数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

数理論理教(科学教)の歴史(概略)(1)古代、どこから来たのか?

2020-02-10 21:48:50 | 数理論理教(科学教)の歴史

 数理論理教(科学教)とは、民主主義(人権主義・所有権絶対)、キリスト教(普遍主義、特にプロテスタント)、資本主義(科学技術による商品・サービスの無限的な生産・提供)と相俟って、西洋の人々の精神的なバックボーンになっていると思います。



 この数理論理教(科学教)は、近代以降、世界にとてつもない影響を与え続けています。特に軍事と経済により、帝国主義時代には露骨に非数理論理教(非科学教)の国々を征服して、悲惨な植民地化(現地人の社会の改造、モノカルチャーや奴隷化)や虐殺(インディアンなどのように、現地人の文化を完全に抹殺(絶滅)させて、新たな社会を作る)を行ってきました。

 また数理論理教(科学教)国の間では、総力戦という凄まじいい戦争が行われ、科学兵器の進歩により夥しい市民が巻き添えになりました。

 現代でも科学は、軍事と経済というコインの表と裏(元は一つ)に姿を変えつつ、人間社会に決定的な影響を及ぼしています。科学技術の進歩(利便性の拡大)の裏には、凄まじ公害が付き纏います。現在では、原子力や遺伝子操作による問題(モンサントなど)環境ホルモン問題、生物兵器など多岐に亘る災厄をもたらしています。もしかすると、その悪影響のため人類の生存が脅かされる事態になるかもしれません。

 

 しかし軍事面では、兵器はますます破局的な被害をもたらすように進化しています。経済面では、際限のない付加価値(公害というマイナス面は隠される)を創造することが求められています。無限のように商品を生産して消費する社会や、途轍もない兵器を作って威嚇しあう社会、公害まみれになる社会は、いずれ破綻するのでがないかとも思いますが、もうどうにも止まらないようです。

 科学技術研究に遅れると、進んだ科学技術を応用した兵器で脅かされて、下手をすると攻撃され占領されます。敗戦になれば、社会全般ごと(数理論理教(科学教))の信仰に基づき改造されます。経済で負けても、貿易赤字が溜まり、借金して首が回らなくなれば、社会システムは占領管理され、ソフト的に改変されます。

 今、非数理論理教(非科学教)の国々も名目的には独立しましたが、数理論理教(科学教)国の支配は依然として続いていると思います。イスラム教や儒教、その他の宗教をバックボーンにしていた国々は、もうこの訳のわからないおかしな信仰には我慢できず、反乱を起こし始めているようにも思えます。現在いろいろと政治問題化しています。これは一種の「数理論理教」に対する「宗教戦争」だと思います。 

 そのような中で、数理論理教(科学教)は、今「情報処理」という衣を身に着けて、世界に蔓延しつつあります。電車の中で誰もがスマホの画面を見て、メール、ツイッターによる連絡、各種の情報収集、ゲームなどを楽しんでいます。

 これらは数理論理学の理論からもたらされたプログラミング言語により可能となったものです。私たちはそのような環境下で、知らず知らずに数理論理教(科学教)に洗脳されるようになり、その信仰に帰依するようになるのかもしれません。

 さて、この数理論理教(科学教)はいったいどこから来たのでしょうか?

 私が思った数理論理教(科学教)の源泉は以下のようです。  

1.古代(ディオファントス以前)

(1)エジプトの石工職人など(紀元前数千年前~)

 石工

石工(いしく、せっこう、英:mason メーソン)とは、石材加工したりそれで何かを組みたてたりする人のこと。またその職業のこと。

 自然石は、木材と並び、最古の建材のひとつである。また、古くは、頑丈で長持ちはするものの、加工が難しく、コストのかかる建材でもあった。そのため、城壁宗教施設・護岸道路橋梁など、過去には重要とされた分野でが使われてきた。石工は、そういった事業にかかわりあう専門的な職業として、古くから確立されていた。(引用終わり)」

 フリーメーソンのメーソンが石工を意味するということには、私は最初に違和感を持ちました。神聖な理知的集団であると想像される団体が、職人組合(通常保守的で経験知のみの人たち)が基だということでしたので、納得がいきませんでした。

 しかしエジプトの石工集団というのは、今でいう都市計画・建築家という科学技術者集団であると思います。なぜなら、あのピラミッドを作るには恐らく相当な力学(構造計算)の知識を持っていたと思われ、重力の詳細な計算をしていたはずで、その法則性に神聖さを見出していても不思議ではありません。そうであれば、数理論理教的な秘術(口伝秘儀)を持っていたとしてもおかしくないです。

 中世頃まで、都市計画・建築家という職業は、唯一の総合技術職であったようです。

(2)カバラのような神秘理論(古代?)

 カバラ

カバラקַבָּלָה qabbalah, Kabbala, Cabbala)、カバラーとは、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想である。独特の宇宙観を持っていることから、しばしば仏教の神秘思想である密教との類似性を指摘されることがある。

カバラはヘブライ語の動詞キッベール「受け入れる」「伝承する」の名詞形で、「受け入れ」「伝承」を意味する。カバラが登場する以前のゲオーニーム時代には、単に口伝律法を指す言葉として用いられた。したがって、その後ユダヤ教神秘主義を指す呼称となった際にも、個人が独自に体得した神秘思想というよりは、神から伝授された知恵、あるいは師が弟子に伝承した神秘という意味で用いられることになる。 カバラはユダヤ教の伝統に忠実な側面を持とうとしたという点において、他の宗教の神秘主義とは異なる。本来のカバラは、ユダヤ教の律法を遵守すること、あるいは神から律法の真意を学ぶことを目的とした。したがって、正統的なユダヤ教との親和性を持っていた時期もあったため、必ずしも秘教的な神秘思想とは言えない。しかし、キリスト教の神秘家に採り入れられるようになると、ユダヤ教の伝統からは乖離した極めて個人的な神秘体験の追究の手段として用いられることになる。

 伝説では、アブラハムメルキゼデクから伝授された天界の秘密だとも、モーセ律法(トーラー)に記し切れなかった部分を口伝として後世に伝えたものだともいう。しかし、3世紀から6世紀頃に始まり、16世紀頃にほぼ現在の体系が完成したとされる。(引用終わり)」

 ユダヤの口伝律法とのことですが、ユダヤというよりもっと古代の進んだ文明からの伝承ではないかと思います。以前、「カバラとは数理論理教の経典なのか」という記事を書きましたが、言わんとするところはプラントの宗教教義と似ていると思いました。具体的・肉体的なものから、徐々に抽象的・象徴的・記号的なものによる論理構造に移っていく過程が、デフォルメ的に表されているように思えました。

 カバラの考えは、錬金術(化学の原初研究)に相当影響を与えていたようです。物質の構造主義ということでしょうか。これは数学に向けば構造主義(数理論理)になりますね。構造主義というのは、さも新しい学問のように言われますが、私は単なるプラトン主義的なもののリバイバルなのではないかとも思えてきます。

『錬金術とカバラ』ゲルショムショーレム著 作品社より


 「…ユダヤ教の秘伝が存在する…この発見は、元をただせば、すべての偉大な宗教に共通していた根源的伝統を探ろうという一連の動きと連動していた。1450年から1500年の間mフィレンツェのプラトンふうの考え方をした人文主義者が持続的にこの研究に従事していた…

…古代末期における新プラトン主義者達の混合主義的努力から強い影響を受け、それと関連していたのは明白である。というのも新プラトン主義的考え方は、各宗教のすべての神話や象徴の中に一つの共通の原理を仮定すること、それは象徴解釈によって露呈されうることを示唆したからである。

 カバラと錬金術のこの混合が、いな、それを超えてカバラと魔術の混合が1520年から1720年の間は錬金術関係の文献の大半を支配した。(引用終わり)」

 話はそれますが、ユダヤ人の特異な思想(旧約聖書での神との契約、様々な預言による救済願望など)は、どうして生まれたのか、以下の本を読んで少し理解することができるようになりました。 

 『ユダヤ人の歴史』レイモンド・P・シェインドリン著 河出文庫

 
ユダヤ民族の2000年に亘る筆舌につくしがたい苦難の歴史をコンパクトにまとめてありました。ドイツのナチスによるホロコーストは確かに歴史的に最大のユダヤ人の虐殺でしたが、欧州・中東・ロシア等では、度々何かにつけてユダヤ人の虐殺や貧困政策は行われていたようです。例えば、十字軍が中東に遠征行く前に手はじめにユダヤ人を血祭りにするとか、ゲットーを作り隔離する、金融業(キリスト教では卑しい職業と見られていた)などしか職業が認められないなどです。何か悪いことが起こると(流行病の発生など)、まずユダヤ人のせいにされ、ユダヤ人は財産を奪われ、虐殺や追放されました。 

 ユダヤ人はそれでも、ますます旧約の神を信じ、自分たちの罪を贖い、やがて救済者が現れることを信じ続けました。このような悲惨な状況の中で、自分たちの教えを伝承し続けた民族というのは他にないと思います。誰もが子供の時から律法という書物を徹底的に読みこなすことで、文章理解等の知的レベルが上がっているのではないかと思いました。

 フランス革命以後の民主主義・資本主義・所有権絶対主義の社会で、ユダヤ人はやっと人権的に認められ、お家芸の金融業などでは特異な才能を見せ、今までの抑圧者を金融の力で雁字搦めにしてしまったのでしょうか。あれだけ迫害されれば、旧約の神の言葉がなくても、仕返し的なことをするのも無理ないことかもしれません?(ユダヤについて終わり)

 なおカバラは密教にも似ていると言われているようですが、曼陀羅図と生命の樹の図形はほんと似てると思います。密教というのは景教(キリスト教の)の影響が大きく、仏教の範疇には入らない教義だと言っている人もいるようです。景教だけでなく古代ユダヤ教の思想も伝わっていてもおかしくないですね。

(3)ピタゴラス、(紀元前582年 - 紀元前496年)

「ピタゴラスが組織した教団は秘密主義で、内部情報を外部に漏らすことを厳しく禁じ、違反者は船から海に突き落として死刑にした。そのため教団内部の研究記録や、ピタゴラス本人の著作物は後世に一点も伝わっていない。そこでピタゴラス個人の言行や人物像は、教団壊滅後に各地に離散した弟子の著作や、後世の伝記、数学に関する本の注釈といった間接的な情報でできあがっている[2]。彼の肖像や彫像類も、すべて後世の伝聞や想像で作られたイメージであり、実際にどういう風貌をした人物だったかも不明である。

ピタゴラスは紀元前6世紀ころ、古代ギリシャ文化圏の東辺に位置する、現在のトルコ沿岸にあるイオニア地方のサモス島で、宝石細工師の息子として生まれた。父親はレバノンのティルス出身であるとする説がある[3][4] 。近くの町には、やはり著名な数学者のタレスが住んでいた。

伝記によると、彼は若くして知識を求めて島を旅だち、古代オリエント世界の各地を旅した。エジプトでは幾何学と宗教の密儀を学び、フェニキアで算術と比率、カルディア人から天文学を学んだという。ポルピュリオスなどの伝記によれば、ゾロアスター教の司祭のもとで学んだといわれる[5]。さらにはイギリスやインドにまで旅したという伝説もある。

彼は20年にわたった放浪の末に、当時存在した数学知識のすべてを身につけて、故郷のサモス島に戻ってきた。しかしサモスは僭主ポリュクラテスの抑圧支配下にあり、学問研究に向かなかったため、イタリア半島の植民市に移住し、その弁舌で多くの人々を魅了した[2]。彼はクロトンで、彼の思想に共鳴する多くの弟子とともにピタゴラス教団、またはピタゴラス学派と呼ばれる集団を立ち上げた。この教団はやがて地域の有力者の保護を得て大きな力を持つようになり、数百人の信者を集め、ピタゴラスも弟子だったテアノ英語版という女性と結婚して[7] 、大いに繁栄した。ところがある時、この後援者が政争に巻き込まれて失脚する。このとき、かつて教団への加入を希望したがテストで落とされて門前払いになった人物が、その遺恨から市民を扇動した。教団は暴徒と化した市民に焼き打ちされて壊滅し、ピタゴラスも殺されたという。

ピタゴラスは紀元前6世紀に、あらゆる事象には数が内在していること、そして宇宙のすべては人間の主観ではなく数の法則に従うのであり、数字と計算によって解明できるという思想を確立した[8]。彼は和音の構成から惑星の軌道まで、多くの現象に数の裏付けがあることに気がついた。そしてついには、宇宙の全ては数から成り立つと宣言した。彼がこの思想にもとづいて創始したピタゴラス教団は、数の性質を研究することにより、宇宙の真理を追究しようとした。教団に入門するには数学の試験があったが、この試験は相当難しく、数学に適性のある者だけが選抜されて教団に集まった。そしてピタゴラス教団は、古代世界で最も著名な数学の研究機関となった。この学派は10を完全な数と考え、10個の点を三角形の形に配置したテトラクテュスを紋章とした。(引用終わり)」

 ピタゴラス教団の神秘思想は、残念ながら文書では残されなかったようです。ピタゴラスは数字と計算という具象的なものより、数字やその関係性の奥にある論理記号的・抽象的・象徴的なものを探求していたようです。ピタゴラスの思想は、プラトンに多大な影響を与えたようです。

 

(4)プラトン(紀元前427年から紀元前347年)

プラトン(プラトーン、古代ギリシャ語: ΠλάτωνPlátōn: Plato紀元前427年 - 紀元前347年)は、古代ギリシア哲学者である。ソクラテス弟子にして、アリストテレスの師に当たる。

プラトンの思想は西洋哲学の主要な源流であり、哲学者ホワイトヘッドは「西洋哲学の歴史とはプラトンへの膨大な注釈である」という趣旨のことを述べた[注 1]。(引用終わり)」

 イデア論というのは、構造主義の方法論だと思います。構造主義=数理論理化は、この世をすべてを抽象的概念の階層化により理解しようする思想であり、その構造の頂点に最高神(抽象的な概念)があり、その最高神の概念の認識に至れば人間は具象的・肉体的なもの(様々な醜い欲望等含む)から解放され、最高神と一体になり救済されるという、完全に「宗教的な」考え方だと思います。

  この考え方は、真理のみが善であるということになっています。善悪というのは人間が決めたものですと、屁理屈や詐欺的・恣意的な説明になり易いです。そのため世俗的な倫理的道徳など、まったく不確実で頼れるものではないということです。

 まあ、この考えが暴走すると、真理(数理論理教、科学教)のみが善であるという狂信的な信仰により、アメリカのインディアン皆殺しを正当化したときのスローガン「マニュフェスト・デステニー」による血も涙もない殺戮が行われる危険性も高いです。

 それでも真理に対する執着は宗教的なものになるので、何が本当に真理なのかを執拗に追い求めるようになり、様々な革新的な認識が生まれます。私はアメリカのSF映画が好きですが、あれは数理論理教の宗教映画だと思っています。数理論理教はいろいろと問題がありますが、宗教的には私にとっては一番スッキリします。

 なお現在のキリスト教というのは、元々ユダヤ教徒の固有の救済者であるキリストの教えから、誰でも全ての人間にとっての教えに変ったものです。

 それは、ユダヤ教徒が遵守しなければならない割礼や様々な儀式・規則は必須のものでなく(不要であり)、誰でも「キリストの(全人間に対する)犠牲の贖い」により、信仰義認(信仰のみ)によって救済されるという考えに変わったものです。


  『パウロー十字架の使徒』 青野太潮著 岩波新書などを読みますと、ユダヤ教徒からみると、このユダヤ教徒(ユダヤの伝統式な「行為義認」を遵守する者)以外にも神の救済が与えられるという教え(教派)は、見過ごすことのできない冒涜だった。旧約聖書の契約や預言の対象はあくまでユダヤ教徒だけに該当するものだった。

 そのために、この新しい超普遍主義のキリスト教徒たちは、ユダヤ教徒から随分と迫害されたようです。

 またこの普遍的で狂信的なキリスト教信仰は、ローマ帝国の為政者からも危険視され禁教にされました。キリスト教徒たちはもの凄い迫害を受けました。多くのキリスト教徒が公開の場で見世物として獣に殺されたり、松明がわりに火あぶりにされるなど、残忍な処刑が行われました。『パウロ 愛と赦しの物語』という映画もありました。


 新約聖書とは、ユダヤ教徒だけではなく、旧約聖書で預言された救済者であるキリストが、神の子であるという高貴な身分(根源的な存在)でありながら、すべての人間の罪のために、自らが犠牲となることで、罪ある人間を遍く救済してくださるということを説いているのだと思います。
 なお後ほどの宗教改革の時代には、プロテスタント派教徒は、カトリック教会が儀式化や利権化により様々な行為義認の教えに陥ってしまったとみなし、信仰のみを重要視して、信仰のみにより救済されると唱えるようになりました。この信仰義認の一派にカルヴァン派があり、この派は特に数理論理教と親和性が高いと思われ、科学革命・資本主義・啓蒙主義などに多大な影響を与えたと思います。
  
 そのためキリスト教というのは、普遍主義が根源にあり、その教義を整えるためにプラトンなどのギリシア哲学をも利用しているようです。

『カトリシズムとは何か』イヴ・ブリュレ著 白水社より

「2世紀にキリスト教が護教論を書いて、自分たちの宗教を説明する際には、聖書とギリシア哲学につながりを示すことに努力が傾けられた。護教者ユスティノスは、もとは哲学者であってキリスト教に改宗した者であり、…彼によれば、プラトンはモーセから創造の教義を借用したとされている。

 アレキサンドリアのクレメンテンスは、190年から202年まで、アテネの学校に倣ってつくられたキリスト教哲学の学校である神学校で教えた。クレメンスによれば、神話が退けられたのち、ギリシア人にとっては哲学が、正義の道であり、啓示された真実への準備段階になっていた。神は人間精神に、真実に到達する方法と力を与えている。しかしキリスト教だけが、聖書の預言と哲学者たちの教えを統一して完成する。

 アレキサンドリアのクレメンスの弟子であるオリゲネス(185年から254年)は、古代の修辞学と哲学の遺産をキリスト教のなかに取り入れようとした。…彼はプラトン哲学をキリスト教に取り込むという知的に重要な貢献を達成した。(引用終わり)」

 プラトン主義(数理論理教)とキリスト教とは相反するものではなく、ある意味融合してできあがったものだと思います。ギリシア哲学的な普遍主義を持った、キリスト(神の子、自ら犠牲になり万人の救済をもたらした)の救済論であり、確固とした存在哲学(神とその子の犠牲を通した人間の魂の救済)を形成し、長い間人々の究極の「癒し」に貢献してきたと思います。(今でも存在哲学として極めて強力だと思います。)

アウグスティヌスはギリシア哲学を極めましたが、「存在哲学」についての「渇望」に抗しきれずに、キリスト教の教義にのめり込みます。

 参考:存在哲学とは何か

 しかしフランス革命以後は、この蜜月関係は終わり、プラトン的な原理主義がよみがえってきたのかもしれません。啓蒙思想というのは、限りなくプラトン主義的な考えのリバイバルに思えてなりません。

 参考:人権と数理論理教

フランス革命の後、以下のような祭典も行われたようです。

理性の祭典最高存在の祭典

(5)ユークリッド(紀元前3世紀?)

「アレクサンドリアのエウクレイデス古代ギリシャ語: Εὐκλείδης, Eukleídēsラテン語: Euclīdēs英語: Euclidユークリッド)、紀元前3世紀? - )は、古代エジプトギリシャ系数学者天文学者とされる。数学史上最も重要な著作の1つ『原論』(ユークリッド原論)の著者であり、「幾何学の父」と称される。

プトレマイオス1世治世下(紀元前323年-283年)のアレクサンドリア(現在のエジプト領アレクサンドリア)で活動した。『原論』は19世紀末から20世紀初頭まで数学(特に幾何学)の教科書として使われ続けた[1][2][3]。線の定義について、「線は幅のない長さである」、「線の端は点である」など述べられている。基本的にその中で今日ユークリッド幾何学と呼ばれている体系が少数の公理系から構築されている。エウクレイデスは他に光学透視図法円錐曲線論球面天文学、誤謬推理論、図形分割論、天秤、 などについても著述を残したとされている。(引用終わり)」

 長く幾何学では利用されてきたようです。公理系というのは今の構造主義的な数理論理から見れば、随分大雑把な概念のようにも思えます。アリストテレスはプラトンの神秘主義的な宗教的な部分を迷信的なものだと避けていたような気がします。そのため実用的な言語学的な思考のカテゴリー化に努めていたように思います。中世のスコラ哲学は、主にアリストテレス的な哲学によりキリスト教の教義を精緻にしたようです。

 恐らくその後には、(スコラ)哲学により厳密に物事を分析すると、在野の様々な研究が進み、どうもキリスト教の伝統的な教義から逸脱する現象が多くなり、論理的に辻褄が合わなくなり自己矛盾していったのではないかと思います。そういう意味では、スコラ哲学の限界が、宗教改革や啓蒙主義の導火線になっていったのかもしれません。


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武漢新型コロナウイルス(3)中共のコントロール不能?中国崩壊?日本・韓国は一蓮托生か?

2020-02-10 19:57:55 | 武漢新型コロナウイルス
注意:私の思ったことを記事にしました。各人、情報をよく精査してご判断下さい。 
(私は大紀元の団体とは関係ありません。ただしこの中国関連の記事は、内部情報の収集力から正確だと思われます。)

 日本のマスコミの報道では、武漢新型ウイルスや中国の感染状況については、それほど問題ないということのようです。
 鳴霞さんのユウチュウーブ⑭から⑯、中国の現地からの動画などを見ると、もう終末的のようにも思えてきます。

1.今、中国の都市や省などが次々と封鎖しているが、中央の命令で封鎖しているのでなく、自らの地方を守るために地方の独自判断で行われているところもある。中央のコントロールは効かなくなってきた。北の方の軍隊は、南方に行けと言われても、従わないだろう。

2.中央のコントロールがなくなり、中国共産党内での権力闘争が始まり、昔の軍閥争いのような大混乱になる。
北京でも1000人くらい亡くなっており、お偉いさん(相当の幹部)も6人死んでいる。指導部もガタガタのようです。

3.早期に武漢のウイルス警告をされた李文亮 医師は、その後当局に拘束され、自らも感染して亡くなった。中国人民は怒っている。どこもかしこも怒っている。もうこの怒りは止まらない。
(中国には士大夫 のような立派な方がいっぱいいるんですね。中国共産党が潰れれば、良い国になるんですね。)

4.都市が封鎖され、物流が止まると、食糧が入らなくなり、3億人くらい餓死者が出る可能性がある。香港は広東省から隔離されれば、食糧はなくなる。

5.米国の大紀元の記者が武漢の火葬場に取材した。1日平均1か所で200人くらい火葬している。武漢には今稼働している火葬場は約10か所ある。火葬場の職員はほとんど寝ずに働いており、精神的に参っている。 火葬場は24時間稼働している。自宅で亡くなった(病院に行けずに)遺体が約6割くらいある。
 武漢だけで少なくとも3万人が亡くなっている。
参考:武漢の火葬場(大紀元)
大紀元記事では1日116人となっているが、鳴霞さんがおっしるには、大型のところもあるので平均すると1か所あたり200人火葬されているとのことです。
(仮に計算してみました)
少なく見て100人/1日/1か所×10か所=1000人/日、1か月でトータル3万人になります。致死率3%だと感染者100万人ということになります。


6.習近平はトランプから欧米の疫学の専門家を武漢の研究所に派遣したいと言われたため、生物兵器の証拠を抹消するために生物化学兵器防衛の最高責任者の陳薇少将を送り込んだ。 今頃証拠
は隠蔽されているだろうが、欧米の専門家が入れば、証拠は点在して残っているだろうから、生物兵器由来だということが直ぐにバレる。そのうち(中共崩壊後)に、中共幹部は裁かれることになるだろう。

7.中国にいる日本人(企業)はどうなるのか。今なら逃げれるから、逃げれるうち逃げないと大変なことになる。すべて封鎖されれば、帰れなくなる。中国が大混乱になり、感染も広まり、食糧もなくなるかもしれない。

8.日本のマスコミは、全然中国の実態を報道しない。どういうわけなのか?これで、東京オリンピックは開けるのか。深圳が封鎖された前日、1日で15000人が香港に逃げた。今日本にもどんどん逃げている。武漢が1か月か2か月であんなになったのだから、すぐに蔓延してしまう。とても心配だ。

9.米国の識者は、中国崩壊後のことを真剣に検討する必要があると考えている。

(中国の現地からの動画から)
10.ある感染した一家のところに、防御服を着た役人(5~6人)がドカドカと入って来て、喚き散らかす一家を一人一人力ずくで連行していった。ご主人は抵抗したが、二人がかりで押さえられ車に放り込まれた。
収容所に入れられたら、二度と生きて帰れなくなるかもしれない。
(私は、昔の映画の新世紀ブラジルの冒頭の光景を思いだした。もし私が感染して、二度と戻れない強制収容所に連行されるとしたら…ゾッとしました。)

11.通りでマスクをしていない男性が、警官3人に取り押さえられて連行されて行った。中国では高性能マスク、ゴーグル、ビニール手袋などを装備して、他の人と2m以内に入らないなど、ものすごい対応をしている。

12.北京で武漢から仕事のために戻ってきた男性が、陽性であることを隠しているのがバレて、10人くらいの人から殴る蹴るの暴行を受けていた。
 もう滅茶苦茶だ。

以上のようなことから、私は以下のように思いました。
1.中国が大混乱になり、経済・物流が止まり、感染も広まり、崩壊すれば、北朝鮮も韓国も日本も香港も終わる。日本も感染が広まり、欧米などから隔離されれば、貿易が止まり、食糧が入らなくなり、戦前のような状況になるかもしれない。
2.中国の大都市は、どこも高層ビルが林立して、洗練されたデパート・商店が並び、近代的な豊かさで溢れていた。それが微小なウイルスのせいで、伽藍洞になり、無人地帯となる。近代文明というのは、バイオハザードにはまったく無力だった。何か神の罰のような感じがしてしまった。
3.日本の報道では、このウイルスに対して楽観視しているように思える。まあ、経済や政治的に考えると、利権や利害などいろいろとあるので、なるべく影響しないようにしたいというのも分かりますが、一歩間違えると日本も地獄と化すかもしれません。
 武漢でも12月頃はマスクもせずに、通常通りの生活をしていたそうです。それから1~2か月で地獄と化しました。今、超過密都市の東京で、マスクをしている人は半分くらいしかいません。高校生や中学生・小学生がマスクをしていないのを見ると、すごく不安になります。普通のマスクでは防げないということも言われますが、最低限は必要なのではないでしょうか。まさか3月か4月頃に、東京も地獄と化し、封鎖なんてことにならないでしょうね。物流が止まれば、東京は間違いなく食糧不足になります。
4.武漢であれほど感染者や死者が多いのは、ウイルスの種類の豊富さにあるのではないだろうか。前回、ウイルスを持つ実験動物が市場に出回るという記事を紹介しましたが、この研究者の着服額は約1億5千万円とのことです。これだけの額になるには、相当数の実験動物を横流ししたのではないか。
 ウイルスは複数あると思うので(研究中だったものも含め)、実験動物を通して人に感染したウイルスも複数あるのではないか。ウイルスには感染力は強いが致死率が弱い、感染力は弱いが致死率は高いようなものがあるのではないか。そうすると武漢周辺には、感染力は弱いが致死率が高いウイルスも多ということもあるのだろうか。
 またHIVウイルスのように、逆転写酵素を持ち、宿主細胞のDNAに紛れ込むタイプもあるのだろか。この場合は一旦感染したらキャリアになり、完全に治癒することはなくなる。
 もしかすると、中国が絶対阻止したいのは、この致死率の高いタイプや逆転写酵素のタイプかもしれない。
 とにかくこのウイルスの正体は、まだ謎のままだ。
 あれこれ考えると神経が参ります。


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武漢新型コロナウイルス(2)、実験動物を横流し?中共は世界の人民を道連れ?米中最終決戦?

2020-02-07 19:44:13 | 武漢新型コロナウイルス

注意:私の思ったことを記事にしました。各人、情報をよく精査してご判断下さい。

1.鳴霞さんのユゥーチューブ⑬と「アジア海援隊発足大会」の動画を見て、また驚愕した。

(1)米国の学者(中国から亡命?)の情報では、武漢のウイルス研究所がウイルスの研究に使った実験動物を適正に処分せず横流しして、それが巡り巡って動物市場で売られているらしい。

 これに関しては、大紀元が記事にしていました。

 「…中国オンラインゲーム開発会社、多益網絡股份有限公司の徐波・会長はこのほど、SNS上で武漢市のP4実験室が新型肺炎の「源」だと批判した。

 …徐会長は2月4日、中国版ツイッターの微博に投稿し、自身が実名で「証拠を提供した上で、中国科学院武漢ウイルス研究所(以下は武漢ウイルス研究所)を告発する」とのコメントを書き込んだ。同研究所は、P4実験室である中国科学院武漢国家生物安全実験室を管轄している。

 徐波氏は投稿で、武漢ウイルス研究所は実験用動物の管理がずさんで、ウイルスを持つ動物が市場に出回ったことが新型肺炎の感染拡大につながったと推測した。

 同氏は、中国の生物学者・李寧が実験用動物を不正に販売した事件の報道を付け加えた。

 中国メディアの報道によると、今年1月2日、吉林省松原市中級法院(地裁)は李に対して、「横領罪」の有罪判決を下し、12年の有期懲役を言い渡した。同裁判は5年かかったという。

 判決文では、2008年7月~2012年2月まで、李寧は研究プロジェクトを通して、勤務先の中国農業大学から研究費補助金を得て、実験に使う牛や豚を購入した。その後、李は実験を終えた豚や牛、その牛から搾取した牛乳を養豚場などの業者に売却し、収益1000万元(約1億5764万円)余りを着服した。中国農業大学の経費管理規定では、資金を大学側に返金する必要があった。また、李は嘘の領収書などを提出して、大学側から2700万元(約4億2564万円)の研究費を騙し取ったという。

 しかし、判決文は業者に売られた実験用動物がどのような実験に使われたのか、実験終了後になぜ殺処分を行わなかったのか、また、業者に渡った後の用途については言及しなかった。(引用終わり)」

 ウイルス研究用の実験動物が、ペットや食用に売られたという、とても信じられない情報です。まあ、中国人ならやりかねないとも思いますが…。

 上記の裁判は吉林省での話ですが、武漢でも行われていてもおかしくないですね。様々な危険な(兵器級の)ウイルスの研究が行われ、そのウイルスの宿主が野放しに放置され、動物市場にも転売されているとしたら、その周辺は「天然のウイルス変異実験場」と化していたかもしれないですね。

 武漢P4研究所では、危険なウイルス研究が行なわれており、管理も杜撰なようです。

「…この実験室はとても杜撰な管理です。実験室内の動物を外に持ち出して転売したり、例えば、実験用の犬をペットとして転売する(協和医学院は実際あった事件です。実験用動物は野良猫、野良犬よりかわいそうと思って、里親を探して他人に渡しました)。
 また亡くなった実験用動物の遺体を焼却するため、医療廃棄物として廃棄する場合はコストが高いので、適当に埋めることもありました。(南方医学院では実験用猿を売却したこともある)
 実験室ではSPF(特定病原菌不在)卵が頻繁に紛失しました。よく調べると実験室で残業していた学生2人が、お腹が空いたから茹でて食べた、と自白しました。食べた後に「美味しかった」と言ったとか。ある実験室は実験用の豚をバラバラに解体し、みんなで分けて食べてしまったということもあったそうです。(301病院の実験用の豚はどこに行った?)
 また、実験用のネズミをポケットに入れて外に持ち出し、ペットにしたこともあります。」

 動物市場が発祥地だというのも納得できますね。
 これ程までに管理が杜撰であれば、危険なウイルスがたくさん漏れても不思議ではないですね。「天然の人工ウイルス実験場(武漢周辺)」で、各種の動物に蔓延し、とうとう人間に感染し、さらに人から人に感染するようになったのでしょうか。

(2)武漢でウイルスに感染した、ある家族のウイルスの種類を調べたら、すべて違うタイプのウイルスだった。

 これは変異が凄まじいこともあると思いますが、もしかしら複数の兵器級ウイルスが混在しているのかもしれません。

(3)湖北省の軍区のすべての兵士が駆り出され、行き倒れしそうな人など重症患者を見つけたら、すぐに埋めたり処分したりしている。

(4)住宅のドアノブからも新型ウイルスは感染する。どこからでも感染する。防御は物凄く難しい。

 これはインディープさんが記事にしています。

「中国のグローバルタイムズで、「患者の家のドアノブからウイルスが検出された」という中国の科学者たちの発表が報道されていました。検出されたのは、ウイルスの核酸(コロナウイルスの場合は RNA )です。

 また、患者の糞便にウイルスが含まれていることはすでに知られていましたが、そのために、このコロナウイルスが、まるでノロなどの感染性胃腸炎のように「消化器系を介して伝染する」可能性、さらには、糞便等がエアロゾル化して、それが空調などの大気に拡散する可能性があると述べています。

その前日に、中国の健康委員会は、

「新型コロナウイルスは、適切な状況下では物質の表面で最大 5日間生存できる」

と発表していますので、もはや飛沫とか直接接触ではなくとも、「どこからでも感染し得る」ことが確認されたことになります。(引用終わり)」

 はっきり言って、一度感染が広がったら手に負えないウイルスだと思います。

(5)中国の軍専用のネットの記事では、武漢の研究所でウイルスが漏れたことを認めたが、それは米国のCIAの仕業で米国が悪い、米国に対して復讐のための攻撃を行うと強く主張していた。なおこの記事は既に削除されているようです。

 今の中国の生物兵器研究を統括しているのは、最強硬派の遅 浩田という軍人である。

2005年4月、胡錦濤の平和と発展路線を批判して台湾の武力解放のためなら日米に核の使用さえ辞さないと演説し[1]、「どのような事態になっても、我々、中国共産党は、決して歴史の舞台から引き下がらない!我々は、歴史の舞台から退くよりも、あえて世界中の人民を道ずれに自決する道を選ぶ」とも発言したとするリークがされた(引用終わり)」

 もうこうなると、中国共産党が生き残るためには、一か八か米国との戦争に持って行くしか方法がないのかもしれません。中国共産党が潰れるときは、「世界の人民」も道ずれにするとのことです。中国は日本を絶対に絶滅させると誓っているようです。

(6)台湾で米国の巨大基地が完成した。台湾の国民党派は排除され、米国の直接支配下になる。

 世界で三つしかない巨大レーダーを台湾に設置した。これらは中国を潰す(攻撃する)ためのものだ。

 この巨大レーダーは、こちらの記事で触れらいるものかもしれません

「台湾で標高2500m級の山、樂山の頂上には巨大なレーダーが立っている。このレーダーは、米国が米本土に向かって発射された戦略弾道ミサイルをいち早く捕捉するために開発した、PAVE PAWS戦略レーダーを基に作られたレーダーで、2つあるアンテナの直径は30メートル以上。EWRとも呼ばれていた。
 弾道ミサイルだけでなく、巡航ミサイル・航空機を捕捉できるように性能が変更され、探知距離は以前、3500km以上と言われた。(引用終わり)」

 米中戦争の最終決戦は近いのでしょうか。おとなしく中共は潰れてはくれないようです…

深田萌絵さんの話によると、台湾の国民党は親中らしいので、そこも一掃してしまうということかもしれません。

 「台湾に本社を置くホンハイの創業者であるテリー・ゴウ(郭台銘)は、ファーウェイのチップを製造するために創業されたTSMC社の創業者モリス・チャンとは親戚である。テリー・ゴウは媚中派の元台湾総統、馬英九とも親密な関係にあり、海外から技術を盗んで解放軍に持ち込んでいる。江沢民の元政商で、米国に亡命した郭文貴はテリー・ゴウを「世界最大の技術泥棒」と呼んでいる。(引用終わり)」

 〇〇ー〇はとんでもない会社に買収されてしまったんですかね…

2.新型ウイルスの正体

 インディープさんがいろいろ調べています。

武漢の研究所の周鵬研究員らの研究

「ウイルスに対しての免疫反応の初期段階で、最も重要な役割を果たすものが、

STING

と呼ばれるタンパク質であることが、最近わかってきているのです。

STING は、「 Stimulator of interferon genes (インターフェロン遺伝子の刺激剤)」という英語の略で、つまり、この STING が、インターフェロンを活性化させるのです…

インターフェロンは「 STING によって起動する」ことがわかってきているのです。スイッチの役割ですね。

 調べてみますと、この STING の活性化のメカニズムを世界で最初に発見したのは、日本の東京大学で、2016年6月30日に、科学誌ネイチャー・コミュニケーションに発表されていました…

 ウイルスが細胞内に侵入した際、「まず最初に STING が感知」し、それがトリガーとなって、インターフェロンが反応し、「ウイルスとインターフェロンの攻防が細胞内で始まる」のです。そして多くの場合は、インターフェロンがウイルスの増殖の停止に成功し、ヒトは病気から解放されます

 …STING依存インターフェロン活性化の減衰」とありますが、武漢での研究は、「免疫システムに最も重要な STING の機能を阻害する」という研究だったようです。

…なぜコウモリを使用したかという理由も論文にはふれられていまして、論文には、コウモリは、重症急性呼吸器症候群(SARS)、エボラウイルス、ヘニパウイルスなどの致命的な人獣共通感染の RNA ウイルスにますます関連していることがわかってきた。

 とあり、コウモリが媒介するウイルス疾患がとても多いことから、コウモリを使ってのコロナウイルスの研究となったと述べられています。

 …RNA ウイルスは、一本であるため、そのエラーチェック機構がなく、そのため、 RNAウイルスは非常に「突然変異を起こしやすい」のです。

どんどん変異していく。

インフルエンザやエボラのような RNA ウイルスに、いつまで経っても「完全な予防接種が出現しない」理由は、それらが RNA ウイルスだからという面もありそうです。(引用終わり)」

参考:あらゆる人が免疫を持たない悪夢のコロナウイルス(インディープ)

   武漢市の医療従事者の感染者数は計501人で、感染疑いの人数は600人に達する。

それにしても、この新型ウイルスには抗エイズ治療薬が効くとの情報があります

ヒト免疫不全ウイルス

ウイルスの分類上は、エンベロープを持つプラス鎖の一本鎖RNAウイルスであるレトロウイルス科レンチウイルス属に属する。(引用終わり)」

2019年新型コロナウイルス

「武漢ベータコロナウイルス英語版(Beta-CoV)の配列は、コウモリに見られるベータコロナウイルスとの類似性を示している。ただしこのウイルスは、重症急性呼吸器症候群関連コロナウイルス(SARS-CoV)や中東呼吸器症候群関連コロナウイルス(MERS-CoV)など他のコロナウイルスとは遺伝的に異なる[8]。SARS-CoVと同様に、Beta-CoVのB系統(lineage B)に属する(引用終わり)」

コロナウイルス

コロナウイルス: coronavirus)は、一本鎖(+)RNAウイルスニドウイルス目のコロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス亜科、トロウイルス亜科を含む。哺乳類鳥類にさまざまな疾患を引き起こし、では風邪などの呼吸器感染症を起こし、軽度から中等度の呼吸器症状を起こす。1965年に風邪患者から発見された。感染は成人が中心で子供は少なく、冬の風邪の10~25%はコロナウイルスが原因といわれる。直径80~160ナノメートルで、ウイルスとしては大型の部類に属する。表面に花弁状の突起があり、太陽コロナ王冠)のように見えることから命名された[1]

ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体ゴルジ装置から出芽する。コロナウイルスの中にはエンベロープにヘマグルチニンエステラーゼを有し、赤血球凝集性を示す種が存在する。SARSコロナウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された[2]。コロナウイルス属のゲノムはRNAウイルス中最大(約30kb)である。(引用終わり)」

 今のところ、よく分かりません。ウイルスにも科とか属とかあるんですね。コロナウイルスというのは、普通の風邪の原因になる種類ですね。ウイルスとしては大型で、呼吸系疾患を起こしやすいようです。これに免疫を弱める要素とか、SARSの要素とかの遺伝子を詰め込んだら、新型コロナウイルスになるんでしょうか。

 いずれにしても、得体の知れないウイルスの脅威は、まだこれからのようです。

 もう日本では感染して発症していない予備軍が多くいるのではないでしょうか。

 武漢も1、2か月で地獄と化しました。北京、上海も危ないようです。東京が安全だとはとても言えないと思います。

参考:武漢市医師、致死率が4.3%、3週間で回復か死亡(大紀元)

 

 

 

 

 

 

 

 

  「新型コロナウイルスは人工編集のウイルス!?」武漢現役研究員の実名告発!《前編》 | オピニオンの「ビューポイント」 「実験室から卵、豚、ネズミ不法に持ち出す」武漢現役研究員の実名告発!《中編》 | オピニオンの「ビューポイント」

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武漢新型コロナウイルスは、終末兵器か? 正念場を迎える東アジア、そして日本も隔離されるのか

2020-02-05 19:00:51 | 武漢新型コロナウイルス

注意:私が思ったことを記事にしました。各人ご自分で情報を精査して判断してください。 

 武漢新型コロナウイルスですが、当初インフルエンザウイルスよりも少し酷い程度のものではないかと思っていました。しかし最近の情報から、このウイルス兵器は終末的な惨禍をもたらすかもしれないと思うようになりました。

 まず、深刻に考えるようになったきっかけは以下のブログです。

 阿部ブログ

武漢に出動している人民解放軍と武装警察は、武漢肺炎(2019-nCoV)の予防薬を注射している。生物化学兵器を開発する場合、攻撃だけでなく防御も準備して実戦配備するのが普通。武漢肺炎は2018年に完成したといわれている。そして、人民解放軍は、武漢肺炎で死亡した人を埋める巨大な穴を掘って、死体を埋めている。…

重要なのは武漢肺炎の致死率。2018年から2019年に発生したスペイン風邪の致死率は、2.5%である。武漢肺炎は、致死率3.0%を超えると推測されている。この致死率3.0%は決して軽視される数字ではない。そして、武漢からは500万人以上が国内外に避難しており、その内、1万人は東京都内にいる。日本政府は無制限に中国人を受け入れているが、これが大きな問題になる。東京など大都市圏では、公共交通機関での感染を中心にして、武漢肺炎が蔓延(死亡2,000)するだろう。こうなると習近平の国賓としての来日や東京オリンピック/パラリンピックも開催されない。

武漢肺炎は、RNAウィルスで、DNAウィルスのように自己修復機能がないので変異しまくっている。一部致死性の高い武漢肺炎が発生している。極めて危険だ。
人民解放軍が、北京と上海に展開し、武漢肺炎の拡大にともなう都市封鎖の準備をしている。既に中国の大都市圏に感染が拡大している。早晩、収拾がつかなくなる。
日本政府が、中国に提供したマスク、防護服など医療品は、すべて北京、上海、広州に運ばれている。武漢には供給されていない。
米国は、今回の武漢肺炎の深刻さを十分に認識しており、昨年からマスクや防護服などを増産している。
また、海外の米軍基地も感染拡大を想定し、基地内の消毒を行い、化学防護部隊の展開準備している。
2月以降、米国の企業関係者、家族などは、中国国内から退去する。米国内には、中国からの帰国者を隔離する施設は準備済みである。
ロシア、イラン、北朝鮮など親中国の外交官、家族も昨年末までに、帰国しており、新年を迎えても、彼らは中国に戻っていない。(引用終わり)」

 元自衛官である管理人様が書かれる「阿部ブログ」の情報は、軍事・政治情報をいつも正確に伝えていると思います。時々、こんな話をしても大丈夫なのかと思ってしまいますが、この管理人様は頭脳明晰なサムライのような方なのかもしれません。

 考えてみれば、人口が1000万くらいある武漢市を封鎖するということは、とんでもない事態が起きているということですね。

 その後、いろいろネット情報を見ているうちに、鳴霞さんのユウチューブを見て、驚愕しました。

私は①から⑫まで見ましたが、概要は以下のようです。(多少勘違いのところがあるかもしれません。是非鳴霞さんのユウチューブをご覧ください。)

1.武漢新型ウイルスは武漢の生物兵器研究所で作られた。当初フランスの援助でこの研究所は作られたが、中国がパクって同じものを二つ作り、(フランスの専門家がやめろというのに)勝手にいろいろ高いリスクのある研究をし始めた。そこからこのウイルスは漏れた。(イスラエルの専門家の話もありましたが…)

2.中国当局が発表する数字は、まったく当てにならない。医療行為もされずに放置され亡くなっている人がたくさんいる。武漢の医師は皆感染してしまった。医療薬・マスクなどの用品はまったくない。致死率も巷で言われている数%よりもっと高い。

3.武漢には、人民解放軍の防疫担当部隊(陸、海、空の連合チーム)と兵士が入り、徹底的に封鎖している。軍関係者は予防薬を接種している。

4.武漢に新しく作っている感染専門の病院は、治療を目的とするのではなく、隔離・監視とその後の処分を行うものである。

5.武漢、湖北省のみではなく、北京、上海などの大都市にも蔓延している。上海の医師団体の長が、たくさんの医師が治療のため感染している惨状を話し、いつも最前線で人民を守ると喧伝している共産党の幹部が率先して現場に立つべきだろうと吐露した。

6.共産党幹部の家族は北京の日本からの援助で作られた最先端の病院で、治療薬や予防薬を接種されている。

7.米国(海外の米軍基地含め)は昨年早くから中国の生物兵器の危険性を察知して、治療薬やマスク等の用品を大量に増産し、準備していた。(恐らく何回もシュミレーションを行い、周到に準備していたと思います。)この情報は、公式には日本政府や自衛隊には伝えられなかった。

 また米国企業や米国人は、昨年初めより中国から引き揚げ始め、今年の春までには完全に完了する。

(在中の日本企業や日本人はどうなるんですかね。素直に全部返してもらえるんでしょうか。地獄と化すかもしれない中国に囚われの身になってしまうのでないでしょうか。)

8.日本の中国人に対する渡航制限は緩いので、今後ウイルスが蔓延する可能性がある。現在、日本のマスコミは取り上げないが、米国やその他の機関から情報発信が相次ぎ、そのうちに取り上げざるをえなくなるだろう。

9.インドの研究者が新型ウイルスの(遺伝子配列)解析を行い、4つの不可解な要素(タンパク質を作る遺伝子配列?)がはいっているのを発表した。そのタンパク質のうち一つがエイズのものと酷似している。つまり、免疫を弱めて感染しやすく、重篤しやすくなっている。インドの学者は、自然によってこのような設計がされることは考えられないと言っている。

 参考:インディープさんの記事

 新型コロナウイルスに「HIV (エイズウイルス)」のタンパク質が挿入されていることをインド工科大学の科学者たちが発見。さらに「感染しても免疫を獲得できない示唆」を中国当局が示し、事態は新たな局面に

(この恐ろしい生物兵器の素顔を垣間見ることによって、なぜ武漢を完全封鎖までして、コントロールしようとしているのかが理解できるようになりました。エイズの症状が空気感染でも移るということは、もう終末的ですね。道理で、重篤な肺炎になるのですかね。偶々、熱が下がって治っても、そのエイズのタンパク質は残るということですか?抗体ができないということは、免疫不全ということでしょか?)

10.米国の学者は、これから世界で12億人が感染するかもしれないと予想している。

(これは終末的予想ですね。とにかく感染力は凄まじいということでしょう。これはジェノサイド兵器ですね。死なば諸共的な兵器のようです。)

11.中国共産党は、これで完全に終わる。2020年で終わる。習近平は最後の共産党書記長になる。

(ウイルスが蔓延すれば、中国はバイオハザードのような光景の広がる地獄と化すのでしょう。予防薬を接種した軍隊が、反乱市民を虐殺するという身の毛もよだつような事態もありえるのでしょうか。)

12.中国の下水処理は完備されていないので、感染したウイルスが糞尿として下水に流れ、中国の南部ではその下水はやがてすべてが長江に排出される。長江は世界で最大の汚い下水管になる。これを飲用水としている人々は3億人くらいいて、そこからも感染する。

以上、ゾッとする内容です。

この情報が間違っていることを祈るのみです。

 巷では、生物兵器説については、ひどい流言飛語だといも言われ、笑っている人も多いようです。しかし、中国が大都市を完全封鎖していること、欧米等が中国に対して全面的に渡航・入国禁止にしていることなどを考えると、このウイルスはとんでもない性質を持っていることは間接的にも分かりますね。また目を覆い・耳をふさぎたくなるような悪魔のような情報もチラホラ出てきています。

 もし上記の情報が本当であれば、以下のようなことが考えられます。

1.一般の(共産党でない)中国人は、ある意味ホロコーストに似た仕打ちを受けることになると思います。毛沢東は数千万人の農民を犠牲して軍事科学技術を確立しましたが、歴史は繰り返すのでしょうか。共産党に不満の分子は皆殺しという訳ではないですよね。

 この騒ぎで、史上空前のバブルや借金問題を隠蔽し、共産党への不満をすべて絶滅させ、軍を中心としたもっと狂信的な共産党独裁国家に生まれ変わろうという訳ではないですよね。

参考:毛沢東とはなんだったのか?中国共産党の出自?日本は最大の功労者

2.日本の入国制限が緩すぎて、このウイルスが蔓延して感染が爆発したら、終わりますね。いったんエイズのタンパク質を取り入れてしまったら、どうなるんでしょうか?

 武漢でも昨年12月頃は、マスクもせずに皆さん呑気に暮らしていたそうです。それが1か月で地獄と化し、今は軍のコントロール下にあります。

 この人口密集地帯の首都東京でアウトブレクしたら、すべてが止まり、封鎖されますね。

 ま、単なる杞憂に過ぎなければ良いですが、新型ウイルスの感染力と攻撃力は終末的だと思います。

 私は昨日、もしかしたら春まで生きられないかもしれないと思い、あっけいない幕切りに暗たんとしました。

 この繁栄した、物が溢れ、欲望が溢れ、利益のために皮相的な広告と営業トークが飛び交い、時間を惜しんで働かされる、この巨大な生き物のような大都市が、ほんの一瞬で動きを止め、伽藍洞のようになります。

 神の罰なのでしょうか?

3.中国との関係を切断することは、経済的には莫大な損失になると思われますが、ここでこのウイルスの防御ができなければ、日本は実質的に滅亡になりかねないと思います。経済などあっという間に崩壊しますね。経済崩壊すれば、さらに悲惨な状況になるでしょう。

 日本のマスコミはどうも中国に対するマイナス情報を発信しませんが(間接支配されている?)、ここでウイルス感染を止めないと、終わると思います。中国の入国者は制限(原則禁止)すべきだと思います。背水の陣をしいて防御しないと、武漢のような地獄絵図になってしまうと思います。もう手遅れかもしれませんが…

 また一人でも多くの人が、客観的で真実の情報を得て、防護のマスク、ゴーグル(目の粘膜からも感染するようです。)や、手洗い、消毒等をして、感染しないことが大切かとも思います。

 私の聞いている内容が、単なる都市伝説情報であることを切に願います。

 

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