2005年にWHO西太平洋事務局、2012年までの麻疹排除を計画
達成のために下記の対策が推奨された
- 定期接種にて麻疹含有ワクチンの2回の接種を接種率95%以上に保つこと
- 質の高い疫学調査を実施すること
- 質の高い診断検査により疑い症例の確定診断を実施し、麻疹ウイルスのジェノタイプ及び分子解析を行うこと
- 麻疹の発生に迅速に対応し、判断できる備えが確立、維持されていること
2009年から2012年にかけて、麻疹の発生率は歴史的に改善し、10万人当たり34.0から5.9にまで82.6%減少した。
しかしながら麻疹排除を達成するには、下記のようなさらなる取り組みが必要となる
- 麻疹含有ワクチンの2回接種を導入していない4カ国で導入を実施し、95%に満たない定期接種の接種率を強化する
- 麻疹の流行がみられる国や地域で感受性者層に対して補助的追加接種を用いて免疫のギャップを埋める
7 June 2013, vol. 88, 23 (pp. 233–240)
233 Progress towards measles elimination in the Western Pacific Region, 2009–2012