数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

利己的遺伝子と動物行動学 AIと遺伝子の融合、多様な人工生物の創出? ベクシル2077の警告?

2023-04-06 08:17:22 | 数理論理戦争
1.利己的遺伝子と動物行動学
 今から30年くらい前に『利己的遺伝子』リチャードドーキンス著を読んだことがあります。

 
「利己的遺伝子論(りこてきいでんしろん)とは、進化学における比喩表現および理論の一つで、自然選択や生物進化を遺伝子中心の視点で理解すること。遺伝子選択説もほぼ同じものを指す。1970年代の血縁選択説、社会生物学の発展を受けてジョージ・ウィリアムズ、E・O・ウィルソンらによって提唱された。イギリスの動物行動学者リチャード・ドーキンスが1976年に、『The Selfish Gene』(邦題『利己的な遺伝子』)で一般向けに解説したことが広く受け入れられるきっかけとなったため、ドーキンスは代表的な論者と見なされるようになった。 (引用終わり)」 

 生物の行動様式は「遺伝子の論理構造」によって決定し、その「遺伝子の論理構造の優劣」により進化するというような考えでした。
 ドーキンスは動物行動学者だったので、動物の様々な行動様式を記号学的に観察し、その行動様式(記号)の奥に潜む論理性を研究していたのだと思います。そして動物(生物)は「自分の遺伝子の論理構造」を残すために様々な行動(記号学的動態)をしているという考えに行きついたようです。親と子の関係も「愛情」などではなく、この「自己の遺伝子の論理構造」を残すための行動(記号学的動態)だということになります。ずいぶん無味乾燥な考えだなと思いましたが、とにかく「生物の記号論的考察」には有用だと思いました。
 なお動物行動学の入門書では、『ソロモンの指輪』コンラートローレンツ著などが有名です。鳥(ガンなど)の「刷り込み」という奇妙な記憶方法などが解説されています。
「…ガンの仲間の雛は、親の後ろを追いかけて移動する習性がある。この行動は生まれついてのもの、つまり本能行動である。ところが、雛は親の顔を生まれた時には知らず、生まれた後にそれを覚えるのである。具体的には、生まれた直後に目の前にあった、動いて声を出すものを親だと覚え込んでしまう事が分かった。したがって、ガチョウが孵化させた場合には雛はガチョウを親鳥と思い込み、ローレンツが孵化を観察した場合には彼を親鳥と認識することになるのである。 (引用終わり)」
 まるで瞬時でROMに記憶させるようなシステムがあるようです。もちろんこれも遺伝子の論理構造によりプログラムされています。

 
 

「ビッグテックの関係者が、すべてのAIシステムと関連プログラムを直ちに停止させない限り、人類は悪魔に取り憑かれたロボットの手によって絶滅すると警告しました。
 機械知能研究所(MIRI)の共同設立者であるエリエゼル・ユドコフスキーは、今週、TIME誌に寄稿し、こうした人工生命体の誕生に伴うリスクについて警告を発しました。
 …AIシステムはすでに「人工生命体」に変身させるための「DNAをメールする」ことができる、とユドコウスキー氏は言います。
 マスク氏と同様に、ユドコフスキー氏も、すべてのAI研究所に対し、GPT-4よりも強力なAIトレーニングプログラムを、少なくとも今後6カ月間、直ちに停止することを求めています。彼はまた、この請願書について、AIシステムの急速かつ無秩序な発展がもたらす問題を「解決するにはあまりにも少ない要求」であると述べています。
 ユドコフスキーは、このようなAIシステムは「私たちのことも、一般的な感覚を持つ生物のことも気にかけていない」と主張し、AIとの遭遇を生き延びるためには、一般的に人類に欠けている「精密さと準備と新しい科学的洞察」が必要になると付け加えています。(引用終わり)」 
 
 上記の記事を読んで、「利己的遺伝子」のことを思い出しました。
 もしAIが暴走すると、「自己の論理構造」をすべてのモノ(生物・機械)に移植するか、「他の論理構造(人類を含む)」を持つモノを攻撃して絶滅させてしまうかもしれません。AI同士の戦争となれば、核戦争で人類がすべて消滅しようとも、強毒ウイルスにより生物がすべて絶滅しようとも、手段を選ばないと思います。凄まじい「数理論理戦争」になるでしょう。

   この記事に出てくる『ベクシル 2077日本鎖国』という作品はは秀逸です。さすがアニメ大国、日本です。私は恥ずかしながら詳しい内容を知りませんでした。
 政府は国民に伝染病をでっち上げ、ヒトをアンドロイドにする注射を国民に強制的に接種する…


「…The authors of this new peer-reviewed study claim that the mean serum level of free spike protein in the VAXXXinated patients with myocarditis was 34pg/ml!  
…Keep in mind that Spike Protein is cytotoxic and genotoxic particularly to the heart, male and female reproductive system and brain. 
…What Does Spike Protein Look Like In the Vascular Fluids and Coming Out of the Red Blood Cell Membranes? (引用終わり)



 ベクシル2077で描かれている、未知の感染症を創出して人体改造用の実験用のワクチンを強制接種するというストーリーは、今の状況に恐ろしいほど酷似しているのではないかと思います。
 そして今、情報鎖国(グレートファイアーウォール)を敷いて監視用機器(通信機器・デバイス)等を猛烈に輸出して、世界を制御しようとしている「赤い国(天の民)」がこのようなことを考え付くかもしれません?
 「赤い国」は遠藤先生が解説されているように、「昔の士大夫のような超エリート集団が周到に考え抜いた「中国版数理論理革命(科学革命)による強国戦略」により、アヘン戦争以降の屈辱を晴らし、世界を制覇しようとしているのだと思います。また深田女士(猛女?)が解説されている、「現代版の青幇 」(半導体アンダーグラウンド支配集団)もこの戦略の一環なのでしょうか?
 また「神の民(市場(金融・情報・産業などの)支配者)」のグローバル勢力も、「差別」を永遠に解消させる究極のシステムとしてこのようなことを考えていると思います。
 そうすると「天の民(中華)」と「神の民」は、まずトランプを引きずり下ろすために手を組みパンデミックを起こして大統領選挙謀略工作(郵便投票等による工作)を起こして乗っ取り、米中の中間にある「日出国(金・技術が豊富で極楽社会)」を挟撃(お注射し放題!)して富を略奪(山分け)しているのかもしれません。


 
 

  
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