言明できませんが、少なくとも「熱い気持ち」はスポーツのコアな部分であると感じています。ネガティブな発言は単なる自分や周囲に対する甘えでしかありません。
 「気概:困難にくじけない強い意気(広辞苑)」を持って臨もうじゃないか!

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