心が暖かくなる話

街で見た聞いた、「心が暖かくなる話」。
さあ、肩の力を抜いてみませんか?
            by 千葉正孝

第380章「誕生日」の話

2008-12-04 | きいて
誕生日

何回目かな
だんだんうれしくなくなって来たな
でも、家に帰ったら何かいいことあるかな

飲み会の誘惑を蹴り
自分でバースデイケーキを買うのもおかしいからやめ
急いで帰った我が家

外灯は点いていたが
鍵がかかり誰もいない

ケーキかプレゼントを
買いに行っているのかな
しょうがないな
夕飯を作っといてやるか
急ごしらえのおでんができたころ

娘が帰宅
「そうだ、誕生日オメデト!」
『それだけ?』
「それだけ!」

息子が帰宅
「あっ、おでん、食べる!」
『・・・。』
「・・・。」

妻が帰宅、何かの会合に行っていたみたい
「あっ、おでん、食べてきたけど食べようかな!」
『・・・。』
「・・・。」

こうして、誕生日は普通の日に!

〔おまけ〕
翌日、帰宅したらケーキが買ってありました。