エンジニアな日々~製袋機 株式会社ムラタ ブログ

日々の仕事での出来事をエンジニアの視点から書いていきます!!

SSR!

2013-07-09 09:01:23 | 製袋機のエンジニアな日記
おはようございます!株式会社ムラタの村田洋介です!

昨日は宮城県への移動し作業を行いましたが、途中立ち寄ったサービスエリアで常磐道の進捗状況のポスターを見ました。

首都圏からは水戸、いわきなどを通り、太平洋側に建設されている常磐道は一昨年の震災の影響で全線の開通は難しいと考えておりました。

理由は、福島第一原発の西側を走っているので、事故の影響で工事ができないのではないかと勝手に考えておりました。


▲常磐道の工事区間です!矢印の箇所が未開通の部分です!


今回見たポスターでは嬉しいことに現在も工事が進められており、平成26年度中の開通が予定されていると書かれていました。


▲工事区間の拡大図


開通すると常磐道と仙台東部道路が繋がることになり、東北への交通網が整備されます。

復興には必要不可欠な道路であり、そのため建設現場の士気も高いことが記されていました!

さて、温調器にてヒータを制御するのに以前はマグネットスイッチを使用しておりました。

古い太洋商会製 製袋機ではヒータの温度が入る度に『ガチャン』と音がするのを聞いて熱板の温度が高くなっているいると判断する方もいらっしゃるでしょう。

マグネットスイッチは文字通りマグネットを使い接点を繋げる、有接点方式なので一般的に寿命が短いと言われています。

また機械的な動きがあるためタイムラグがあることも、マグネットスイッチの弱点といえます。

そのようなマグネットスイッチに変わり現在、多くの温度制御で使われているのがSSR(ソリッド・ステート・リレー)です。


▲SSR


素子を使ったリレーで、機械的な接点がないため寿命もながく、高速に反応してくれる優れものです!

さらに、マグネットスイッチに比べ安価であることも、選定の重要な決め手となっています。

ただし、熱板でヒータがショートした際に壊れてしまう確立がマグネットスイッチに比べると高くなっています。

ちなみに温調器にはSSR用とマグネットスイッチ用がありますので、SSRをマグネットスイッチへの置き換えはできません。
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