ロック探偵のMY GENERATION

ミステリー作家(?)が、作品の内容や活動を紹介。
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コロナと子どもの日

2020-05-05 20:05:53 | 日記



今日は5月5日。

子どもの日です。

毎年この日の恒例で、新聞などでは少子化のことが話題になっています。子どもの数は最少を更新し続け、現在ではおよそ1500万人ほどだということです。

そして、これからの数年で、状況はさらに悪化することが見込まれます。この問題でも、コロナが深刻な影響を及ぼしてくるのです。

このコロナ禍において、出産を躊躇するという夫婦は相当数にのぼるでしょう。
そのことによる極端な出生数の減少は、今すぐではないものの、ほぼ確実に起きる問題です。それが統計上の数字として表れるのはタイミング的に来年になると思われるので、来年の出生数はすさまじいレベルで減少することが予想されます。たださえ新生児の減少は進んでいたわけですが、もう一気に50万を割るとかそういうレベルになるんじゃないかと予測されます。

それにともなって、人口減少も加速するでしょう。

人口減少もまた、かねてから問題になっていることですが、出生数の減少は当然そこにも波及してきます。
そもそも、感染症で人口が減るというのは現代の世界ではほとんど考えられないことですが、この新型コロナ禍の日本では、それがありえます。死者の増加によってではなく、出生者の減少によって。

コロナが終息するまでの一時的なこととはいえ、その“一時的”がもし数年というスパンに及んだら……それは、日本社会に致命的な後遺症を残すでしょう。
どうにか手を打っておかないと、取り返しのつかない事態を招いてしまうのではないか……そんなことを考えずにいられない子どもの日でした。