数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

資本主義とは宗教的な「行為義認」なのか?

2020-08-30 10:12:54 | 資本主義
 武漢新型コロナウイルスの蔓延で、呆気なく資本主義的な行動態様がストップしたのを見て、改めていろいろ考えさせられることがあります。
 以前「リスクの始まり、プロテスタンティズム、資本主義、近代科学」という記事を書きましたが、この「資本主義」という信仰は、「キリスト教のカルヴァン派などのプロテスタント革新派の教え」と「数理論理教、プラトン原理主義」が融合して出来上がったのではないかと思います。
 そしてその信仰の具体的な行動様式である「生産・消費、科学技術の研究・応用実践、利潤拡大」などは、現代でもその信仰の「行為義認」として行われているのではないでしょうか。
参考、信仰義認・行為義認
 そのため、資本主義的な行動様式(製造、取引、消費、付加価値利潤の獲得)ができなくなるということは、単に経済がストップするという即物的な社会的なマイナス面だけではなく、資本主義という信仰の「行為義認」ができなくなるという精神信仰的な問題の影響が大きいように思います。

 なお資本主義的な行動様式を詳しく見ると、私は以下のような面があると思います。
1、キリスト教の普遍主義(特にカルヴァン派)、存在哲学、救済への道
●神と人間の関係
 カルヴァン派などでは、絶対的で万能の神と、堕落していて自ら救済の手段を持たない人間との関係になると思います。救済はただ神の恣意的な選択により行われます。罪を背負い堕落した人間は禁欲的な労働に勤しむしかない。その労働による価値の増殖は、神の選ばれた救済の者の印になるのではないか、いやその価値の大きさが、神の救済の印となるのだ。価値増殖のみが、神と人間とを結び付け、救済を得る唯一の方法なのだ。
 プロテスタントは、カトリックの様々な人為的な権威や儀式を介して救済される行為義認を否定して、ただ信仰のみにより救済される信仰義認を信条にしました。しかし、カルヴァン派などは労働を介して救済されるという行為義認を信条としているかのようにも思えます。
●神の抽象化、科学技術との親和性
 カルヴァン派などの考えは、ローマ教会などの人間社会的な教会組織の権威を否定することにより、結果として抽象的な神概念、つまり「記号論理的な真理」に親和的になっていったようにも思います。(近代数学の創始者と思える、オイラーらはこの派に属します。)
 また労働価値の増殖も科学技術を用いた高度なもの(抽象的な数学記号を基盤とする体系)となり、異常な価値拡大・増殖を達成できるようになりました。

2、集合的無意識としてのプラトン原理主義
 欧米ではプラトン的な抽象的な記号論理(イデア)の思考方法は、「集合的無意識」として共有されているのではないかと思います。それは、キリスト教にもギリシア布教の時に埋め込まれたため、欧米では根源的な精神的主柱になっていると思います。科学技術の進歩とは、この集合無意識化された「記号論理の信仰」の具現化のことであり、科学とはこの「信仰」から生まれるのであって、客観的なものから当然得られるようなものではないと思います。
 エンゲルスの『家族、私有財産及び国家の起源』などのマルクス系の学説では、科学技術の進歩による社会形態の変化のことが説かれていますが、その原動力の「科学の信仰面の研究」が不足しているのではないかと思います。旧ソ連や中共のような権威的で統制的な官僚機構の下では、この「信仰」が窒息します。科学の進歩、資本主義がストップします。科学技術は盗んで勝手に利用することが主流にになる?
参考、『キリスト教史Ⅰ』ジャンダニエル著 平凡社ライブラリー文庫、『国家』プラトン 岩波文庫、『家族・私有財産・国家の起源』エンゲルス著 岩波文庫
 

 
 
集合的無意識
 
3、マルクスの資本論(第1巻「生産過程」)
●労働価値説
 資本論では、「価値」の根源的な源泉は労働であると唱えています。道徳などの倫理精神面など関係なく、単なる労働だけに価値の源泉を求めています。結構、独善的な感じがしますが、何かカルヴァン派の考えとは凄く親和性があると思います。また何でも商品として貨幣価値に換算してしまう習性のある、あるマイノリティーグループ(神の民)の社会的な見方にも影響されたのでしょうか?
 なお資本論には流通過程などの計画経済を扱った巻もありますが、私は労働価値説と科学技術の応用による価値拡大(相対的剰余価値)が「肝」ではないかと思います。計画経済は、科学技術の進歩の前には、絶えず遅れた計画になり、また利権的な談合・リベートの巣になるようにも思います。それに、相対的剰余価値と計画経済(権威的な統制経済による場合)は両立しないと思います。
 それにしても、労働だけに価値を置くという考えは、やはりその背景に宗教的な思想又はあるマイノリティーグループの習性が潜んでいるように思います。
参考、『資本論』マルクス 岩波文庫
 
 
●相対的剰余価値拡大と科学技術
 価値を増大させるには、絶対的剰余価値(単純労働の搾取)と相対的剰余価値(新規機械の導入、効率的な生産組織体制などによる付加価値の増大)があります。
 つまり、相対的剰余価値の拡大というのは、科学技術の応用による革新的な機械、システム設計、商品の生産・販売、効率的なサービスの提供などによるものです。
 そして、その科学技術をどのように発明・研究していくかということであり、その前提として科学的知識の向上のための教育が必要です。そして科学教育を進めるためには、核心的な信仰心が必要です。
 現在では、科学技術の源泉の「数理論理的な思考方法」そのものが、すべてのシステム設計の共通の考え「記号」として、最大の価値を有し、社会に様々なサービスとしてそのまま具現化していると思います。(グーグルなど)
 産業については、大昔にはエジソンのような職人的な技術者や家族的会社の創業者などが、その勘と度胸と勤勉により、初期の生産体制を構築して技術を高めてきました。
 しかし科学技術の進歩により、「抽象的な記号論理(数式)」が技術体系に決定的な影響を与えるようになりました。もはや熟練した技術者や経験知的な経営方法では太刀打ちできなくなり、当時のATT研究所でのように、物理化学を専攻した大学出の人たち、いわば「論理記号のスペシャリスト」たちでないと、この価値増殖を拡大することは不可能になりました。
 今では数理論理の天才者たちが、その「論理記号」のみのシステム化により、全ての社会システムを支配するようになっているようにも思われるます。
 この「相対的剰余価値」による価値増大は、科学技術の進歩により無限に増殖できることになります。ただし公害面を無視すればの話ですが…
 そのため社会では物凄い付加価値競争が始まり、競って効率的な生産・流通・サービス組織を構築していきました。そうでないと生き残れないようになりました。そしてこの激しい競争によって、社会全般が有機的(効率的)に密接に組織化され、社会は一体化されるようになります。この一体化がマルクスの唱えた共産社会だと思います。残念ながら、この科学技術を基にした競争社会に適応できないものは、その一体化から外れます。マルクスの共産社会は、プラトンの唱えた理想社会に似通っていると思います。プラトンは「間引き」で対応しろとのことでしたが、現在では福祉政策の問題のようです。
 なお資本論(生産過程)の続編のような、シュンペンターの「経済発展の理論」では、「創業者利潤」という概念で、ベンチャー企業論(相対的剰余価値拡大の新興組織)について説明されています。
 ベンチャー企業とは、共産社会実現のための強力な新興(信仰)団体かもしれません。
参考、『エジソン発明会社の没落』アンドレ ミラード著 朝日新聞社、
『世界の技術を支配する ベル研究所の興亡』ジョンガートーナー著 文藝春秋、『経済発展の理論』シュンペーター著 岩波文庫、
『インサイドインテル』Tim Jackson著 翔泳社
 
 
 
●レーニンや毛沢東の偽物共産主義?
 相対的剰余価値の源泉は、科学技術の進歩による機械(記号論理の具現化)の進化だと思います。その進化は、客観的に当然にもたらされるものではなく、究極な自由を基盤とする「(プラトン原理主義とキリスト教の融合した)信仰」から生まれるものだと思います。(信仰→科学技術、数理論理)
 レーニンはこれらのことを曲解したか隠蔽して、マルクスの競争の果てに共産社会になるというストーリーを単純化して、ただ題目だけに掲げて、「暴力革命」という程度の低い単なる「権力奪取手段」に利用したようです。この「暴力革命」は、テロやプロパガンダによる謀略という手法を用いた、冷血でカルト的なもので、「自由な思考・信仰=科学の源泉」を窒息させてしまいました。スターリンの政策では、農民を数千万人犠牲(餓死等)にして、その収奪した農産物により機械を購入しなんとか産業を起こしたようです(この工業基盤により独ソ戦を乗り切ったようですが)。
 しかし、自由(数理論理・キリスト教融合的)な「信仰」を抹殺したため、なおかつ官僚的な計画経済(機動的に修正が不可能)などにより、上の命令に(たとえどんなに不合理であっても)絶対服従するといういびつな生産・流通構造になり、生産体制は停滞していきました。
 中共はレーニンとスターリンの暴力革命手法を真似て、また伝統的な中華帝国の権謀術数や毛沢東の強烈な属性により、ソ連の恐怖政治を上回る統制を行いさらに強化したようです。
 また中共(毛沢東)も農民を数千万人犠牲にして、ソ連から機械と兵器を購入しました(これが中共独立の担保になったようですが)。
 中共(毛沢東)の統制は徹底しており、たとえ親や家族でも内部通報により監視し合う制度にして、国民全員の自由(心の平穏まで)をすべて奪いとりました。国民を単なる「モノ(虫けら)」のように扱われ、プロパガンダにより洗脳され、その単なる手先となりました。
 マルクス・レーニン主義とは、レーニンの暴力革命主義(政権転覆そのものが目的)・独裁的警察国家(官僚機構の増大と腐敗)なんだと思います。
 そのため、マルクスの名前は利用され、その理論は酷く曲解されていると思います。
 労働を価値の源泉に求め、科学技術を価値増殖の主要因と見るマルクスの論点は、近代経済学でもその前提になっていると思います。マルクスの理論は古くて失敗した学説だと見なすことは、労働価値説と科学技術応用生産(キリスト教(プロテスタント左派)と数理論理教の融合)という資本主義の大前提を見失ったからだと思います。
 需要供給曲線かどうだとか、需要不足のための乗数効果による財政出動が必要だとか、金利やマネーサプライの操作などの学説は、上記の「大前提」の上に成り立つ枝葉のものだと思います。
 しかし、あまり必要でない商品を利潤目的のみのため大量に生産して、心理的洗脳広告により大量消費する社会は、ちょっと考えると狂気じみているようにも思いますが…
参考、『レーニン』ロバート・サーヴィス著 岩波書店、『マオ 誰もしらなかった毛沢東』ユンチアン著 講談社
 
 
4、科学技術は経済と軍事に同時的に影響する。軍事と資本主義は結び付いている。
 科学技術は、軍事と経済の両方に不可分的に影響を与えます。3で見たように、相対的剰余価値の拡大には科学技術は不可欠なものですが、軍事も科学技術による機械化が効率的な破壊力に不可欠です。どこかの国のように科学を平和利用だけに用いるなどということは絵空事だと思います。科学技術の影響は、当然に軍事と経済に不可分的に影響を与えます。
 また科学技術の進歩のためには、純粋に(利潤・利権的目的から離れた)基礎科学を研究する必要があります。非営利的で、科学信仰を伴う、莫大な予算や人材を投入できる組織が必要です。軍事技術の研究も今ではまったく純粋に科学技術の研究なので、米国の膨大な軍事予算は、科学技術の進歩のために決定的な影響を与えていると思います。
 資本主義的な行動様式(行為義認)を、それを信奉していない国・地域に強制的に受容させるためには、軍事力や謀略が不可欠です。この科学技術に裏打ちされた軍事力により、資本主義(その根源の数理論理教など)は世界標準(世界宗教)となり、普及しているのだと思います。
参考、『帝国主義、植民地期から現在まで』ハリー・マグドフ著 大月書店、
 
『ペンタゴンの頭脳 世界を動かす軍事科学機関』・『ナチ科学者を獲得せよ! アメリカ極秘国家プロジェクト ペーパークリップ作戦 ヒストリカル・スタディーズ』・『エリア51 世界でもっとも有名な秘密基地の真実』アニー・ジェイコブセン著 太田出版
 
 
 
 米国のマンハッタン計画(巨大科学プロジェクト)が、軍事の根源的な担い手を軍人から科学者に変えることになりました。膨大な資源と多数の科学技術者を動員した巨大プロジェクトは、様々なシステム設計が考案され、短期間の間に他に類を見ない強力な兵器(原子爆弾)を誕生させました。 科学者が奇跡を見せ、科学は神聖化されるようになりました。
●軍事科学を進化させるためには、手段は選ばない
 戦後、米国は「ペーパークリップ作戦」により確保したナチスの科学者たち(ユダヤ人の強制労働に関わった者もいた)を利用して、各種の科学プロジェクトを立ち上げました。月面着陸で世界中を狂喜させたアポロ計画の主要な幹部たちは、ほとんどが元ナチスの科学技術者たちでした。(ソ連もナチス科学者たちを連行して、研究レベルを上げました。米国とソ連の争奪戦だった。)
 また「スプートニクショック」のような軍事科学技術の遅れという失態を二度と生じさせないために、米国はDARPAという軍事科学開発組織を極秘裏に作りました。その組織は、純粋な基礎科学者たちだけで構成されていました。固定観念のある企業研究者や軍事関係者らは排除されました。この科学エリートらが先導して、様々なモノになりそうもない奇抜な研究に投資していきました。軍事科学と言っても、未来的に何が有用になるかは分からないため、多様な科学技術の発想=「芽」には、取り敢えずすべて援助して、モノになるを待ちました。この制度のおかげで、インターネットやシュミレーション技術、リレーショナルデータベースなど、後に社会経済に重大な影響を与える多くの科学技術が生まれました。
参考、DARPA

  資本主義の誕生には、戦争のための軍需産業による大量効率化生産体制や資本の集中化が重要な要因になっているようです。

5、資本主義の暗黒面
 この行動様式はマイナス面も多いと思います。
●公害、科学技術による環境汚染、健康被害、モノカルチャー化などの文化破壊
 公害、科学技術による環境汚染、健康被害、モノカルチャー化などの文化破壊などは、どうも隠蔽されがちです。資本主義の行動様式が「行為義認」であれば、それを行えなくなる主張は邪教であり、絶対認められないことになると思います。民間企業の公害の後始末に、よく政府の税金が使われることがありますが、「必要悪」とでも考えているかのようです。
 スティグリッツの外部不経済の一要因として見るぐらいでは、このマイナス面は足りないと思います。人間社会が滅ぼうとも、信仰が重要だと考えるかもしれません。
●マフィア経済
 資本主義の信仰面などまったく持たない、単なる偶像崇拝的な精神性のもと、反社会的で悪質で強欲な利潤獲得を目的にした、マフィアのような組織が蔓延るようにもなると思います。
 このような組織は、実質的には単なる犯罪組織でありながら、経済ブレーヤーのような皮を被り、政治的な利権に食い込み、罪を科されることなく、人を食い物として、利潤の蓄積のみをおこなっていると思います。
 資本主義的な販売というのは、元来誇大広告・詐欺的な面もあるように思いますが、それは営業力があるという誉め言葉になっているようで、マフィア経済に親和性があるかもしれません。何か世話しない感じがします。
 またあるマイノリティーグループは、その高い知的能力(どんなに貧しくとも、その人たちは幼少時から徹底的に教義(膨大な書物とその注釈)を畳み込まれ、またそれに対する議論を弁証的に行わされる)を基に、あらゆるものを貨幣価値に換算して、様々なドラマ(シナリオ)を作り、巧妙に貨幣を収奪してしまっているように思います。それは、表でも裏(アンダーグラウンド)も行われ、法律と金融を支配して、世界的な収奪組織を形成しているようにも思われます。
参考、『マッド・マネー』スーザンストレンジ 岩波書店、『強欲の帝国』チャールズ・ファーガソン
 
 
6、資本主義への抵抗
●国家社会主義
 資本主義とは、効率的に付加価値(科学技術応用による利潤)を稼ぐことがすべてに優先されて行われます。倫理的な善行などは、一つ間違えると利用され騙されて搾取されるだけの、愚かで無能な行為に見なさられてしまいかねません。
 このようないびつな行為様式に強く嫌悪を抱く民族・人たちもいると思います。
 人間的な深い道徳心など、価値に換算されないので、まったく重要視されません。反論すると、強力な科学応用兵器で沈黙させられて、現代的な植民地にされます。(マグドフの本で、形式的に独立している国を支配する方法が詳述されてました。)
 この資本主義的な行動様式に対抗しようするため、過去又現在も「国家社会主義」とう体制が試みられていると思います。無制限で節操のない生産・消費などによる利潤獲得競争など、真っ平御免だということでしょう。統制のある秩序だった世の中が必要だ。こういう考えは心情的には受け入れやすいし、一見もっともですが、残念ながら人為的な腐敗の「塊」になることが多いように思います。
 この頃思うのですが、戦前の大日本帝国の「反資本主義の国家社会主義の信仰」は、戦後も密かに進められていたのではないか。戦後は偽装した経済版の大日本経済帝国を築いてきたのではないか。そして密かに中国共産党を援助して、対米の中華を利用した大アジア帝国を作ろうとしたのではないか。(大東亜共栄圏の二番煎じ)
 大日本経済帝国(開発独裁、労働者の人権無視、国家的な企業保護による輸出拡大による富の蓄積)は、一時世界を席巻しました。しかし米ソ冷戦終了後、米国が経済にも力を入れられるようになり、また日本の共産圏に対する防波堤の役割が乏しくなったため、この大日本経済帝国は謀略により壊滅させられたのではないでしょうか。(第二の敗戦)
 米国からすると、こう思ったかもしれません。「俺達が核戦争を前提に死にもの狂いで戦っていたうちに、お前らは俺達の技術を盗み、国家ぐるみの陰謀で金儲けしてたのか?そしてあわよくば経済占領しようとしてたのか?もうゲームオーバーだ。」
 『インサイドインテル』ティム・ジャクソン著 翔泳社によると、インテルの研究分野の創始者のロバート・ノイスは日本を恨んでいたそうです。インテルは当初半導体のメモリーを開発していましたが、日本に技術を盗まれ、国家的な保護を受けた日本の大企業に量産されてしまったことに憤っていたようです。
 その後、世界に冠たる日本の半導体産業は、台湾と韓国の企業を競争者にされ、貿易管理により、徹底的に潰されたようです。
 またノイスは米国版の国家的半導体プロジェクトを立ち上げ、意趣返ししたようです。
 何かデジャブのようですが…
 米中戦争の最終決戦が目前に迫るなか、日本は下手をすると、第三の敗戦を迎えるかもしれません。今度はカルタゴのように塩を撒かれるかもしれませんね。
●グローバリスト
 最近、グローバリストには2種類あるとのことを聞きました。
 一つは、経済的なグローバリスト、これは政治経済を普遍化・超効率的にするという考え方のようです。民主主義や資本主義の制度はそのままですが、より統制色を強め、世界統一の政治経済体制を築こうと考えているようです。
 もう一つは、教条的なグローバリスト、これはイルミナティーのような、プラトン原理主義のような考えだと思います。これはもう、国家社会主義の思想の方に親和性があると思います。
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1 コメント

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Unknown (AZOTH)
2021-05-15 00:15:59
国家社会主義のルーツは
プラトンの「国家」にあると思いますから
プラトン原理主義と同義だと思います。
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