ロック探偵のMY GENERATION

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総裁選が先か、総選挙が先か……

2021-09-02 21:28:19 | 時事


いよいよ、自民党総裁選への動きが本格化しているようです。

一時、解散総選挙を先にするという情報も流れましたが……この話は、早々に立ち消えになりました。
前に書いた、緊急事態宣言解除後の「空白の5日間」を使う切り札を菅総理が切ろうとしたものの、断念ということです。素直に解釈すれば、緊急事態宣言を延長しなければならない見通しだからそこでの解散はできなくなったということになりますが……実際には、この状況で解散などさせてたまるかという自民党内の猛反発で伝家の宝刀を封じられたと見るのが妥当でしょう。そこで、苦し紛れの内閣改造やら党人事という話になっているわけです。
この、追い込まれた感……まあ、総裁選前に解散総選挙に打って出たところで菅総理にとって苦しい展開が待っていることには変わりないと思われますが、追いつめられてもうまともに情勢を判断することも難しくなっているというところでしょうか。活路を見出そうとあがけばあがくほど、状況は悪化していく泥沼モードです。

振り返ってみれば、菅政権の発足からおよそ一年。

前に小池都知事について書いたことは、菅総理にもあてはまります。去年の自民党総裁選に出馬した時点で、自分のやりたいことなどとにかく後回しでひたすら新型コロナ対応に追われるであろうことは予測がついたはずだし、ついていなければならないでしょう。そう考えていなかったとしら、情勢認識が甘すぎといわざるをえません。結果、新型コロナへの対策は、つねに後手にまわり、いたずらに被害を拡大させるばかりの一年……政治的に苦しい状況に追い込まれるのは当然でしょう。
現実問題として、総裁選、総選挙を乗り切って菅政権がそのまま継続する可能性は低くなってきているんじゃないでしょうか。
ならば菅総理には、せめて最後だけでも、真に国民のことを考えた政策を期待したいです。まあ、無理な期待なのかもしれませんが……




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