心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第522章「1,461日目」の話

2015-03-11 | かなしい

また今年も「3.11」がやって来た

 

あれから4年、1,461日目目の今日

長かったのか、「アッ」という間だったのか

 

人それぞれの感慨があり

人それぞれのかかわり合いがあり

いつまでも自分のこととして考えざるを得ない人

無関心にいつも通りの暮らしを送る人

 

東京では国立劇場の中だけに「3.11」

銀座にはいつもの人ごみ、ただの2015年3月11日水曜日

 

いつまでも忘れずに

くりかえされることのないように

 

復興を願って手を合わせる!

 

〔おまけ〕

転勤族の子供だった私は、「3.11」で被災した海辺の中学校を卒業しました。

以後の転勤・転校の煩わしさを逃れるため、卒業と同時に下宿をして内陸部の高校へ進学することにしました。

中学の同級生たちは、卒業後も同窓会やら歳祝いに誘ってくれましたが、遠距離や多忙を理由にあまり参加して来ませんでした。

その同級生のうち15人が「3.11」に海に飲み込まれてしまったのです。

2年半しか住んでいませんが、心の温かい人の居る街でした。

チリ地震津波の被害をを教訓に、頑丈な堤防が砂浜に完成した直後に転校して行った私は、その大きさに驚きました。

しかし、「3.11」では津波がそれを乗越え破壊してしまったのです。

今、被災地では、進捗の早い遅いはあっても復興工事が進んでいます。

しかし、仕事もなくなってしまい完成を待ちきれずに転居する人も多く、復興はしたものの住む人は減少するという矛盾が起きかねない状況です。

 

私たちにできる支援、それは被災した地域の産業を維持し人の定住を促進するために被災地の産品を、できる範囲で愛用することも一つの方法ではないでしょうか。