数理論理教(科学教)の研究

数理論理(科学)はどこから来て、どのような影響を与え、どこに行こうとしているのか、少しでも考えてみたいと思います。人文系

東大・中内教授 iPS有力研究者が米国流出 数理論理教なき国は行き詰る

2013-09-05 20:22:50 | 数理論理戦争
 人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った再生医療研究の第一人者、東京大医科学研究所の中内啓光(ひろみつ)教授(61)=幹細胞生物学=が、米スタンフォード大に年内にも研究室を開設し、3年半後に完全移籍することを毎日新聞の取材に明らかにしたとのことです。

 遺伝子研究・再生医療研究では、今後革命的なイノベーションが起こり、人間のイメージさえも大きく変わってしまうだろう。またそのイノベーションは、医療・軍事にも決定的な影響を与え、新世代人種と旧世代人種のような格差をもたらすかもしれません。

 生物の領域も、ヒトゲノムの全解析が終わりましたので、今後は数理論理的な解析が主流になると思います。まだ実験などによる試行錯誤が行われているようですが、遺伝子すべての論理性が分析されれば、その論理性を基に理想的な生物(論理構成物)を生み出すことができるようになります。

 難問のタンパク構造をゲーマーが解析

 もはや「人間」という宗教的なシンボルはいらなくなるかもしれません。生物的な領域では、全てが数理論理的に還元して考えることができる段階になったと思います。後は精神面(思考のみでなく実存(存在哲学)含む)をすべて数理論理的(量子論などの存在理論のように)に還元できれば、この世界はすべては単なる数理論理的な構造体だけになるかもしれません。まあSFのようですが、そういう方向に進んでいると思いますが…(不可能かもしれませんが)。

 なんか生殖行為などというのは原始的な繁殖方法に思えてきます。もっと論理的な増殖(存続)方法も考えられるかもしれません。まあ昔のプラトンやルソーは、家族が私有財産発生の悪の根源だなどと言っていましたが…。
 子供は公的な部署で遺伝学的に作られるようになれば、「差別」はなくなるのではないでしょうか(極論ですが)?もっとSF的に、そもそも生物学的な形態など持たなくても、何らかのエネルギー体のようなものでも、論理性が引き継がれれば、それでよいかもしれません???

 現実的な社会(感情・ドラマ化が主流の社会)では、このような数理論理教の考え方はクレイジーに思われるかもしれません。しかし、至って純粋に(合理的に)考えると、欲望渦巻く穢れた人間世界を浄化して、高度な文明社会を築くためには、このような方法しかないと考えることもできます。そうなれば、もう差別や搾取や暴力やその他様々な醜い事象はなくなるのではないでしょうか(願望ですが…)。

 原発の特別会計(旧電源特会)に3000億円もかけるなら、それが下らない様々な利権のために使われてしまうなら、中内先生などの革新的イノベーション研究に資金を集中投入して、「真の科学者」にリーダーシップを取ってもらったほうが良いのではないでしょうか。そうでないと、拝金教の官僚たちにすべて掠め取れてしまうような気がします。

 福島原発公害でも(また今後も可能性のある原発災害に向けても)、国家非常事態宣言を出して、国内の優秀な科学者・技術者を結集して、公開の合理的な議論のもと、防護方法や事故収束の方法を策定しないといけないのではないでしょうか?今は国家存亡の危機に瀕していると思いますが…

 あるブログに「福島原発事故は米国が近代戦を研究する上で、思いもよらない実験場になった」との記事がありました。

 今日本はある意味、放射能兵器に攻撃されたような状況です。つまり戦時下と同じです。50基以上もある原発や再処理施設の災害に対応するために、放射能に特化した軍事的・行政的な組織がいくつも必要だと思います。そして市民に対する放射能に関する教化(合理的な知識の普及)も必要だと思います。

 警察・消防に匹敵するぐらいの放射能・災害専門の部署が必要なのではないでしょうか。そしてその第一の役割は「市民」を守るということです。「官僚」や「原子力関連マフィア」を守るためではないです。

 すでに50基以上も原発造ってしまったのですから、たとえ止めても使用済み核燃料や原発施設(放射能汚染されている)の管理が必要です。またおぞましき弱肉強食の世界では、結局依然として核兵器又は放射能兵器が安全保障の核になると思われます。そして、それに対応する核の防護・除染方法の研究が重要かもしれません。放射能に強い遺伝子・細胞の研究なども必須かと思いますが…。

 米国における原子力防災対策

 ロシアにおける原子力防災対策

   フランス・ドイツ・スゥエーデンにおける原子力防災対策

  

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 太平洋戦争とはなんだったの... | トップ | 米中同盟 敵対の中での取引   »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

数理論理戦争」カテゴリの最新記事