goo blog サービス終了のお知らせ 

6480blog 新栄町歯科医院

新潟県胎内市の歯医者「新栄町歯科医院」の情報をブログでも発信しています。

昨日のつづき

2014年09月18日 | 日記
つーことで・・破折やパーフォレーションのケースを

以前ブログでどうするか迷っていたケース

頬側根を抜根するか、保存するかで悩んでいました・・・


根管も見えないですし・・・患者さんと話し合い


パーフォレーション部はMTAセメントで封鎖、P根は通法で根充


根充後のデンタル

現在プロビを仮着、2か月経過していますが問題なし



右上5番、破折ケース


同様に破折部分にMTAセメントで充填、ファイバーポスト装着(右が術前、左が術後)

プロビで経過を見ていましたが、1ヶ月後、腫脹と排膿、破折線がさらに大きくなり、予後不良により抜歯となりました・・・。

根の長さや、破折、パーフォレーションの大きさ、状態、咬合関係、要因は多くありますが、MTAは万能ではないと思います。


歯根破折のリペアで有名な、愛知のムーンスター先生や東京SJCDのK原先生なら、もっと生存率は高いと思います。

エンドの再治療をすればするほど、生存率は下がりますし、抜髄をしないことが、歯の寿命を長くするということをもっと啓蒙しなければと思います・・。

ちなみに本日の根充ケース・・・


昨日のケースと類似していますが、左上1番、感染根管処置、カリエスが原因ではなく、おそらく咬合によるものだと思います。10日前に、腫脹と疼痛があり、アブセスからGPを挿入してのデンタル撮影

で、本日、アブセス、疼痛消失、マイクロ下で根尖部からの排膿もないので根充しました。

・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・



ええ根充やで!!!


根尖外に少し出たAHPlusは吸収され、透過像も消えることでしょう、もしも再発することがあれば、その時は歯根端切除を行う予定です。

今後は破折が起きないように、継続的な咬合のチェックが必要ですね。

私見ですが、メタルコアはダメだと思います、(錆びるので、ゴールドならOKかも)ファイバーコアでポストはあまり太く・長くならないようにして、過度な力に対しては歯が折れるのではなく、ファイバーが折れるような形態、生物学的幅径が確保されていれば、脱離もしないと思います・・・。

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

絶対じゃないですよ!!!ww


炎上しないか、震えて待ちます・・・・