エンジニアな日々~製袋機 株式会社ムラタ ブログ

日々の仕事での出来事をエンジニアの視点から書いていきます!!

『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』

2021-09-29 06:23:06 | 製袋機のエンジニアな日記

おはようございます!!㈱ムラタの村田洋介です!

 

昨日も引き続き沖縄県にて打合せを行いました!!

末〇社長さま、お時間を頂きありがとうございました!!

 

さて、帰りの飛行機に搭乗する前に手にした本は沖縄で今2番目に売れている本でした!!

『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』樋口耕太郎著。

この本は面白い視点から書かれており、最後には沖縄が貧困から脱する方法にも書かれています。

 

①沖縄県の県民性

著者は沖縄県民は車を運手中に危ない車がいても『クラクションを鳴らさない』としています!他人に対して何かをする(加害者になる)ことを嫌う県民性と表現しています。

②沖縄の経済

沖縄県への税制優遇処置を用いた優遇政策が本当に沖縄経済にとって正しかったのか、そして誰が得をしたのかデータを元に書かれていて説得力がありました!!

例えばオリオンビールは沖縄県が日本に返却され40年以上にわたり酒税の免除を受けています。しかし最終的には事業がたちいかなくなり企業売却をしたばかりです。

③日本政府の沖縄復興支援

岩手県出身の著者が沖縄の歴史を調べると1995年に発生した沖縄米兵少女暴行事件後速やかに、具体的には1996年から2000年の5年間に日本政府が沖縄県と共に46の事業を決定します。

状況証拠しかありませんが著者は、日本政府が事件から目を逸らしたい意図があったのではないかと推測しています。

その結果1999年那覇空港新ターミナル運用開始、2000年の沖縄サミット開催(名護市周辺のインフラ整備)、2002年に総工事費145億円の美ら海水族館(新館)開館など、現在(コロナ前)の沖縄経済の中心にもなっています!!

④沖縄でのホテル経営

著者が沖縄県に住むきっかけになったホテル経営。県民性が本土と違う地元従業員をどうやって、まとめ上げたのか?この章は正にビジネス書として読むことができました!

⑤沖縄県のこれから進む道

著者が提案する沖縄が貧困から脱出する方法!本当にそれでできるの?と思う反面、すぐに自分でもできることだと思える方法でした!!

 

沖縄県は最低賃金が全国一番低いと認識していましたが、その理由の一旦を見た気がします。

大変面白い良書で飛行機に乗り席についてから自宅最寄駅に着くまで、読み続けてしまいました!!!

コメント (1)
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