数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

武漢新型コロナウイルス(ウイルス名はSARS-COV-2)(6)緑茶や海藻は良いらしい?ウイルスも数理論理?

2020-04-04 08:42:41 | 武漢新型コロナウイルス
インディープさんが以下の記事を載せていました。
『治療薬として有望なクロロキン等より「緑茶に含まれるエピガロカテキンガレートのほうが新型コロナウイルスへの抗ウイルス作用がはるかに高い」ことが公開された論文で判明。そして思う日本人の日常食のすごさ』


「‥今回の新型コロナウイルスの死亡率の低い国である日本と韓国もまた、日常食として海苔と海藻を食べる数少ない国でもあります。
また、海苔の多糖類を分解できるのは、基本的に「日本人だけ」ということもありまして、食生活として海藻をよく食べるのは理解できることでもあります」

「‥新型コロナウイルスに有効な成分(効果の高い順)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. エピガロカテキンガレート (緑茶)
2. クルクミン (ウコン)
3. アピゲニン (パセリ、セロリ、グァバ)
4. ベータグルカン (きのこ類、最も多いのは、ハナビラタケ)
5. ミリセチン (クルミ、ブドウ、ベリー類)
6. ケルセチン (たまねぎ、そば、りんご)
7. ピペリン (黒コショウ)
8. ゲニステイン (大豆)
9. ジアゼイン (大豆)
10. フェルラ酸 (コメ、大麦、小麦)
11. アリイン (ニンニク)
12. リポ酸 (牛・豚のレバー、腎臓、心臓)
13. レスベラトロール (ぶどう、赤ワイン)
14. グルコサミン (カニ、エビ)
15. ジンゲロール (生姜)
16. スルフォラフリン (ブロッコリー)
17. アリシン (ニンニク、玉ネギ)
(参考までに)
18. レムデシビル (抗ウイルス薬)
19. クロロキン (抗ウイルス薬)
(引用終わり)」

 インドの研究者の論文で、正式なものではないようです。それでも新型コロナウイルスに対する治療薬がないなか、藁をもつかむ状況のなので、試してみるのも良いと思います。緑茶や海藻などは、別段多く飲んだり食べたりしても支障がないと思いますし、すごく手軽なので、積極的に試してみましょう。
 しかし、海苔の多糖類を消化できるのは、日本人や韓国人だけとのことです。ご先祖様がそれを消化できる微生物を取り込んだようですね。

 

 
 
 最近、ゲノムやウイルス、たんぱく質などの本を読んでいます。ウイルスは大昔から頻繁に細胞に感染していて、人間含め動物はそのウイルスのゲノムも取り入れて使っているようです。
 トランスポゾンという、逆転写酵素に似たウイルス様のものが、細胞内にも沢山いるようです。これらは、細胞核のDNAとは独立した、ミトコンドリアのゲノムのように、それぞれ独自なゲノムを持っているようです。それらは、結構頻繁に細胞間を移り回り、何らかの情報を渡しているようです。抗生物質に対する耐性の情報拡散もこのトランスポゾンの働きと関係があるようです。

「トランスポゾン (transposon) は細胞内においてゲノム上の位置を転移 (transposition) することのできる塩基配列である。動く遺伝子、転移因子 (transposable element) とも呼ばれる。DNA断片が直接転移するDNA型と、転写と逆転写の過程を経るRNA型がある。トランスポゾンという語は狭義には前者のみを指し、後者はレトロトランスポゾン (retrotransposon) と呼ばれる。レトロポゾンはレトロウイルスの起源である可能性も示唆されている。レトロポゾンのコードする逆転写酵素はテロメアを複製するテロメラーゼと進化的に近い。(引用終わり)」

 それにしてもウイルスというのは、暗号(数理論理)としてみると、コンピューターウイルスと同じものだと思いました。比喩ではなく同じものだと思います。
 つまり抽象的な数理論理の論理構造が根本にあり、一方が電磁気的なもので具現化された「情報処理」という姿であり、もう一方が生化学的なもので具現された「ゲノム」という姿です。
 現在世界中がこのウイルス(数理論理)のために、強烈なボディーブローをくらって、のたうち回っていますが、この「ウイルス戦争」も「数理論理戦争」な訳で、恐らく今後は生化学と情報処理学が合体したような学問領域ができて対処しないとダメだと思います。
 なんとなく、新型ウイルスの高笑いが聞こえる気がします。人間は、物質をコントロールして、近代文明を謳歌し、生物界の頂点に君臨していると信じていたようですが、自ら作った高性能のウイルス(数理論理コード、恐らく変異進化した)により、なすすべもなく絶滅の危機に瀕しているかのようです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする